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備前・旭川の憂鬱 (環境活動家・スウェーデン高校生Greta Thunbergグレタ・トゥーンベリーさん(16) 19-95) [日記・雑感]


筆者は彼女のUNでの講演を聞いて、先ず思ったことを09/24にtweetしました。

GT.png


グレタ・トゥーンベリさんのスピーチ全文はhuffingtonpost.jpの https://www.huffingtonpost.jp/entry/greta-thunberg-un-speech_jp_5d8959e6e4b0938b5932fcb6 を参照ください。

前々から気になっていたのですが、日本では「地球温暖化」と称されますが。英語では「climate change」でして、「global warming」もありますが、「気候変動」です。


グレタ・トゥーンベリーさんへのTwitter上で散見された、かなり厳しいご意見のごく一部をご紹介します。

〝英国労働党コービン党首の兄であるPiers Corbyn氏は、#スウェーデン の活動家グレタさんを "洗脳された無知な子供" と評した。「私は科学者だが彼女の言うことは間違い。彼女は、彼女を利用する大人に虐待されている」〟

グレタ・トゥーンベリーさんは、
・環境活動家
・自称アスペルガー症候群
・空気中のCO2を裸眼で見ることができる(母談)
・母国スウェーデンは電力消費量が日本の2倍
・プラスチックまみれの優雅な生活

と言ったかなり否定的な投稿でした。筆者も環境をもっと広く勉強しては如何!と主張しましたので、そのいくつかまとめてみます。


「Climate change is changing the flavor of French wine:気候変動がフランスワインの風味を変えています」https://www.nationalgeographic.com/science/2019/09/wine-harvest-dates-earlier-climate-change/?cmpid=org=ngp::mc=social::src=twitter::cmp=editorial::add=tw20191001science-wineclimaterecords::rid=&sf220482364=1

1540年の夏は、フランスのブルゴーニュのブドウ畑に覆われた丘で暑く燃えていました。当時の書面によると、「ほとんど耐えられないほど」暑かったです。

実際、その年はヨーロッパ中が暑かった。 アルプスでは、氷河が溶け、端が急な谷を越えて後退しました。 フランスからポーランドに火が燃えました。 そして、フランス中部のワインの国では、ブドウの木でブドウの実はレーズン状に枯れたため、それらから作られたワインはシロップ状で、アルコール度が高くありませんでした。

通常、ワインメーカーは9月末か10月初旬にブドウを収穫しました。 しかし、その年、彼らはいつもよりも数週間早くブドウの熟し過ぎを避けるために、走り回らなければなりませんでした。

現在、ブルゴーニュのボーヌの町からのほぼ700年にわたる収穫日の記録は、気候変動のおかげで、1540年のような早期の収穫日が現在、このコースに適していることを示しています。

科学者と歴史家は、1354年に遡るブドウの収穫の記録をまとめました。彼らは、気温が非常に暖まり、特に過去30年で、現在、歴史的な基準のほぼ2週間前にブドウが収穫されていることを発見しました。

「温度の上昇に対するブドウの反応をはっきりと見ることができます」とライプツィヒ大学の歴史家トーマス・ラブベは言います。

と続きます。


宮原ひろ子さん(東京大学宇宙線研究所)の「太陽活動と宇宙線、そして気候変動 Dec. 2009」PDF http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/1ry/Kagaku200912.pdf より抜粋します。

西暦1645年から実に70年間に渡って[黒点]がぱったりと姿を消してしまったのである.この70年にわたる[黒点] の消失は「マウンダー極小期」と呼ばれている。

太陽活動が弱くなるとそのバリア機能は低下し、地球に飛来する[宇宙線]が増える。

過去1万年間の太陽活動の変動を調べたところ、「マウンダー極小期」と同じように[炭素 14]が増加していた時期、つまり太陽活動が低下 し[黒点]が消えていた時代が過去に何度もあったことがわかった。

また、そういった[黒点]の消失が おおよそ100-300年に一度発生していることも明らかになった。

[黒点]が消えた「マウンダー極小期」では、太陽の基本周期ともいえる11年周期のリズムが崩れていたことになる。

10-12世紀頃は太陽活 動が非常に活発であった時期として知られているが、その頃は「中世の温暖期」と呼ばれる。

しかし、太陽活動と気候の 変動に見られる共通性が偶然によるものなのか必然なのかはよくわかっていない。


そして、少々センセーショナルな予測が〝地球は2030年代に 「小氷期」(ミニ氷河期:Little Ice Age)」に入る可能性がある〟というものです。

〝この予測は、英国のノーザンブリア大学が開発した、太陽の活動周期の新しい数学モデルが示したものだ。この計算によると、2030年代には太陽活動が60パーセント低下し、地球の温度が急激に低下するという。〟

〝小氷期とは14世紀ころから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことだ。火山噴火などの影響もあると考えられているが、最も厳しい寒さが続いた期間は、太陽の[黒点]の数が著しく減少した、1645-1715年の「マウンダー極小期」と一致している。〟

Sunspot_Numbers 600.png


グラフは、太陽[黒点]数の400年間の歴史を示しています。このグラフではごく最近の予測では、

〝2030年から2040年にかけての周期に入ると、太陽内部にある異なる層を伝わる2つの波の同期が完全にずれ、太陽活動が「大幅に低下」するという。〟


さらに、日本地質学会HP http://www.geosociety.jp/faq/content0268.html では以下のように述べています。

〝[黒点]数の変化に表れた太陽活動の強弱が100年後の気温の変化に反映していると考えられる。<図省略> これは将来の気温の変化傾向を示す可能性がある。地球の気温の機器観測データが揃っているのは最近100年ほどに過ぎないことも注意すべきである。〟


先日の報道では〝1901-2010年の約100年の間に19cm海面が上昇しました。このままでは、21世紀中に最大82cm上昇すると予測されています。〟と。1年に1㎝ですよ。人類はそれをただボーと看過するのでしょうか!?当然、土木的対策を採ります。


という訳でして、アル・ゴア元副大統領の唱えた「不都合な真実:An Inconvenient Truth」こそが、「不都合な真実」ではないかと思います。



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