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備前・旭川の憂鬱 ( 師走のつばき 18-126) [日記・雑感]


今年は天変地異に明け、天変地異に終わった年でした。おかげで株価までおかしくなりました(これはさすがに、こじ付けです)。平成最後の年も大荒れです。

でも少し視線を変えると、こんなにも清々しい〝師走のつばき〟が目に入ります。

「白つばき」です。赤色の普通のつばきよりも少し花が小さいかもしれません。


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そして淡い桃色のつばき〝曙:あけぼの〟です。今年の夏の暑さのせいかどうかは判りませんが、〝豊作〟です。


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今年も未だ数日ありますので、何が起きるか予断を許しません。年始には、今年こそは...と毎年思っていますが、思うようには行きません。

この一年、筆者のような老人にお付き合い頂いた方々に、深く感謝を申し上げます。来年こそは本当に良い年になりますように...



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備前・旭川の憂鬱 ( 来年の沖縄県民投票の否決? 18-125) [日記・雑感]


沖縄県知事、玉城デニーさんは、2019(平成31)年2月24日(日)に県民投票を実施します、と宣言されたと記憶しています。

ところが最近の沖縄タイムス+プラスweb版2018年12月22日 によりますと、

〝沖縄市、糸満市、石垣市、宜野湾(ぎのわん)市、等、県民投票否決が8市町に拡大、不参加の可能性も〟

と報じています。その内容は、

〝沖縄市議会(小浜守勝議長)は21日の12月定例会最終本会議で、桑江朝千夫市長が再議に付した名護市辺野古の新基地建設を巡る県民投票に必要な補正予算案を賛成少数(12対17)で否決した。糸満市議会(大田守議長)も同予算案を賛成少数(9対10)で否決した。〟

とあります。これは一体全体どうなっているのでしょうか。SNSで言われているように、反基地運動は本土からの活動家が中心で、沖縄県民からは遊離しているのでしょうか。一方、琉球新報web版2018年12月21日によりますと

〝政府、沖縄県を通さない交付金を新設 直接市町村に配分 県の自主性を弱める懸念
【東京】政府が2019年度の沖縄関係予算案に、沖縄振興一括交付金の補完を名目にした「沖縄振興特定事業推進費」を盛り込むことが20日、分かった。事業費は30億円。関係者によると、県が市町村への配分額を決める一括交付金と異なり〝県を通さない新たな交付金〟として、国が市町村へ直接費用を充てられるという。市町村事業への予算配分で国の直接関与を強め、沖縄県の自主性を弱める懸念も含み、今後議論になりそうだ。〟

とあります。確かに、琉球新報が主張しているように、今後議論になるでしょうね。それも激しく...

ではどの程度の「お金」かと言いますと、再度琉球新報より、

〝政府は2019年度沖縄関係予算案を3,010億円とする方針を固めている。総額では2018年度当初予算と同額となるが、このうち一括交付金は前年度比95億円減の1,093億円と縮減され、2012年度の制度創設以降、最も低い額となる。〟

そうです。そう言われてもこの減額された「お金」はどの程度のモノか、比較するものが欲しいし必要ですね。ここに2018(平成30)年1月、東京都が発行した「都民の税金が奪われる」というbrochure 案内書から数値を抜きます。すると次のような〝住民一人当たりの地方税収〟が浮かび上がってきます。


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このグラフの意味するところは、東京都は自前で一人当たりの地方税収が187k円あるが、沖縄は自前の一人当たりの地方税収は75k円に過ぎない。しかし、沖縄は「沖縄振興一括交付金」で一人当たりの地方税収は219k円にもなっている、という事です。

これを裏付ける建物が、沖縄県庁や那覇市庁舎です。それはそれはゴージャスに見えます。


<沖縄県庁>
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<那覇市庁>
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確かに「沖縄振興一括交付金」は「アメリカ軍基地」の迷惑料・協力金という意味が大きいと思います。沖縄県知事は基地の反対運動だけにうつつを抜かすのではなく、沖縄県民の生活の向上に全力を傾けるべきと思います。




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備前・旭川の憂鬱 ( 「カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)」 18-124) [日記・雑感]


Wikipedia によりますと〝両親はレバノン人で、ブラジルで誕生。幼少期をブラジルで過ごした。中等教育は父の母国であるレバノンのベイルートで受けた。フランスの工学系グランゼコールの一つであるパリ国立高等鉱業学校を卒業した。〟とあります。

国籍はブラジル、フランス、レバノンの多重国籍でして、人種的にはレバノン人です。ですから拘留中にこれらの国の大使や大使館員が、拘置所へ面会へ行く訳ですね。


昔々、現役時代、酒飲み話しとしてよく言われた小噺を思い出しました。

この地球で〝したたかな人種は?〟に対して、

先ず誰でも思い付くのが、「華僑」です。

この「華僑」を上回るのが「印僑」です。

この「印僑」を上回るのが「ユダヤ人」です。

この「ユダヤ人」を上回るのが「レバ・シリ」です。「レバ・シリ」とは、レバノン人・シリア人です。


シリア人もすごいですね。アサド大統領を見れば納得するでしょう。7年間も自国が内戦状態でもビクともしません。さすがシリア人です。

という訳でして、レバノン人である〝カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)〟さんもすごい人ですよね。


さて、我ら日本人は!? これらの人種・人達の周りで、メイメイ羊さんでのんびり草を食んでいる、ように思います。



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備前・旭川の憂鬱 ( 「難民支援の国際協力の枠組み」国連で採択 18-123) [日記・雑感]


「難民支援の国際協力の枠組み」が 2018/12/18、国連で採択されました。何となく、素晴らしい採択、がされたように思います。しかしトランプ大統領ではありまでんが、筆者は全く違うと思います。


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反対は、アメリカとポーランドでした。


先ず言葉の定義から。
移民 emigrant(外国への) immigrant(外国からの)
難民 refugee
亡命 asylum(政治犯の) self-exile(自らの意志による)

理屈を言えば、こんなにもたくさん分類されます。exile エグザイルなんてどこぞの国のボーカル・グループもありますが...


この採択の趣旨は、以下のようでして、支援の範囲が〝難民〟です。

〝紛争などから国外に逃れた難民を支援する初めての国際協力の枠組みを国連が採択し、難民を大量に受け入れている国の負担を減らすために各国が資金の面で積極的に支えること〟

国連の統計によりますと、紛争や迫害から国外に逃れた難民は、シリアやアフガニスタン、それにミャンマーなど、昨年末時点で合わせて25.4m*人に上り、避難した直後の人道援助から避難先での定住まで、切れ目なく支えられるかが大きな課題となっています。(* m人は百万人)

さらに〝多くのシリア難民を受け入れているヨルダンや、ミャンマーの少数派ロヒンギャの人たちを受け入れているバングラデシュなどを念頭に、受け入れ国の負担を軽減するために国際社会が資金や人材育成などの分野で積極的に支えていくことや、第3国を含めた難民の定住に道筋をつけるための3ヵ年計画の策定、また、来年中に初の難民支援国会合を開き、以後4年おきに開催すること〟などを定めているようです。


筆者は何故この採択に、疑問を投げかけているかと言いますと、本来難民を発生させた国・地域に一義的な責任があるのでして、その国・地域の「為政者」になんら罰則なり改善命令がない、からです。

さらに言えば、難民は母国で母国の繁栄のために働き尽力して下さい、という倫理観といいますか心意気といいますか、そういったものがありません。これが出来ないのであれば、それこそ国連にお願いして、どこかの国に「信託統治」してもらうしかないと思います。

勿論〝国家の主権〟の制限となり、また法的拘束力が無く、そんなに簡単に出来るとは思いません。それでも経済危機の場合はIMFの指導で国の経済を再建する、なんてことは韓国やアルゼンチン等々で経験しています。これの政治版です。

人道主義・人権の尊重、経済的支援だけでは絶対に解決しない事は、皆さんはよく理解していると思います。


直近のTwitterで、北欧の理想と現実@yasemete さんは、現地のデンマークの新聞を引用して、以下の投稿をされています。日本のオールドメディアは例によって全く報道しません。

デンマークは、1,000人近いソマリア人の居住許可を取り消し、本国送還する。うち516人が難民で412人がその呼寄せ家族。17年初めから移民庁が居住許可の見直しをしていた。移民大臣は「故国に帰って国の再建に尽力して下さい」と。

この記事は、これから送還するんじゃなくて、「17年初頭から今年10月までの間に1000人近く本国送還した」という実績に関するニュースのようですね。



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備前・旭川の憂鬱 ( 師走の風情 18-122) [日記・雑感]


土曜日の朝の旅番組〝朝だ!生です旅サラダ|〟の司会者、神田 正輝さんの決め台詞〝今年もあと三百六十日になりました〟ではありませんが、兎に角「師走」も真ん中になりました。

当地・岡山市も今朝12月16日は、最低気温〝-0.3℃〟となりました。


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昨日は買い物に付き合いましたが、地下街のクリスマス商戦の飾りも絶好調です。人を避けての撮影は結構メンドクサイです。


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この飾りは人が人を撮影する事を目的としています。反対側に人が立ち、撮影するようになっています。丁度、反対側にお二方が撮影中でした。

通路に置かれた何気ないクリスマスの飾りです。


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そして最後に1週間ほど前に、イオンモール岡山で撮影したクリスマスの飾りです。これは吹き抜けの飾りです。


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今年の岡山は散々でした。大水害の後遺症はまだまだ続いています。完全な生活再建にはもうしばらく必要でしょう。来年も予断を許さない世の中が続きます。



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備前・旭川の憂鬱 ( 何回目かの〝報道の自由〟 18-121) [日記・雑感]


国際ジャーナリスト組織〝国境なき記者団〟(RSF本部パリ)は、日本の〝報道の自由度〟を前年2017年の72位から67位に順位を上げたものの〝慣習や経済的利害による束縛〟〝フリーや外国人記者の活動制限〟などの問題点が重ねて指摘された、と発表したそうです。

大体、〝国境なき記者団〟をはじめ〝国連人権理事会〟〝Human Rights Watch〟や〝Amnesty International〟 等は自国民や大方の人達が相手にしないので、自分達の思いを発散する場として利用しています。その筋の方々が国連とか国際組織の名を借りたり、それこそ偏向したり、あるいは局所的なデーターを根拠に、実質fake情報で世の中を煽っています。


この〝報道の自由度ランキング〟は、まさにその典型でして、生活実感からも具体的な例からも受け入れられません。むしろ日本国は報道の自由が溢れかえっています。その状態を京都大学の佐藤卓己さんが冷静な分析をされています。Linkを貼付します。https://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2018-06-06


〝The Economist〟が2018/08/23 に〝The global slump in press freedom〟という解説をweb版に掲載しています。シンクタンクの〝Freedom House〟(アメリカに本部を置く国際NGO団体。1941年にナチ・ドイツに対抗して自由と民主主義を監視する機関として設立)がまとめた調査結果を基に、世界を地域に分割し、その地域の国ごとの〝報道の自由〟を調査・分析しています。原文のlinkを貼付します。
https://www.economist.com/graphic-detail/2018/07/23/the-global-slump-in-press-freedom?fsrc=scn/tw/te/bl/ed/theglobalslumpinpressfreedomopenfuture


世界の〝報道の自由〟の現状です。スコア0 - 30 point 青色:最良、30-60 point 薄茶色:部分的に良好、60-100 point 茶色:最悪、と表示されています。


<世界の状況>
2018 Economist freedom of the press_565.jpg


ここから地域別の〝報道の自由〟です。この図の味方ですが、横軸に1994年から2017年の24年間の時間軸です。縦軸は先ほどの〝報道の自由〟のスコアです。0-30 pointが良好を示しています。

<日本を含むアジア> 台湾と日本の2ヶ国のみ〝報道の自由〟があります。〝チャイナ、シンガポールは厳しく管理されたメディアとおそらく世界で最も洗練された検閲制度を持っており〝報道の自由〟なしで繁栄が達成できることが証明されていると考えている〟と嫌味な注釈を付けています。

Economist freedom Asia with JPN.jpg


<東ヨーロッパ> バルト三国を含む6ヶ国に〝報道の自由〟があります。

Economist freedom East Europe.jpg


<ラテンアメリカ・カリビアン> 意外に多くて14ヶ国〝報道の自由〟があります。中小国が多いので、そうかなと思います。

Economist freedon Latin America & Caribian.jpg


<中東・北アフリカ> イスラエルだけが、〝報道の自由〟に似たものに近いものを持っているとするも、〝報道の自由〟は無しに分類されています。

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<西ヨーロッパ・アメリカ・オセアニア> 〝フィンランドのような北欧諸国の〝報道の自由〟のスコアさえも落ちた〟と注釈しています。

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以上まとめますと、2017年現在、青色の国〝報道の自由〟のある国は「44ヶ国」あります。ですから日本はこのグループのビリでも「44位」です。カリブ海の諸国、東ヨーロッパ諸国やニュージーランド、ドイツ、フランスは日本より下のように見えますので、京都大学の佐藤卓己さんのご指摘通り日本の〝報道の自由〟は「20位」ぐらいかな“!?と思います。

以前にも投稿しましたが、先進国ほどオールドメディアを信頼していません。日本は例外的にオールドメディアを信頼する国です。ですからオールドメディアを信頼しない国ほど〝報道の自由〟がある事になります。やりたい放題やっているオールドメディアは、トランプ大統領的に言えば〝fake news〟の垂れ流しとなります。



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備前・旭川の憂鬱 ( 「本庶佑先生のノーベル生理学・医学賞」 18-120) [日記・雑感]


心から〝受賞、おめでとうございます〟と申し上げたいと思います。

「本庶佑先生」の受賞の知らせの直後と思いますが、i PSの山中伸弥先生のご発言が傑作です。〝僕の受賞に本庶先生はわざわざ僕の研究室まで貴重なワインを届けて下さいました。今、本庶先生へどんなワインをお届けしようかと悩んでいます〟と。こんな悩みはいくらしてもし尽くせない嬉しい悩みです。さらに〝本庶先生のノーベル賞は、僕の受賞の3倍の価値がある〟とも。

数年前の「大隅良典先生」の受賞、オートファジーも単独受賞でとっても素晴らしい受賞であったと思います。もちろん筆者にはその本質は判りません。

地方紙に本庶佑先生の受賞講演の記事がありました。先生曰く〝一度かかった病気にはかかりにくくなる獲得免疫の研究を深めた〟と。ご本人が仰ったのではありませんが、例のオプジーポは、この深遠な研究の極一部の成果に過ぎないのだそうです。


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文系ノーベル賞や平和賞には辟易させられますが、理系のノーベル賞はスッキリしていて素直に喜べます。

以前より理系ノーベル賞受賞者が発言されています。〝日本国の研究開発費が少ない〟と。研究者の安定した処遇が出来ない、長期的な研究環境を整えて下さい、と常時発言されています。小泉純一郎政権時代の「効率」だけで判断してはいけません。勿論〝無駄使い〟はダメですが...

研究開発は裾野を広げる事が大切です。本庶佑先生が仰っていましたが、「Nature」 や 「Science」といったトップクラスに掲載された論文でも10年経てば90%は淘汰されている、そうです。この事実は研究開発は裾野を広げるしかありません。

【研究環境を整備する事】、これこそ日本国の生きる道でして「政治決断」です。安倍総理にしっかりとお願いしたいと思います。



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備前・旭川の憂鬱 ( びっくりする企画展「笠岡市立竹喬美術館」 18-119) [日記・雑感]


「笠岡市立竹喬美術館」は岡山県と広島県の県境の街、岡山県笠岡市にあります。と言われてもねぇ!?とお思いでしょう。それでは、お笑い芸人〝千鳥(ちどり)〟の出身地で如何でしょうか(笑)。

この美術館は、笠岡市の出身である日本画家「小野竹喬(ちっきょう)」を記念して、昭和57(1982)年10月に開館しました。立派な美術館です。小野竹喬は1976年(昭和51年)には文化勲章を受章されています。Linkを貼っておきます。https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/


さて前置きはこのくらいにしまして、「笠岡市立竹喬美術館」企画展〝吉野石膏・日本画コレクション「幽玄なる世界」〟を見てきました。びっくりするような企画展です。興味のある方は是非ご鑑賞下さい。東京でもなかなかこれだけ揃える事はないと思います。

その日本画の所蔵は、10月中旬のBS4の〝ぶらぶら美術・博物館〟で放映していました「山形美術館」です。その中の〝吉野石膏・日本画コレクション〟です。

横山大観、菱田春草、速水御舟、上村松園、鏑木清方、伊東深水、小倉亀遊、前田青邨、小林古径、東山魁夷、加山又造、杉山寧、平山郁夫、等々、ビッグ・ネームだらけです。何れも複数枚、展示されています。


企画展のチラシです。

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チラシの裏側と入場券に印刷されている画をコピペします。


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あまりにもビッグ・ネームだらけですので、目録も貼付させて頂きます。


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備前・旭川の憂鬱 ( シネコンではない「映画館」 18-118) [日記・雑感]


昭和の時代の真ん中ぐらいまでは〝映画〟全盛期でした。ロードショウの〝封切館〟だけでなく〝三番館〟もありました。邦画も洋画もサウンド・トラックのテーマ曲がヒットしました。

当地・岡山にも映画館街がありまして、洋画、邦画、成人映画、日活、東宝、松竹と言った系列館がありました。期末試験が終わったその日、朋友たちと洋画を見に行きました。

今でも覚えているのですが、その帰りです。いわゆるヤクザ映画を見終わったオニイサンが〝ガニ股〟で、ポッケに手を突っ込み、肩をいからせて歩いています。映画の主人公になり切っている姿に感心したものです。


最近は「シネコン」です。筆者はシネコンはいい仕組みだと思っています。そのシネコンに対抗している訳ではないのでしょうが、街の真ん中ではあるのですが、その真ん中の周辺に〝ミニ・シアター〟があります。当地・岡山市で見かけたのが「Cinema Clair:シネマ・クレール」というハイカラな名前の映画館です。


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シネマ・クレールHPより12月のプログラムを紹介します。少々見難いかと思いますので、linkを貼っておきます。興味のある方はご覧ください。 http://www.cinemaclair.co.jp/


シネマ・クレール プログラム for upload.jpg



この映画館の壁面に、奇妙な英語が短冊状の囲みに〝斜め〟に書かれています。


 BLOCKS OF
 COMPRESSED GRAPHITE
 SET IN SUCH A MANNER

 AS TO INTERFERE
 WITH THE FLOW
 OF NEUTRONS
 FROM PLACE
 TO PLACE


これを読みやすくtextに変換しますと〝Blocks of compressed graphite set ㏌ such a manner as to interfere with the flow of neutrons from place to place.〟となります。

直訳しますと〝圧縮された黒鉛のブロックは、あちこちへの中性子の流れを妨げるように設定される〟となります。

これは原子炉、それもチェルノブイリ型原子炉のお話しですね。何故に映画館の壁面に描かれているのか判りません。「政治的メッセージ」あるいは「壁面アート」だとすれば、それでいいのかも知れませんが...



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備前・旭川の憂鬱 ( 紅葉の愛で方 18-117) [日記・雑感]

秋の〝こうよう〟には〝紅葉〟と〝黄葉〟があります。いずれも素晴らしい着色を見せてくれます。京都は〝紅葉〟が多いようにも思います。野性的な〝紅葉〟は滋賀県の「湖東三山」と「永源禅寺」にも注目です。

〝紅葉〟は大昔から歌集にも、詩集にもワンサと詠まれていまして、筆者のような無粋な者がとやかく言えたものではありません。

でも日本人の美意識には、過ぎ去りものへの郷愁のような感覚がありまして、例えば尼寺「祇王寺」では、春の桜、秋の紅葉、何れも散った桜や落葉した紅葉を鑑賞するようです。とてっも風情があります。



例えばヤブランの横に散った紅葉です。


ヤブランと紅葉.JPG


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色彩的にはそれほど綺麗ではありませんが、こんな風情から今年の〝紅葉〟も終ったのだな、と感じます。




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