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備前・旭川の憂鬱 (新緑の〝ロックフィル・ダム〟 20-28) [日記・雑感]


〝stay home〟や〝stay at home〟ということで、籠り生活を続けています。しかし少なくとも1週間に2回は買い出しに出かけます。

それで、いくらか気分転換は可能ですが、やはり季節がいけません。「目には青葉、山ほととぎす初鰹」です。罪悪感は若干ありますが、【3密】を絶対的に避けながら、買い出しの距離を少しだけ延長し、車で1時間以内にある〝ロックフィル・ダム〟である〝黒谷(くろたに)ダム〟まで出かけました。


〝ロックフィル・ダム〟教科書的には、岐阜県の庄川本流最上流部にある〝御母衣(みぼろ)ダム〟が有名です。しかし、岡山市近郊の〝黒谷(くろたに)ダム〟は、その規模が四分の一程度です。

この〝黒谷(くろたに)ダム〟は、その昔〝秀吉の水攻め〟で有名な備中高松城の北へ15 km程度の場所にあります。

〝黒谷(くろたに)ダム〟の全景です。そしてその岩組です。

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〝黒谷(くろたに)ダム〟の説明図です。高さは約43m、長さは約200mです。周りの山々がそれほど高くなく、谷も深くありません。しかし〝黒谷(くろたに)ダム〟は結構大きく言えます。

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ダムの上流はこんな感じです。新緑が本当に眩しいです。癒されます!

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ダムの堤の上を歩いて、反対側からダムの後ろ面の岩組です。

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ダムの堤の上から、ダムの下流の眺望です。意外に多くの民家が観測できます。

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現在、守らなければならない環境を若干逸脱してはいますが、【3密】を避けたリフレッシュでした。



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備前・旭川の憂鬱 (最近の新型コロナウイルス報道に思う(つづき) 20-27) [日記・雑感]


余りにもモーニングショーや昼間のワイドショーがいい加減過ぎて、頭が痛くなる前にお腹が痛くなります(これは嘘です)。似非医師やコメンテーターと称する扇動者が、適当なことを適当に発言しています。

そこで現役時代の悪い習性を使って「生のデーター」から自分自身が納得できるか否か検証してみました。それは新型コロナウイルスに関する夫々の国の人口と死者数の関係です。

感染者数は今求めている対象では有りません。なぜならば感染したか否かを検査するにはPCR検査をする必要がありますが、検査をして陰性となったから安心したといっても、その数時間後には感染して陽性となる可能性もあります。PCR検査の精度云々もありますが、それはどんな検査も同じでして今議論する必要はありません。

このPCR検査が重篤化や死者数を直接減少させる手段になるとは思えません。日本国では平成時代、世界で発生した2002年のSARS、2009年新型インフル、2012年のMERS、とはほぼ無縁に来ましたので、感染症に対する準備が全くできていませんでした。

このような現実があったにも関わらず「危機管理」を発言すると、即刻メディアや意識の高い学者から攻撃されます。ですから「緊急事態」を想定した準備はしようにもできません。

まあ取り合えず「生のデーター」を見てみましょう。筆者のような素人は「生のデーター」と言っても、それは可能な限りメディア等によって加工されていないデーターを示します。

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明日以降の死亡者がどのように遷移するかの補償は有りませんが、日本は大変上手に制御されていると思いませんか!?直ぐに〝ドイツを見よ!〟と叫ぶ方がいらっしゃいますが、ドイツを見習うと、日本の死亡者は増加しますよ!

もしも見習うのでしたら、それは〝台湾〟です。WHOにも参加させてもらえない「国」が最もパフォーマンスが良いですよ。それも大陸との人的交流も日本の比ではないはずです。もしも日本が見習うとすれば、それはやはり「台湾」です。

次に韓国が上手くやっていると思います。当初はイカガワシイ新興宗教のせいで、いわゆるクラスターが発生し大変な事態となりました。その後は前述のMERSの経験から、皮肉にも朴槿恵政権時に整備したPCR検査機器等が有効に機能し、今回の新型コロナウイルスに寄与したようです。

1月中旬だったと思いますが、武漢で新型コロナウイルスが顕在化した時、アメリカには日本には無い「疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)」があり、これが機能するのでアメリカには新型コロナウイルスの流行は食い止めるだろう、といったご意見がモーニングショーや昼間のワイドショーでありましたよね!!


では2020/04/23現在、日本の新型コロナウイルスの状況はどうなっているのでしょうか。これを説明できる「画」を原英史さんの「情報検証研究所β版」のブログより転載させて頂きます。

その一つが「一日当たりです新規PCR陽性確認者」です。04/08自粛開始以来増加を続けましたが、ここ数日若干減少傾向にあります。日本では今にもパンデミックが..とは異なるのではと思います。

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さらにもう一つ「倍加時間推移」です。倍加時間とは感染者数が2倍になるのに要する時間のことです。この時間が長いほど流行は低調、短いと流行しパンデミックに向かっていると判定できます。

倍加時間推移 - 512.jpg


これらのデーターを見ると、モーニングショーや昼間のワイドショーで大騒ぎをしていることと全く異なることが判りますよね。

ですから騙されたと思って権力者側から要請のあった「stay home」に徹することのみが、暗いトンネルから早期に解放される唯一の手段だと理解できると思います。前述の通り、今回の新型コロナウイルスに対抗できる、ワクチンも感染後の特効薬もないのですから...



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備前・旭川の憂鬱 (最近の新型コロナウイルス報道に思う 20-26) [日記・雑感]


渋谷電視台(別名NHK)は、新型コロナウイルスによる〝給付金(名称は正確ではありません)〟に関して、ベルリン在住の若手女性のバイオリニストを登場させ「ベルリンでは納税証明書があれば、申請後2-3日で銀行口座に振り込みがあった。大変感謝している。」と日本の〝不都合な真実〟を揶揄していました。

ところが今朝04/22朝のZDF(BS1chで放映)では「確かにベルリンは給付が速かったが、ここ・ラインラント=プファルツ州のマインツでは申請後3週間経っても未だ銀行口座に振り込まれていない」と言っていました。

平常時でも日本の役所は、何か申請しても早くて1か月単位です。それが〝初めての経験をしている異常時〟の中で、突然役所仕事が早くなると錯覚する方が、残念ながら過大な期待だと思います。

もしも日本の役所に〝事務の迅速化〟を本当に願うのであれば、個人情報の保護や、その他の基本的人権の一部(あくまでも一部)を役所に公開し、現状では【マイナンバー制度】しか有りませんが、事務処理を〝I o T化〟するしかありません。

日本国には1億2600万人もの人口を抱えていますので、北欧やニュージーランドように、人口1,000万人以下の国の様には行きません。

新型コロナウイルス騒動の中の04/03、「コロナ新法」に憲法研究者63人が、以下のような反対声明を出しました。

「政府の恣意的判断によって、権力の集中を招き、市民の自由や権利を広範に制限し、市民生活の破綻につながりかねない」と。

国民を守るのが憲法であって、憲法を守る為に国民がいるわけじゃない、と思いますがね。このような主張がまかり通るようですと、役所仕事の改善は絶望的です。

大体今のネット社会は無意識の内に〝個人情報〟をFace Book、Twitter、Line、等々のSNS業者に開示しています。便利なSNSを無料で使っているなんてナイーブ過ぎます。彼らは個人情報を売り渡してしっかり稼いでいます。ですから我々愚民はSNSを無料で使用できるのです。

先ほどの憲法学者殿のいう国家よりも、いわゆるGAFAの方が余程悪質です。

お話を元に戻して、役所の事務の効率化、例えば最近work from homeで課題となった「ハンコ文化」や、やたらと証明書を貼付させる〝関所通過儀式〟を現状では【マイナンバー】に集約させるしかないと考えます。


そんなことを考えていますと、地方紙で以下のような記事を見つけました。我が意を得たり!ですので、ご紹介します。少し画面が小さくて見にくいので、画をクリックしてください。少しは読み易くなります。下の段の最後の2ブロックが言いたい事になります。


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ソーシャル・ディスタンス、あるいはソーシャル・ディスタンシングなる言葉が流通し始めました。まあ〝社会的距離〟と訳すのでしょうか。小池都知事辺りは記者会見で直ぐにでも使いそうですね。

それは兎も角、日本の政治家の記者会見はオールドメディアとの内々の会見ですから、国民に訴えかけようという仕組みになっていません。ですから発言が切り取られたり、大事なことが〝報道しない自由〟で伝わらないのです。

せめてイギリス政府の記者会見のように、新型コロナウイルスに関する記者会見では演題に、政府の主張したい事が以下の〝画〟のように判り易く掲示されています。

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日本政府も一考の余地が大有りと思います。



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備前・旭川の憂鬱 (吉備路文学館の〝鬱金桜(うこんざくら)〟 20-25) [日記・雑感]


本日04/20の夕方、小池百合子都知事の記者会見。〝そろそろコロナ疲れと言われていますが〟の質問に、語気を強め【とんでもない!今、始まったばかりです!】と。

当地・岡山県は幸いなことに、今日現在04/21夕方までに感染者は〝19人〟で、死亡者は〝0人〟です。県知事殿は〝当県も山形県のように、入県はご遠慮ください。どうしても入県される方は検温をしたい〟と仰っています。実施できるか否かは不明です。

これは理由がありまして、感染者のほとんどが、他〝都府〟県経由で入県されています。県政を預かる身としては、致し方ありません。


そうは言っても、筆者のような老人も一日30分程度はウォーキングしたいと思います。昨日は雨天でしたので、本日は是非と思い、そのコースを考えていました。

近くに「吉備路文学館」がありまして、この季節には鬱金桜(うこんざくら)〟が咲いています。咲き始めは黄色ですが、暫くすると淡いピンク色に変わります。

さて本日は如何!?と出向きました。

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当然ですが「休館中」でした。でも頑張って外から鑑賞させて頂きました。04/20ですから、淡いピンク色に変わっていました。

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贔屓目ですが、上品なサクラではないかと思います。今年はいつもより、花数が多いと感じました。来年は黄色の咲き初めに鑑賞したいですね。



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備前・旭川の憂鬱 (【3蜜】と関係ないウォーキング 20-24) [日記・雑感]


そろそろ限界だ!とか、そろそろ疲れた!といっても許してくれません。新型コロナウイルスには〝人間の好き嫌い〟はありません。誰にでも飛びつて来ます。

幸い当地・岡山は04/14現在〝16名〟の感染者でして、お一人のみ感染経路のトレースが出来ませんが、他はほぼ感染経路が判っています。

筆者のような年寄りはJR岡山駅周辺と、もう一つの繁華街である表町界隈を避ければ、甘いかも知れませんがコロナからは〝逃れられるのではないか〟と思っています。


【3蜜】を避けて、いつものウォーキングに出かけました。先ず飛び込んできたのが〝八重桜〟です。ご近所のお庭に咲き誇っていました。

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そして堤防道路に出ました。河川敷へ降りました。菜の花が満開です。これは「なばな」か「アブラナ」か、はたまた「カラシナ」かは判りません。

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右岸の狭い河川敷を少し歩きました。すると、いま芽吹いたと思われる樹木がありました。

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一方、芽吹いて既に数週間、経過したような樹木も確認できました。

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河川敷から堤防道路へ上がりました。すると、桜のが未だに散っていました。花見は無理かもしれません。

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今年は4月になってから、特に〝朝〟の気温が低く、数日前かなりの雨量を記録したたにも関わらず〝散り花〟を見る事ができます。



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備前・旭川の憂鬱 (コロナウイルスに関する世論調査 -30カ国グローバル調査 20-23) [日記・雑感]


ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション 国際世論調査 公表日 2020年04月09日がとっても興味深い調査結果を公表しています。

ただし、本リリースの引用・転載の際は、下記連絡先にメールにて掲載のご連絡をお願い致しますとありますので(当然です)それをコピペします。

連絡先:(株) 日本リサーチセンター広報室 コロナウイルスに関する国際世論調査
担当 メール:information@nrc.co.jp
本リリースの引用・掲載の際は、必ずクレジットを明記してください。


株式会社日本リサーチセンター(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 鈴木稲博)が加盟しているギャラップ・インターナショナル・アソシエーションでは、2020年3月9日~22日、世界30カ国の人々を対象にコロナウイルスに関する国際世論調査を実施しました。
 
この度、その調査結果がリリースされましたので、日本版レポートを発表いたします。ご高覧いただければ幸いです。

◆主な調査項目
・自分自身または家族のだれかが実際にコロナウイルスに感染するかもしれないと思う?
・自国の政府はコロナウイルスにうまく対処していると思う?
・ウイルスの拡散防止に役立つならば、自分の人権をある程度犠牲にしてもかまわない?
・コロナウイルスから自身を守るために実施している予防手段は?

原本は以下のpdfをご覧ください。
https://www.nrc.co.jp/report/200409.html


◆調査結果の要約
1.「自分自身または家族のだれかが実際にコロナウイルスに感染するかもしれないと思う」という意見について、「そう思う(計)」人の割合は、30か国の平均では67%、日本では52%

自分自身または家族のだれかが実際にコロナウイルスに感染するかもしれないと思う」という意見について、「そう思う(計)」の割合の大きい順に並べてみると、
上位3か国は、インドネシア、イタリア、韓国の順。
一方、下位3か国は、ドイツ、 スイス、アフガニスタン
となっている。

日本は30か国中26位で、調査実施(3月13日~16日)当時は、1日の新規感染者数が全国で50人未満であり、感染拡大が進行していた他の国に比べて危機感は低め。(各国の調査は3月9日~22日のあいだに実施)

2. 「自国の政府はコロナウイルスにうまく対処していると思う」という意見について、「そう思う(計)」人の割合は、29か国の平均では61%、日本では23%

「自国の政府はコロナウイルスにうまく対処していると思う」という意見について、「そう思う(計)」の割合の大きい順に並べてみると、
上位3か国は、オーストリア、インド、パレスチナの順。
一方、下位3か国は、タイ、日本、アメリカ
となっている。日本は29か国中28位


これは何を見て日本国民は判断しているのでしょうか?04/10夕方現在の〝感染者数 /死者数〟の現実の数値を見てください。例によって〝zero-risk〟を希求する日本人らしい判断ではないかと思います。例えば〝死者数〟ドイツ:2107人、日本:108人 です。感染者数は検査人数の定義が異なりますので比較できません。

世界の現状.png

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3. 「ウイルスの拡散防止に役立つならば、自分の人権をある程度犠牲にしてもかまわない」という意見について、「そう思う(計)」人の割合は、30か国の平均では75%、日本では32%

「ウイルスの拡散防止に役立つならば、自分の人権をある程度犠牲にしてもかまわない」という意見について、 「そう思う(計)」の割合の大きい順に並べてみると、
上位3か国は、オーストリア、北マケドニア、イタリアの順。
一方、下位3か国は、日本、アメリカ、アゼルバイジャン
となっている。
日本は30か国中30位で、ウイルスの拡散防止のために自分の人権を犠牲にすることに対しての抵抗感が強い。

4. コロナウイルスから自身を守るために実施している予防手段について、30か国の平均でも、日本でも、「手洗いをいつもより頻繁にする」と回答した人の割合が最も多い。日本は「マスクをする」も「手洗い」と並んで多い点が特徴的

日本で割合が多い予防手段の上位3位は、「手洗いをいつもより頻繁にする」(71%)、「マスクをする」(70%)、 「家にいる/社会との交流を減らす」(50%)の順。

30か国の平均では、割合が多い予防手段の上位3位は、「手洗いをいつもより頻繁にする」(78%)、「手の除菌グッズを使用する」(54%)、「家にいる/社会との交流を減らす」(54%)の順。「マスクをする」は33%で4番目。


◆調査概要
【調査方法】面接調査、電話調査、オンライン調査
【調査対象】世界30カ国
【有効回収数】28,502人(サンプル)
【調査期間】2020年3月9日~22日(日本は2020年3月13日~16日)



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備前・旭川の憂鬱 (【検 疫】 20-22) [日記・雑感]


〝新型コロナウイルス〟のパンデミックで世界中が引っ繰り返っています。都市の〝ロックダウン:都市封鎖〟が各国で行われています。疫病からの〝隔離政策〟です。

自由と民主主義・人権尊重からは忌み嫌われる政策です。チャイナはともかく、欧米でも今は積極的に行われています。日本国を除き、まさに世界中がパニックに陥っています。尤も日本国でもメディアはパニックに陥っています。


今朝04/07のBBCが面白い。ボリス・ジョンソン首相がICUに移送されたと報道した直後〝新型コロナウイルスは人の好き嫌いはありません。誰にでも取り憑きます〟とイギリス人らしい悪いジョークを飛ばしていました。


【検疫】広辞苑 第四版では〝伝染病を予防するため、その有無につき診断・検索し、伝染病の場合には消毒・隔離などを行い、個人の自由を制限する行政処分〟とあります。

【検疫】は英語では【quarantine】です。空港で海外から帰国すると必ず通ります。筆者の場合は原則freeでしたが、時々「申告する物はありませんか?」とお声がけを頂きました。

しかし今から思いますと一回だけ違法行為?をしています。それはロンドン・ヒースローからの帰国時の事です。ヒースローで小銭の処理に、あろうことか妻への土産のつもりで〝ポプリ〟を一袋購入、ハンドバッゲージで【検疫】をfreeで通過しました。後で気が付いたのですが、1990年当時〝ポプリ〟は申告が必要でした。


【quarantine】の語源は、イタリアのヴェネチア地方の方言である「Quaranten」だそうです。

イタリア語の意味は「40日間」です。1347年に世界中でペスト:黒死病が流行した際、この感染症は東洋の国々から来た船が広めているとして、当時のヴェネチア共和国政府は、船内に感染者がいないことを確認するため、ペストの潜伏期間である〝40日間〟疑わしい船をヴェネチア近くの港外に、強制的に停泊させる法律を作りました。これが【検疫】の起源のようです。


成田空港をビジネスで使用された方はご存知と思いますが、海外からの帰国時ペット同伴の場合、ペット殿は空港で〝14日間〟預かりです。これも正当な【検疫】です。

今回の新型コロナウイルス感染者の〝14日間〟隔離は、人類の経験から学んだ知恵ですので〝14日間〟の妥当性を議論しても無意味です。


【検疫】といえば、筆者はどうしてもニューヨーク エリスアイランド 「エリス島」を思い出します。ニューヨークへは何度も出張で行ったのですが、都合がつかず行きそびれてしまいました。猿谷要著「ニューヨーク」文春文庫でも〝移民の大波を受けて〟の章立てがあります。

ニューヨーク エリスアイランド (エリス島)、アメリカ史上、非常に重要な地であり、アメリカ国内外から絶えず大勢の人々が訪れるそうです。
 エリス島は「移民の島」として知られ、現在のアメリカの40%にあたる人の祖先がここから入国したと言われています。1892年に設けられたエリス島の移民局では1934年にかけてその数がピークに達し、1954年までの約60年間に1,700万人もの移民が上陸したそうです。

 移民を乗せた船がエリス島に到着すると、検査官が船に乗り込み、ファーストクラスの乗客のみが無審査で入国を許可された一方、一般の乗客は(病気の人を除く)エリス島に連行された。毎日多数の移民が次々と到着するため、島は大変な混雑となり、審査を待つ人々による長蛇の列が続いたということだそうです。

 まず移民たちは、医師によるメディカルチェックを受けた。健康上の問題を指摘された場合にはここで入院し、手術を受けることもあった。それでも労働に耐えられないと判断された場合には母国に送り返されたため、家族が生き別れることも少なくなかったとか。


【検疫】や【緊急事態宣言】は個人の自由を制限する行政処分でして、非情な措置です。でもコミュニティーや国民全体の安全保障・生存を考慮すれば、自由と民主主義・人権尊重からは忌み嫌われる政策でも甘受せざるを得ません。


《蛇 足》
チャイナの〝新型コロナウイルス〟による死者数が〝おかしいと仏メディア〟が検証。2月の火葬場が19時間/日でフル稼働、一か所には30炉あり、武漢市全体では火葬場が8ヵ所あるそうです。

ここから筆者の試算です。

火葬理由が全員ウイルス起因ではないとしても、チャイナ公表の死者数3,311人は明らかに疑義あります。一日19時間稼働、一炉で5名を火葬する事が出来るとします。4時間にお一方程度と仮定です。

5人/炉 x 30炉 x 8ヵ所 x 29日/2月=「34,800人」となります。

ウイルス起因が四分の一としても、「8,700人」となります。チャイナの公表は全く信用できません。



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