SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (備中(びっちゅう)国分寺跡 19-98) [日記・雑感]


かつて古代吉備国の中心地であったと伝えられるのが、岡山市北西部および総社市・倉敷市にまたがる、旧山陽道沿いの吉備路エリアです。

歴史ファンを魅了する史跡が集積する地域です。今は「吉備路風土記の丘県立自然公園」として、一帯が整備されています。格好のサイクリング・ロードです。考古的・歴史的観光スポットは link を参照ください。
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/sizen/sizenkouen.etc/park/fudoki.html

この「吉備路」と呼ばれている地域には、先ほど世界遺産に認定された「百舌鳥・古市古墳群」に引けを取らない「古墳群」が存在します。大型の古墳は地上からのphotoで〝これがなになに古墳です〟と言っても、全体像が写せないのでこんもりとした丘が認識できるだけです。海外を含む観光客に対して、一工夫が不可欠です。

当地の巨大古墳は、造山(つくりやま)古墳 [全国4位]、作山(こちらも、つくりやま)古墳 [全国9位]、こうもり塚古墳(全長100mの巨大な横穴式石室をもつ前方後円墳で、奈良県の石舞台古墳の石室に匹敵する大きさです)等、多くの古墳群が存在します。豊臣秀吉の水攻めで名高い備中高松城跡も近傍にあります。


余りにも天気がいいので「備中(びっちゅう)国分寺跡」に出向きました。

aDSC.JPG


bDSC.JPG


cDSC.JPG


eDSC.JPG


fDSC.JPG


gDSC.JPG


ご覧の通り本当に〝静寂〟〝平和〟でして、最後のphotoでお判りのように〝実りの秋〟です。本年のノーベル化学賞を受賞された「吉野 彰」さんの座右の銘は〝実るほど頭を垂れる稲穂かな〟です。本当に良い言葉ですね。外国語でもnoblesse oblige があります。

それに引き換え現世は余りにも混沌としていています。国連の制裁決議を蔑ろにした北の短距離ミサイル容認、IS掃討に〝命〟を沢山かけた「クルド人」を見捨てたトランプ大統領。〝狡兎(こうと)死して良狗(りょうく)煮らる〟そのものです。

クルド人は拙blog https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2017-10-01 をご笑覧下さい。

吉備路の平和な静寂さとは裏腹に、暗澹たる気持ちになります。



nice!(9)  コメント(0) 

nice! 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。