前回のuploadでもご紹介しましたが、再度考えて見ます。

東ちづる Chizuru.Azuma@ChizuruA1 8月15日
終戦からまだ74年。
戦争を放棄し、敵を作らず、武器を作らず・使わず・持ち込まず、核廃絶を呼びかけ、核保有国と非核保有国の橋渡しをし、核兵器禁止条約に批准し、戦争で戦わず戦争と戦えば、強い国になると思う。被災者や貧困者、障害者、難病患者・・・人権を大事にすれば、平和な国になると思う

このご発言は、日本国の知識人や野党内の根底に流れる水脈の源流にある〝平和憲法は「絶対の善」であり「社会主義」は理想的な社会システム、日本は「非武装中立」から「社会主義」に移行させるべきである〟という思想・信条です。


こんな単純なことで戦争が起こらないなら、大袈裟に言えば有史以来、日本は戦争することもなかったし、現在も延々と世界各地で継続される戦争も無かったと思います。

何も判っていないのに美辞麗句のみを並べてお花畑を増やすのを止めて欲しいと思います。このご発言には〝平和な国になると思う根拠〟が示されていません。彼女の〝善意のご発言〟は日本を戦わずして内から破壊しようとする工作員と同じように思います。

今朝、2019/08/24の早朝、北は2019/05/04以降、短期間に7回のミサイル発射を実施しました。周りに軍事大国や核兵器開発中でミサイルをバンバン飛ばし、日本国の沈没を願う国が複数いるというのに、目をつぶってお花畑で遊び続けましょうとは、無責任を超えてると思います。


このような戦後リベラルの方々のご発言は [ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム:War Guilt Information Program、略称:WGIP] を忠実に反映しているように思います。

「WGIP」とは、文芸評論家の江藤淳がその存在を主張しました。江藤 淳(著) 「占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間」 文春文庫 で読むことができます。

内容の概要を「BOOK」データベースより転記します。

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これは「真相」か、それとも「洗脳」か!?敗戦直後、GHQは占領政策の一環として「太平洋戦争の真相」を日本国民に知らせるためのラジオ番組を作った。それは「真相はかうだ(筆者注:原文通り)」「真相箱」「質問箱」と名称を変えながら、3年に渡りお茶の間に日本の犯罪を告発し続けた。

ラジオ番組「真相はかうだ」は、昭和20年、1945/12/09より1948年まで、10回に渡りNHKラジオ第1放送および第2放送で同時放送された宣伝番組です。

脚本はその中心をアメリカ人が占めたGHQの民間情報教育局 (CIE) ラジオ課が担当し、「満州事変」1931年から終戦に至るまで軍国主義者の犯罪や国民を裏切った人々を白日の下に、偽りない事実を、などという論評で、叙情的な音楽や音響効果音を駆使しながら、ドキュメンタリー形式を装ったドラマ仕立てにされた番組であったそうです。

真実の中に虚偽を巧妙に散りばめ〝帝国主義の悪が民主主義の正義に屈した〟との観念を植え付けるGHQの思惑は成功し、いつしか日本人の歴史観や戦争観を規定した。「真相箱」の原作本を復刻、戦後日本の混迷を招いた。
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日本国の政治家は政策決定において、このような妄想的「民意」に従ってはいけません。政治家は、有権者ではありますが一部の著名人のご発言の〝御用聞き〟をしてはいけません。