SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (「日本の国際競争力」最近のランキング 19-57) [日記・雑感]


ごく最近「日本の国際競争力」のランキングが発表されました。両極端なランキングですので、ここで考えて見たいと思います。


<その1>〝「日本の国際競争力30位」から見えてくる経営者の危機感〟 
菊池 貴之 日経ビジネス記者 2019年5月29日
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/052900397/?n_cid=nbponb_twbn

スイスのビジネススクールIMDは28日、2019年版の「世界競争力ランキング」を発表した。日本の総合順位は前の年から5つ下がり、30位だった。


<その2>〝日本は「第2位」“世界で最高の国”ランキング〟
Shuji Honjo クーリエ・ジャポン 2019 5/22(水) 19:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190522-00000001-courrier-int

“世界で最高の国”を決める国際ランキング「ベスト・カントリーズ」(2019年版)で、日本が総合第2位に選ばれ、注目を集めている。

このランキング調査は、米ペンシルバニア大学ウォートンスクール、米誌「U.S.ニューズ&ワールド・レポート」、および 世界最大の広告代理店WPPグループで93ヵ国に拠点を持つ「BAVコンサルティング」が、毎年共同で行っているものです。


「世界競争力ランキング IMD」2019年版
IMD.png


「ベスト・カントリーズ」(2019年版)
Best Counteries 2019.png



どっちがホント!?という疑問は尤もなんですが、どちらもホントと思います。見る視点が異なりますので、結論も異なります。

日本の国際競争力は30位と評価した〝世界経済フォーラム(WEF)〟は、ビジネスの効率性の低さや政府債務の多さなどを理由に挙げています。まあ金融関係のビジネスに重きを置いた評価ではないかと思います。

片や、アメリカ誌「U.S.ニューズ&ワールド・レポート」の公表、世界最大の広告代理店WPPグループで93ヵ国に拠点を持つ「BAVコンサルティング」が、毎年共同で行っている〝世界で最高の国〟ランキングでは、日本は「第2位」と評価されました。


筆者の海外情勢は15年前で終了していますので、現在の実態は全く判りません。日本は〝世界経済フォーラム(WEF)〟ランキングで1989年から4年連続で世界1位を記録したこともありましたが、2010年以降は25位前後で推移しております。

しかしながら、製造業も20世紀ほどの「力」は相対的に低下しているかも知れませんが、金融関係のビジネス環境を除けば、総ての分野で過去の蓄積が大きいと考えます。あえて筆者が分を弁えず〝日本の競争力〟をランキングしますと、理系ノーベル賞の価値とその技術的底辺の広さを評価しまして〝7-8位〟ぐらいではないかと思います。



nice!(7)  コメント(0) 

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。