備前・旭川の憂鬱 (9月になりました 19-87) [日記・雑感]
今年の〝夏〟は令和元年 台風10号のおかげ?で猛暑日も、昨年に較べると短期間に終息したように思います。8月22日に朝の気温が〝真夏日〟から解放されました。その後、22℃前後で推移しています。
しかしながら、ここ一週間は秋雨前線で〝雨・雨・雨〟でして gloomy な日が続きました。今朝は本当に久しぶりに〝お日さま〟が見えまして、よっしゃウォーキングに、と出かけました。
行先は〝岡山県総合グラウンド〟です。このグラウンドは、旧日本陸軍練兵場跡に整備され「岡山県営津島運動公園」として開園、広さ35haの敷地には陸上競技場、野球場や体育館などの各種運動施設が配置されています。
この中に〝旧日本陸軍練兵場〟の名残の洋風建造物が残っています。解説によりますと、
明治43年(1910)に旧陸軍将校の集会所(偕行社)として建てられた洋風建築。戦後に労働基準局の庁舎として使われ、閉鎖。平成2年(1990)に「岡山県総合グラウンドクラブ」として復活した。岡山県登録有形文化財(建築物)。一階にはキュティパイ倶楽部というカフェもあり、当時の社交場の空気を感じることができる。
とあります。ついでに、
軽食喫茶 『キューティパイ倶楽部』
営業時間:11時ー17時
定休日 毎週火曜日(ただし、休日にあたる場合は翌日)
お問い合せ TEL 086-255-3939
正面は東向きです。以下のphotoは北側からです。
そして西側からです。西側には大きな蓮池があります。モネではありませんが、丁度〝睡蓮〟が咲いていました。
さらに周回していますと【カラス注意】のポスターが木の幹に括りつけられていました。
最後は南側からの眺望です。
軍国主義・帝国主義はケシカランのですが、まあ歴史の一部として、明治の洋風建造物としての価値はありそうです。
2019-09-02 11:47
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コメント(2)
もう一ヶ月以上になりますか? 某NHKの「ファミリーヒストリー」を見ていたんですね。俳優仲代達矢のファミリーヒストリーだったんですが、その中で昭和20年8月15日の、当時小学六年生だった仲代さんの見た光景が語られた訳です。その中で「今まで『お国のために死ね』と言っていた大人どもが、8月15日を境に、たった一日で『ゆるキャラ』になってしまった。その大人どもに対する不信感が未だに拭えない」と強い口調で語っていたのを思い出しました。
私は仲代のこの言葉を聞いて、結局のところ軍国主義も帝国主義も為政者や軍人だけが悪いのではなくて、国民全体に多くの責任があったと思う様になりました。国を良くするのも悪くするのも、結局は国民なのだと思います。そういう意味では、すべて戦前の国家や軍隊の所為にして自分たちの反省なしに生きて来た国民の罪はとても重いと思いました。
この歴史的建物ひとつでそんな事を思った次第です。
by U3 (2019-09-06 17:19)
U3さん、いつも貴重なコメントありがとうございます。
仰るとおり〝結局のところ軍国主義も帝国主義も為政者や軍人だけが悪いのではなくて、国民全体に多くの責任があった〟に完全に共感です。
by ironbridge (2019-09-06 17:50)