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備前・旭川の憂鬱 (一部の著名人のご発言に思う、その二 19-86) [日記・雑感]


前のuploadに続き、摩訶不思議な言説がnet空間に飛び交います。それは、

僕も強く思ってる事できっと清志郎も言いたかった事。何でこんなに日本は言いたい事が言えない国になっちゃったのか。何が怖くて皆んな言えないのか。個人もミュージシャンもメディアも政治家もそう、見てみぬフリをせず間違ってる事は間違ってると言い続けることが大切なんだと思う


音楽家(正式な肩書は?) の坂本龍一氏のTwitterか何かのようです。、彼の音楽家とかプロデューサーとしての才能には、賞賛すべきところが多々あると思います。原発事故以降、政治的なご発言の多い坂本龍一氏であります。

しかしながら、政治的ご発言には戦後サヨクの思想が色濃く反映されています。高校時代には学生運動に関わり、憲法9条の改正に強く反対しており、選択的夫婦別姓制度導入にも賛同されています。このような背景をお持ちの方のご発言と思えば、内容は納得できます


それにしても、どんなに親しい相手であっても、死んだ人に自分の言いたいことを語らせるようなことをするのは醜悪な事だ、と筆者は思います。今生きている自分の責任で自分の言葉で語れ、と言いたいです。死人を都合よく腹話術で使うのはよろしくありません。


日本は言いたい事が言えない国になっちゃったのか、と疑問を発しておられます。本当にそうでしょうか!?

〝言論の自由〟とうい大切な人類が勝ち得た権利に対して、リベラルで左翼系の方々は常に以下のようにご発言されています。

❖ 意見が言いにくい時代になった! → どこら辺が?
❖ SNSで批判されたり炎上したりする。 → 批判も意見なので、彼らにも表現の自由はあるよね。
❖ 批判が多いと萎縮する! → 反対側の立場の人も同じこと考えてると思うよ。批判も意見だし。


リベラルや左翼系の方々の一方的な思い込みではないかと思います。自分と異なる意見を言われる、あるいは都合が悪くなると〝言論の自由〟がなくなったと考えるようです。

最近の日本で〝言論の自由〟に反して逮捕された方がいますかね!?最近の香港やロシア・チャイナのように逮捕された方がいればお教え頂きたい。


彼らは例として、アベガー選挙遊説の時、大声で野次った方々を警官が制止し退去させた事例を取り上げます。〝言論の自由〟を奪ったと主張されています。

これはアベガー側から厳密に見れば選挙妨害、公職選挙法違反に見えます。


坂本龍一氏の発言で〝見てみぬフリをせず間違ってる事は間違ってると言い続けることが大切なんだと思う〟の部分は共感できます。最近の韓国に対しては、まさに何10年間も見てみぬフリをして来た結果です。


日本国の今ほど意見を自由に言える国・時代は無いと思います。〝自由過ぎて〟自由を忘れてしまったのでは、とさえ思います。名誉毀損とか誹謗中傷もデマも言いたい放題です。

先日も煽り運転でデマを流された女性社長がいらっしゃいました。全く理不尽でお気の毒です。

逆に制約が必要なSNSとかブログを野放しにする事業者は酷過ぎます。〝言論の自由〟の履き違えです。デマ拡散とか名誉毀損が発生したら、放置した事業者も当然責任を負うべきです。

〝自由〟や〝権利〟は〝規律〟と両輪です。行き過ぎた〝自由〟や〝権利〟は世の中を出鱈目、無秩序にしてしまいます。



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備前・旭川の憂鬱 (「笠岡市立竹喬美術館」再訪 19-85) [日記・雑感]


昨年末「笠岡市立竹喬美術館」で日本画の大家多数を展示した企画展がありました。

この美術館は、笠岡市の出身である日本画家「小野竹喬(ちっきょう)」を記念して、昭和57(1982)年10月に開館しました。立派な美術館です。小野竹喬は1976年(昭和51年)には文化勲章を受章されています。Linkを貼っておきます。https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/


今回は〝小野竹喬〟単独で全館を飾っています。

「第一章 模索の時代」7月6日ー9月11日と「第二章 至純の時代」9月7日ー11月24日に分割されています。展示が全数入れ替わる訳ではありません。

最近の傾向として前期/後期と分離して展示されることが多いです、。国宝級の展示は年間何日までと決められていますので、企画展が長期にわたる場合は仕方ありません。

しかし、見たい絵が特定されている場合は注意が必要です。もっとも、この作戦は美術館側の集客効果を狙ったものでしょうか!?


入場券 - コピー.jpg
<奥の細道 句抄絵 まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉の花>1976年

以下、リーフレットよりコピペします。


「第一章 模索の時代」展示の<奥の細道 句抄絵 あかあかと日は難面もあきの風(習作)>1976年

奥の細道 あきの風1976 - コピー.jpg


「第二章 至純の時代」展示予定の<奥の細道 句抄絵 暑き日を海にいれたり最上川(習作)>1976年
この絵は見ていませんが第一部と対比します。

奥の細道 最上川1976 - コピー.jpg


港 1911 - コピー.jpg
<港>1911年 横浜美術館蔵


奥入瀬1951.jpg
<奥入瀬の渓流>1951年 東京現代美術館蔵


黎明1960_夕茜1968.jpg
<黎明>1960年 福田美術館          <夕茜>1968年 岡山県立美術館蔵


鴨川夜景1973 _奥の細道柳1976.jpg
<鴨川夜景>1973年 京都文化博物館管理    <奥の細道 句抄絵 
                         田一枚植ゑて立ち去る柳かな>1976年
                         京都国立近代美術館蔵

奥の細道萩76_彩雪78.jpg
<奥の細道 句抄絵                <彩雪>1978年
浪の間や小貝にまじる萩の塵>1976年        ワコースポーツ・文化振興財団蔵>   
京都国立近代美術館蔵


郷土風景1917 - コピー.jpg
<郷土風景>1976年 京都国立近代美術館蔵

解説によりますと、この絵の中央真上の〝山〟はセザンヌの得意とした〝サント・ヴィクトワール山〟に触発されたとあります。


清輝(試作)1993 - コピー.jpg
<清輝(試作)>1993年 



展覧会の中に京都の画家仲間の集合写真がありました。竹内栖鳳が親分でして、小野竹喬、法隆寺金堂壁画の模写に従事した入江波光、

そして全くイメージが壊れた菊池芳文、彼は<小雨ふる吉野>という素晴らしい絵、芸大卒業作品があります。北の丸の東京国立近代美術館蔵になっています。画風から速水御舟を想定していました。この齢になってもまだまだ修行が足らん!と思う事しきりです。



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備前・旭川の憂鬱 (一部の著名人のご発言に思う 19-84) [日記・雑感]


前回のuploadでもご紹介しましたが、再度考えて見ます。

東ちづる Chizuru.Azuma@ChizuruA1 8月15日
終戦からまだ74年。
戦争を放棄し、敵を作らず、武器を作らず・使わず・持ち込まず、核廃絶を呼びかけ、核保有国と非核保有国の橋渡しをし、核兵器禁止条約に批准し、戦争で戦わず戦争と戦えば、強い国になると思う。被災者や貧困者、障害者、難病患者・・・人権を大事にすれば、平和な国になると思う

このご発言は、日本国の知識人や野党内の根底に流れる水脈の源流にある〝平和憲法は「絶対の善」であり「社会主義」は理想的な社会システム、日本は「非武装中立」から「社会主義」に移行させるべきである〟という思想・信条です。


こんな単純なことで戦争が起こらないなら、大袈裟に言えば有史以来、日本は戦争することもなかったし、現在も延々と世界各地で継続される戦争も無かったと思います。

何も判っていないのに美辞麗句のみを並べてお花畑を増やすのを止めて欲しいと思います。このご発言には〝平和な国になると思う根拠〟が示されていません。彼女の〝善意のご発言〟は日本を戦わずして内から破壊しようとする工作員と同じように思います。

今朝、2019/08/24の早朝、北は2019/05/04以降、短期間に7回のミサイル発射を実施しました。周りに軍事大国や核兵器開発中でミサイルをバンバン飛ばし、日本国の沈没を願う国が複数いるというのに、目をつぶってお花畑で遊び続けましょうとは、無責任を超えてると思います。


このような戦後リベラルの方々のご発言は [ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム:War Guilt Information Program、略称:WGIP] を忠実に反映しているように思います。

「WGIP」とは、文芸評論家の江藤淳がその存在を主張しました。江藤 淳(著) 「占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間」 文春文庫 で読むことができます。

内容の概要を「BOOK」データベースより転記します。

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これは「真相」か、それとも「洗脳」か!?敗戦直後、GHQは占領政策の一環として「太平洋戦争の真相」を日本国民に知らせるためのラジオ番組を作った。それは「真相はかうだ(筆者注:原文通り)」「真相箱」「質問箱」と名称を変えながら、3年に渡りお茶の間に日本の犯罪を告発し続けた。

ラジオ番組「真相はかうだ」は、昭和20年、1945/12/09より1948年まで、10回に渡りNHKラジオ第1放送および第2放送で同時放送された宣伝番組です。

脚本はその中心をアメリカ人が占めたGHQの民間情報教育局 (CIE) ラジオ課が担当し、「満州事変」1931年から終戦に至るまで軍国主義者の犯罪や国民を裏切った人々を白日の下に、偽りない事実を、などという論評で、叙情的な音楽や音響効果音を駆使しながら、ドキュメンタリー形式を装ったドラマ仕立てにされた番組であったそうです。

真実の中に虚偽を巧妙に散りばめ〝帝国主義の悪が民主主義の正義に屈した〟との観念を植え付けるGHQの思惑は成功し、いつしか日本人の歴史観や戦争観を規定した。「真相箱」の原作本を復刻、戦後日本の混迷を招いた。
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日本国の政治家は政策決定において、このような妄想的「民意」に従ってはいけません。政治家は、有権者ではありますが一部の著名人のご発言の〝御用聞き〟をしてはいけません。



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備前・旭川の憂鬱 (日本人の57%が自衛隊の中東派遣に反対だそうだ 19-83) [日記・雑感]


Twitterで〝rin@taya0102〟さんの投稿数本を見ました。以前より議論されていた〝シーレーン防衛〟の生の声です。

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rin@taya0102  午後9:52 · 2019年8月18日·Twitter for iPhone
日本人の57%が自衛隊の中東派遣に反対だそうだ
でも皆んな石油が無いと困ると言う
そりゃそうだ、火力発電に頼りすぎだもんね
でも原発は嫌?じゃあどうするの?
計画停電しますか?
私の乗っている船は日本船籍です(船の中は日本)
にも関わらず自衛隊の護衛もしてもらえない
現場を知って欲しい

一部何も発電は原油だけではない、という意見もありますが
LNGもその多くは中東に依存しています
中東という選択肢を外せばオーストリア、アメリカ、ロシアなどがありますが
既にLNGガスはジャパンプライムという価格です
中東からのエネルギーが途絶える事は凡ゆる物の値段の高騰を意味します
日本人の多くにリアリティが欠落しています

日本から何千キロも離れた場所で
いつミサイルやらRPG-7やらが飛んでくるのかも分からない海域を丸腰で航行しています
仮に攻撃を受けてもどこが救助してくれるのかすら分かりません
その恐怖を理解して欲しいのです
軍隊的組織には相応の警備が必要です

最後に、国家石油備蓄基地の存在を書かれる方がいますが
全長333mのVLCC:Very Large Crude Oil Carrier(筆者注:原油の輸送を主な目的とする大型タンカー)で運べる原油は日本の消費量の半日分しかありません
中東からの原油輸入が無くなった瞬間石油製品の価格は爆発的に高騰するのは目に見えています
ガソリンが1L ¥300になってもいい、なら整合性がありますが
嫌なら船員やめろ、って意見もありますよね

ただ大前提として、仮に今後日本の船会社のタンカーが大きな被害に遭った場合
そもそも論として会社が中東に船を送り続けるのかは大きな疑問です
船員が行きます!って言ってもそれだけの人名と船体と貨物をリスクに晒してまで動かすと思いますか?

多くの方にRT及びご覧頂きありがとうございます
今この瞬間も、オイルロードを多くの日本のタンカーが走っています
自衛隊が来てくれるだけで安心感は桁違いです
ソマリア海賊の際の派遣も非常に頼りになりました
今こそ、この問題に対して国民の皆様の真剣なご意見が必要です
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rin@taya0102さんの profile は以下の通りです。
/船の上から/外航船 航海士/2nd/ VLCC→LNG→客船→陸上→Bulk carrier→PCC(now!)



この切実な声を蔑ろにする困った投稿を見てしまいました。見なければよかった、と後悔しています。

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東ちづる Chizuru.Azuma@ChizuruA1
終戦からまだ74年。
戦争を放棄し、敵を作らず、武器を作らず・使わず・持ち込まず、核廃絶を呼びかけ、核保有国と非核保有国の橋渡しをし、核兵器禁止条約に批准し、戦争で戦わず戦争と戦えば、強い国になると思う。被災者や貧困者、障害者、難病患者・・・人権を大事にすれば、平和な国になると思う
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未だに「非武装中立」という在りもしない、できもしない空想を抱いている方がいらっしゃる事にガッカリします。

東ちづるさんこそ、このVLCCに最もお世話になっているのではないでしょうか。少しは足元を直視し、想像力を働かせて頂きたいと思います。



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備前・旭川の憂鬱 (「知の下方修正」が起きている〟 19-82) [日記・雑感]


ネットサーフィンしていた訳ではないのですが〝教養ブームによって「知の下方修正」が起きている!?気鋭の批評家・大澤聡が語る「教養の危機」〟がヒットしました。チョット気になりましたので中身を見てみました。原本は以下の通りです。

教養ブームによって“知の下方修正”が起きている!?気鋭の批評家・大澤聡が語る「教養の危機」
2018年08月14日 知る・学ぶ ほんのひきだし編集部
https://hon-hikidashi.jp/know_learn/59074/


歴史や宗教、哲学などをわかりやすく解説した書籍や雑誌、テレビ番組。“教養ブーム”が続く一方、『批評メディア論』などで知られる批評家の大澤聡さんは、〈知の下方修正〉が起きていると警鐘を鳴らしています。


――昨今「教養ブーム」ともいわれるなか、大澤さんは本書『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書)で教養主義の消滅に警鐘を鳴らしています。タイトルの「リハビリテーション」にはどういった意味が込められているのでしょうか。

に対して、

英語、会計、ITが「ビジネスの三種の神器」として教養視された時期がありますよね。けれど、あの手のスキルは環境の変化とともにたやすく廃れ、総入れ替えさせられてしまうもの。

ですから、「これからの時代はこのスキルが来る!」式にアップデートしてみせても、時限的にしか機能しない。むしろ、「教養とは何か」という土台となる認識を立て直すところから始めるほかないのではないか。そんな思いから、「リハビリテーション」という言葉を選んだわけです。

世界をガラガラポンで変えようとするパワフルな言葉が巷には溢れています。だけど、僕は過去の蓄積を切り捨てるのではなく、しっかり再点検しつつ、そこを再利用するかたちで教養主義を再生させたい。

現代の状況をよく表していると思います。〝過去の蓄積を切り捨てるのではなく、しっかり再点検しつつ、そこを再利用する〟はよくよく考えて見る必要があります。

現代の状況をよく表していると思います。〝過去の蓄積を切り捨てるのではなく、しっかり再点検しつつ、そこを再利用する〟はよくよく考えて見る必要があります。

メディアお得意の〝一言で!〟とか、小泉純一郎元総理の〝ナントかをぶっ壊す〟式の言語体系は世の中を混乱させるだけと思います。


――「教養主義の消滅」とは具体的にどういうことなのでしょうか。

に対して、

教養主義に必須の要件として「歴史」があります。歴史を媒介にして近代的な「人間」の輪郭も形づくられてきました。ですから、「教養主義の消滅」は、とりもなおさず「歴史の消滅」であり、「人間の消滅」でもある。近代的な意味における人間の消滅ですね。

たしかに、このところ歴史ブームが再燃してはいます。けれど、ピンポイントでネタを消費するばかりで、そこには「現代との距離」を測定する回路がないようです。

それでは、雑学や豆知識をサプリ的に大量摂取することにはなっても、歴史性や主体性の再構築にはつながらないでしょう。「いま・ここ」と関連付けられていない歴史的な知識は流れ去るのも早いものです。

そして、近代は精神分析的に歴史や人間の「深層」を発見した時代です。いまはその深層が消滅しつつある。人間や現象の深層が想定されず、何でも表層的に判定していく。


この辺り、全く仰る通りと思います。〝歴史を媒介にして近代的な「人間」の輪郭も形づくられてきました。〟と主張されていますが、隣の国にそのまま当て嵌まります。しかし、その根源は我が日本国のジャーナリズムや一部の識者にあります。

またTVではエンタメ歴史番組が氾濫しています。歴女、刀剣女子、城ガール、等々が溢れています。物事の〝取り掛かり〟としては良いと思いますが、単なるエンタメに終始しているように思います。それでもAKB的な文化に翻弄されるより余程ましでしょうか!?


――歴史性が衰退した背景には何があるのでしょうか。

に対して、

時間性を縦軸、空間性を横軸とするなら、1990年代当り (筆者注:東西冷戦の終結、天安門事件、ソ連邦の崩壊の辺り) に世界認識が、縦軸(=深層)を失って、横軸(=表層)にひたすら広がるスタイルにシフトしました。

たとえば、私たちは90年代の途中から元号でカウントすることを放棄して西暦で思考している。グローバリズムが全面化し、同時代のアメリカや中国と比較する横軸は強烈に意識する一方で、縦軸にフィードバックさせながら主体を形成するようなモードは希薄化しました。

けれど、人間はどこかで縦軸を求めてしまうもので、代わりに「ニセの縦軸」をそれぞれが好き勝手につくり出すようになってしまった。

そんな状況を加速させたのが、90年代半ばのインターネットの登場です。誰もが膨大な情報にアクセスできるようになった。が、そこで得られるのはフラットに横滑りしていく情報の群れにすぎません。つまり、情報をどれだけ掻き集めてみても、正しい縦のラインにはならない。

ウィキペディア(フリーオンライン百科事典)の構造をイメージしてみてください。個々の項目の情報は充実している。だけど、項目と項目がどういう関係にあるのかはほとんど説明されません。

ネットは手軽で便利だけれど、使う側の能力をかなり要求するんですよ。自分で文脈を用意しないといけないわけですから。そこをみんな勘違いしている。


この記事は、PHP研究所発行の雑誌「Voice」2018年9月号(8月10日(火)発売)に掲載されたインタビュー「著者に聞く 大澤聡氏の『教養主義のリハビリテーション』」を一部抜粋したもの、だそうです。

大澤 聡さんは、あっち系の方か、こっち系の方、かは判りませんが、筆者は共感するところが多々あります。

彼の概略の経歴は以下の通りです。
大澤 聡:Osawa,Satoshi(批評家)1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。近畿大学文芸学部准教授。専門はメディア論・思想史。著書に『批評メディア論――戦前期日本の論壇と文壇』(岩波書店)、編著に『1990年代論』(河出ブックス)、『三木清教養論集』(講談社文芸文庫)など。



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備前・旭川の憂鬱 (「光復節」式典の文在寅大統領の演説 19-81) [日記・雑感]


[ソウル 15日 ロイター] をコピペします。

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韓国の文在寅大統領は15日、日本が帝国主義の過去を顧みることを望むとした上で、日本側が対話を選択すれば「喜んで手を結ぶ」と述べた。

文大統領は日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説し、自国が優位にある分野を「武器」にすれば自由貿易の秩序が脅かされかねないと警告した。

韓国は、日本が半導体材料などの輸出規制を強化したことを、元徴用工問題を巡る報復と主張している。
文大統領は「われわれは日本が、隣国に不幸をもたらした過去について熟考するとともに、東アジアの平和と繁栄を共にけん引することを望む」と述べた。

南北関係に関しては、2032年の五輪共同開催や2045年までの統一を達成するために取り組む姿勢を強調した。

これらの目標達成は、はるか先のことだと考えられてきた。北朝鮮は最近、新型短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返しており、北朝鮮の非核化に向けた米朝協議は停滞している。

ただ、文大統領は「北朝鮮による最近の懸念すべき行動にも関わらず、対話に向けた勢いは揺るぎない」と主張し、日本からの解放100年となる2045年までに和平と統一を達成し、「一つのコリア」となるための基礎をしっかりと築くと表明した。
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まあ、呆れます。〝上から目線〟〝事実誤認〟と〝南北統一〟何れもこれだけ「事実」や「現実」に顔を背け、幻想を追及する指導者は、筆者の知る限り世界にいません。

国力を超簡単に比較してみます。下表をご覧ください。少々下品な言い回しをすれば,、文在寅大統領は〝どの面下げて〟となります。


日韓比較409.png


アフリカや中東、中央アジア、そして北朝鮮、チャイナ、ロシアにいる独裁者たちは〝自分ファースト〟で〝袖の下ファースト〟ですから、ある意味で納得し理解します。


日本が最も注目し反論すべきは「われわれは日本が、隣国に不幸をもたらした過去について熟考する」です。これは先日upload した https://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2019-08-06 にも述べましたが。要するに、【過去】=【日本の金】 です。

こんな演説に翻弄されず、先ずは日本が韓国に昨年から「話し合いをしよう」とボールを投げているのですから、戦時応募工、売春婦、兵器転用可能物資の行先についての「回答」が優先です。今、日本国はこれらを静観です。



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備前・旭川の憂鬱 (気象情報と個人感覚のズレ 19-80) [日記・雑感]


いつも気象の事となると〝なんでも温暖化〟に原因を求める発言が徘徊しまして、筆者はいつも〝逆張り・反論〟をします。

最近Twitter上で〝ちなみに、東京の最高気温記録は2004 /07/20の39.5℃〟が投稿されていました。こんな記録をTVのいい加減なエンタメ気象予報士は勿論、生活者も覚えていません。

気象情報は極めて曖昧な記憶しかなく、少しの変化もアノマリー:anomaly、異常気象と感じます。いま2019/08/10 22時頃の気象情報では、大型台風10号が西日本を狙っているそうです。


そこで念のため過去の台風を気象庁のHPで調べてみました。過去の台風資料は〝気象庁ホーム > 各種データ・資料 > 過去の台風資料〟で簡単に検索できます。感覚は当てになりません。

見易いようにExcel でグラフ化しました。すると、

台風年間発生個数.png


❖ 台風の年間平均発生個数は〝26.2個〟です。さらに僅かですが1951年以降「減少」傾向です。
❖ 沖縄・南西諸島を除く、台風の上陸個数は〝3.0個〟です。
❖ 沖縄・南西諸島を除く、台風の接近個数は〝5.5個〟です。
沖縄・南西諸島を入れると、上陸個数・接近個数も何れも〝2倍〟です。

〝接近〟は気象庁では以下このように定義しています。
※日本に接近した台風が上陸したかどうかにかかわらず、台風の中心がそれぞれの地域のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を「その地域に「接近」した台風」としている。


気象の温暖化で台風の発生個数が増加し、大型台風が増加する、との仮説は本当でしょうか!?過去日本に上陸した超大型台風は、気象庁では以下のように記録しています。


巨大台風.png


温暖化しなくても〝大型台風〟はやって来ました。メディアの情報は信用できません。

<追記> 台風の個数と温暖化を議論する場合〝ハリケーン〟と〝サイクロン〟も議論する必要があります。後日 upload したいと思います。



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備前・旭川の憂鬱 (ファンタジスト・文在寅大統領 19-79) [日記・雑感]


ある特定の思想・信条や宗教に染まってしまった方は、周りの声や客観的統計・数値は、思考の中から散逸し霧散してしまうらしい。

最近の韓国大統領・文在寅さんの言動を (メディアを通してでは有りますが) 見ていますと、世界中のリベラルの人でさえ、あのトランプ大統領より酷いのでは、と思っているのではと心配になります。

「盗っ人猛々しい」発言は、j-cast.com によりますと、例によって日本の多くのメディアの誤訳・誤報のようですが、まあそれは兎も角、文在寅大統領はあらゆる罵声を我が日本国に浴びせています。北朝鮮の報道と全く同じ語調です。

「加害者の日本が居直り、大口をたたく状況を座視しない」は、青瓦台サイトの動画の文字起しでは〝事実〟のようです。


この様に真面にメディアを信じると〝とんでもないこと〟になるのですが、昨日のスピーチか何かの発言は文在寅大統領の見識・人格・知性を疑うものでした。それは、

〝北朝鮮との経済協力体制が確立すれば「一挙に日本の優位に追い付くことができる」、北朝鮮との共闘で日本に対抗したい〟
〝日本政府は過去の歴史を乗り越えて関係を発展させてきた日韓双方の国民に大きな傷を与えている、『過去を記憶しない国、日本』〟

というご発言です。このご発言を実現するとなると、日本国はまたまた朝鮮民族のATMとなってしまします。

文在寅大統領は、2017/07にベルリンで行ったスピーチの中で「朝鮮半島平和構想」について説明し<3つのノー>を述べています。

❖ 北朝鮮の崩壊を望まない
❖ 吸収による統一を追求しない
❖ 人為的な方法による統一を追求しない

「求めているのは平和だけだ」と、同大統領は語った、そうです。


韓半島の「南北統一」は、第二次世界大戦の残された課題とされて来ました。昨年の2018/04/26ロイターは、Josh Smithさんの〝統一は「かなわぬ夢」か、南北朝鮮がドイツになれない訳〟を掲載しています。

Josh Smithさんは好意的に見てまして〝韓国はテクノロジーが発達し、民主主義の下で活気に満ちた主要経済大国となった〟一方、〝北朝鮮は金一族の支配下にあり、個人の自由がほとんどない、貧しく孤立した国である〟と。

基本的なデーターを確認します。人口、領土・面積、GDP、統一の費用、です。


南北統一.png
※訂正:「面積」は東ドイツと西ドイツが逆です。

統一にかかる費用は最大5兆ドル(約550兆円)と試算されており、そのほとんどが韓国の肩にのしかかることになります。ここで要注意は、両国がこのお金を日本国に出させる〝あらゆる口実〟を作ると思われます。『過去を記憶しない国、日本』の意味は、日本国のATM化です。


ドイツでも統一費用の検証がなされています。過去発表された統一費用は、ハレ経済研究所が2009年に発表した1兆3000億ユーロと推定しました。しかしベルリン大学で政治学と社会学を教えているクラウス・シュレーダー教授は、2014/05に「ドイツ統一にかかった費用は、2兆ユーロ(280兆円・1 EUR = 140円) にのぼる」と発表しました。


クラウス・シュレーダー教授が発表した数字は、連邦政府、旧西ドイツ州政府、欧州連合(EU)が、旧東ドイツの鉄道や道路、住宅などのインフラを再建・修理するために支出した費用だけではありません。

クラウス・シュレーダー教授によると、2兆ユーロの内約60%は、市民の生活を支える社会保障関連コストだそうです。たとえば、統一後失業した市民のための給付金や、年金などだそうです。

旧東ドイツでは旧国営企業が閉鎖されたり、リストラされたりしたために、大量の失業者が発生。年配の就業者の多くが退職時期を繰り上げて年金生活に入ったそうです。

彼らは、社会主義時代に西ドイツの公的年金制度に保険料を払っていなかったのにもかかわらず、退職後は年金を受け取り始めました。このため、統一後の公的年金制度は巨額の赤字を抱えることになりました。

統一した1989年当時、東ドイツ一人あたりGDPは、西ドイツに較べて約30%程度、 2015年には旧東ドイツ地域の一人あたりGDPは、旧西ドイツの70%まで改善したそうです。


統一国家を作るということは、とんでもないお金が必要です。まさか文在寅大統領は、筆者のようなド素人でも検証できる数値を知らないはずがありません。

では何故に文在寅大統領は「ファンタジスト」を装っているのでしょうか!?来年の地方選挙もあるでしょうが、それは違います。

「朝鮮民族を統一した皇帝」になり、後世から称えられる存在になりたいだけ、のように思います。こんな野望に付き合う必要はありません。



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備前・旭川の憂鬱 (〝報道が信用されなくなった〟 19-78) [日記・雑感]


1ヶ月前、「輸出貿易管理令の一部を改正する政令」に関しまして、当blogへ筆者の〝思い付き〟をuploadしました。
https://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2019-07-05

ホワイト国(今回「ホワイト国」を「グループA・B・C・D」に名称変更) の除外の閣議決定以降、予想通りの反応を韓国政府および韓国民はしています。


これに関して日本国(韓国ではない)のメディアは、例によって韓国は
〝お隣の国だから仲良くしなければならない〟
〝地理的に引っ越せないのだから解決策を見出さなければならない〟
〝韓国は安全保障上の役割を引き受けているのだから、ホワイト国を外してはいけない〟
〝日本も韓国から輸入しているから、その日本企業が被害を被る〟
〝日本は韓国に経済戦争を仕掛けた〟
そして〝もっと話し合いをせよ!〟
等々、とっても日本国のメディアとは思えません。なにも日本国に有利な紙面作りをせよ、とは言っていません。

先ず「事実」を述べよ!です。


今回の措置は、例の兵器転用が可能な「3品目」の数量がここ数年で、①韓国内の生産量以上に異常に増加していること、②韓国内の輸出入貿易体制に疑義があること、③これらに対して日本国側は3年前より韓国側に説明を求めているのに、なんの説明も回答もないこと、に対して日本国は厳重に対処しただけです。


するとリベラル・ヒダリの方々は、徴用工、売春婦、レーダー照射、等に対する〝報復〟に違いない、ケシカラン!と大声でオールドメディアを通して、夏のセミの如く大合唱です。

筆者は〝報復〟を否定しません。

外交とは〝キツネとタヌキの化かし合い〟ですから、スマートに相手を論破し、自国に優位に(ここが重要です) 終息させる術です。珍しくも(失礼)日本国政府がスマートに韓国側と対峙しようとしているのに、それに水を差すというのは如何なものでしょうか!?


そのような訳でして、日本国のパラサイトと化しているメディアに対して、最近は賛否・善悪はあるもののI T・インターネットが普及し、その中でも〝SNS〟が汎用化されました。現役の方々は忙しいので、そんなものを見ている暇は無い、と仰るでしょう。その通りです。

でもメディアの思い込み、偏向、切り取り、捏造を後日検証する手段を、筆者のような一般の庶民が獲得できた意味は大きいと思います。今まではメディアに〝言われっ放し〟でした。


これを最初に活用したのが大阪の橋元徹さんです。YouTubeやニコ動で簡単に橋元徹さんとメディアとの遣り取りを見る事が出来ます。不勉強な記者に対して、かなりの時間を割いた記者会見を「生」で見ると、世も末だなあ、と思います。


ごく最近は世耕経産大臣が当Twitterを活用されて「生」の経過を発信されています。変更フィルターを通したTVや新聞よりも、直接に、そして全体を通してお聞きできますので、ことの判断がしやすいですね。

勿論、大本営発表ではないか、とメディア・リテラシーは絶対的に必要ですが...


昨日の「RCEP閣僚会合」での日本側の状況をTwitterで発信されていますので、そのままコピペします。

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世耕弘成 Hiroshige SEKO@SekoHiroshige
RCEP閣僚会合において、韓国がRCEPと全く関係のない日本の輸出管理措置について発言を行ったので、私も直ちに発言。以下私の発言を「」で紹介します。
(多国間会合では他国の発言は外部に紹介しないのがルールなので、韓国の発言は紹介しない)
(続く) 午後6:24 · 2019年8月3日 (続き①)

「RCEPという世界最大級のEPA構築を目指して最終段階に入った交渉の場で、全く交渉と関係ない事項が提起されたことは残念。みなさんが誤解を抱かぬように、ごく短く説明することをお許しいただきたい」(続く)

(続き②)
「今回の韓国向け輸出管理の運用見直しは、安全保障目的で輸出管理を適切に実施するために我が国の貿易管理の運用を見直すものであり、WTO違反には全く当たらない」(続く)

(続き③)
「今回の措置はいかなる意味でも禁輸ではない。民生用途であることが確認されれば輸出は許可されるので、世界のサプライチェーンに影響を及ぼすものではない。豪、NZ以外のこの場にいる全ての国と同等の扱いになるだけで何の問題もない」(続く)

(続き④)
「貿易管理の議論がこの場に相応しくないことは、ここにいる貿易のプロである閣僚の皆さん全ての共通の理解だと思う。一刻も早く年内妥結に向けて重要な局面に来ているRCEP交渉に集中しよう」(続く)

(続き⑤)
さらに何と韓国は議長が閉会の手続きに入ろうとした会議終了間際に再び発言(内容はルールを守り紹介しない)したため、「本当はRCEPの場で発言したくは無かったが」と断って直ちに私も発言。(続く)

(続き⑥)
「安全保障目的で貿易管理の運用を見直すもので、域内貿易円滑化を目指すRCEPの基本精神に何ら反するものではない」(続く)

(続き⑦)
「今回の措置でここにいらっしゃるASEAN諸国と同じ扱いになるだけだ。日本の産業界とASEANは立派なグローバル・サプライチェーンを構築している。そのことが今回の措置がグローバルなサプライチェーンに何ら影響を与えないことを証明している」(続く)

(続き⑧)
RCEP閣僚会合で日韓以外の国は一切本件について発言しませんでした。シンガポール、タイ、中国、オーストラリアと二国間閣僚会談も行いましたが、WTO違反やサプライチェーン問題を提起されたことも一切ありませんでした。これが世界の受け止めです。
(以上)
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情報は「5W1H」、特に「3W」が必要ですが、SNSには「who」に疑義はあるものの、記録として残ることは重要です。

世耕大臣や河野大臣に限らないかも知れませんが、最近は日本国政府も何か事が起きたら、間髪を容れず反論なり意見をするようになりました。大変結構なことです。さらに言えば「英語」で並列発信が必要です。


<追記>
日韓の関係ですが、引っ越しできないのだから、とか隣国だから仲良くしなければならない、という〝識者〟のご意見があります。本当でしょうか!?芭蕉の句〝秋深き隣は何をする人ぞ〟で良いのではないでしょうか。



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備前・旭川の憂鬱 (岡山・後楽園「夏の幻想庭園」 19-77) [日記・雑感]


岡山・後楽園と岡山城を光で演出する「夏の幻想庭園」「夏の烏城灯源郷」が08/01開幕しました。08/31までの開催です。珍しくミーハーで開催初日に夕涼みを兼ねて行って、岡山・後楽園だけに行って来ました。


01入り口409.JPG


岡山・後楽園では、音楽(和風のメロディーでして音源はシンセサイザー)に合わせて色が変わる灯籠16個を〝沢の池〟に浮かべ、赤、緑、青…と柔らかなLED光が水面に反射されています。


02沢の池409.JPG


一昨年のノーベル賞は「LED」でした。その時のノーベル財団の説明が素晴らしいモノでした。〝20世紀は白熱灯が照らしたが、21世紀はLEDが世界を照らす〟と。


03沢の池LED.png


散策路沿いにあるLED電飾です。


04LED電飾.png


園内を廻る曲水沿いのやはりLED電飾です。



05曲水電飾409.JPG


松林の中のLED電飾です。


06松林409a.JPG


07松林409b.JPG


両会場とも午後6時-9時半(入場は同9時まで)、ビアガーデンや音楽ステージなどの催しもあります。

08ビアガーデン409.JPG


当日は開催初日で木曜日でしたので、座席に余裕がありました。予約用 約160席、自由席 約300席が準備されています。



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