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備前・旭川の憂鬱 (【チャイナの異質性】 19-102) [日記・雑感]


数日前〝岩谷 將〟北海道大学教授(オールドメディアは名前は報道されていません) が、手配のホテルでスパイ?容疑で拘束されていた事が判明しました。しかも昨年も招かれ講演をしていたそうです。

岩谷將教授は09/03北京にある中国政府系シンクタンクの中国社会科学院の招きで訪中し、9月上旬に同院が手配した北京市内のホテルで拘束されたことが09/23判ったそうです。

スパイ容疑どころか最初から拘束目的だったと考えられます。〝チャイナ共産党〟に都合の悪い研究者は、国境を越えてでも、裁判所の令状なく、容疑不明のまま「拘束」します。これは完全に独裁政権の「弾圧」でして、一般人に対してチャイナの国家権力はここまで来ています。



このような完全に人権が無視された事件に対し、普段から〝学問の自由〟や〝自主独立〟を謳う文系の先生方から、いつものような大きな批判の声が聞こえてこないのは何故でしょうか、不思議に思います。

このタイミングでチャイナ政府を批判しないなら、彼らは〝政治的〟に動いているだけで、本気で〝学問の自由〟を守る気はないと言われても反論できないでしょう。

日本では特定秘密保護法施行から約5年経ちます。特定秘密保護法に反対する学者の会の抗議声明にある「〝学問の自由〟など、基本的人権が著しく侵害される」事案は、現在まで一つも起きていません。

「学問研究の自由を守る」と言うなら、チャイナに拘束されている岩谷將教授の即時解放を、いつものように大声で要求すべきでしょう。これは日本のオールドメディアも全く同罪です。



日本人がチャイナでスパイという具体的な行為で拘束されるという【チャイナの異質性】にあらためて考えさされました。

2019/02/14に判ったこと、大手商社・伊藤忠商事の日本人の男性社員がおよそ1年間にわたって中国の国家安全当局に拘束されていました。日本の大手商社社員が長期間にわたって拘束されるのは異例です。伊藤忠商事の元(前かも)社長は、在チャイナ特命全権大使を務めた丹羽宇一郎さんですよ。

この男性社員はすでに起訴されていますが、男性社員がどのような行為で、どんな罪に問われたのか詳細はわかっていません。


日本国にも公にされている諜報機関もありますが、チャイナで拘束された日本人がこの組織の関係者か否かは判りません。それにしてもチャイナの行為は蛮族にも劣る卑劣な行為です。

2010年に制定されたチャイナの〝国防動員法〟では、海外滞在のチャイニーズは有事にはスパイどころか、戦闘員として戦う義務があるそうです。


その他、ググればいくらでも同様な日本人の拘束がヒットします。何人がチャイナに拘束されたか、計り知れません。



我が国への嫌がらせ、ほぼ常態化した尖閣諸島での領海侵入、明らかな軍事拡大・他国領土・領海収奪:一周遅れた帝国主義、共産党一党独裁強化、「一帯一路」とかで他国侵略・債務の罠、国際法・知的財産法を無視した商業活動、等々【チャイナの異質性】が目に余ります。

最も注視しなければならないことは、彼らは国際法とか国際的慣習を尊重しない事です。チャイナが独占してこれからの世界秩序を造るという傲慢な、まさに「中華思想」です。


にも関わらず安倍総理は来春、習近平を〝国賓〟で招くとか、さすがにアングリです。



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