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備前・旭川の憂鬱 (28年前のドイツ・ライン下り 18-45) [日記・雑感]


ここしばらく「アルバム」の整理をしています。スキャナー読み込みでPC登録です。大変面倒です。それでも7-8冊廃棄できました。スッキリです。その中で鉄道・電車に関するものを up-load しています。どうやら今回で終了です。

最後の up は28年前、1990年のドイツです。デュッセルドルフとケルンでの仕事が終わり、フランクフルト経由成田の便に搭乗するため、ケルンよりフランクフルト空港駅まで「ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス」(Lufthansa Airport Express)を利用しました。

この列車は電車(4両)で運行されていましてドイツでは珍しいのです。都市近郊の通勤電車以外は、すべて機関車牽引(動力集中方式)です。日本の常識?では貨物以外は動力分散方式が主流ですから、ドイツの電車特急は不思議な気がします。ICEでも一見電車の先頭に見えても、先頭車と最後端車は電気機関車です。

この辺りのライン川は右岸も左岸も鉄道が敷かれていまして、左岸が主要幹線です。対岸の右岸のローカル列車は数両の客車を一両の電気機関車が〝押し引き〟で運行しています。まさにペンデルツーク (Pendelzug) 振り子列車でして、最後部の客車に運転席があります。反対方向へは機関車が後押ししまして、先頭の客車の運転席で運転します。最初見たときは〝不安定〟に見えました。


さて本論に戻りましょう。この写真はケルン中央駅に入線している「ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス」です。昔の近鉄のアーバンライナーと同じ顔立ちですが、黄色ですから〝アヒル口〟に見えました。この列車は名前通りルフトハンザ航空が運行しています。乗車は電車の切符ではなく、航空機のチケットで「搭乗」します。

サービスは航空便と同等のサービスが提供され、機内食も提供されます。国内線が飛んでいない主要都市間を航空機に代わって運行させているようです。


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フランクフルト空港駅で下車、ホテルにチェックイン。お上りさんよろしく、フランクフルト空港駅からフランクフルト中央駅までローカル電車に乗りました。


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乗車と同時に〝自分自身〟が車内の「検札機」でチェックしなければなりません。これを忘れると高額の罰金が待っています。少し見難にくいですがチェックした〝証〟の印刷が確認できます。


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これが欧州の標準的ターミナル駅、フランクフルト中央駅の正面です。ドーム型でして、初めて見たときは感動しました。日本は東京駅でも通過駅型ですね。


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少し離れた場所からのフランクフルト中央駅です。駅前を堂々と「トラム」が走っています。これも欧州の常識ですかね。


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ここで少し電車を離れ、フランクフルトの街の中です。2018年現在フランクフルトは欧州中央銀行や移民で、ゲルマン民族のドイツ人比率は60%まで低下しています。

お上りさん定番の「レーマー」です。如何にもドイツらしい建築です。ゴシック様式で木組みの切妻型の建物でして、旧市庁舎です。後期ルネサンス様式だそうです。


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ドイツの詩人・小説家・劇作家「ゲーテ」はここフランクフルトで生まれたそうです。フランクフルトは〝Frankfurt am Main:FFM〟が正式名称です。マイン川 (ライン川の支流) の畔のフランクフルトという意味だそうです。フランクフルトと称する町は他にもドイツ国内にあります。


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<古本屋>
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この辺をプラプラ歩いているとマイン河畔に出ました。そこでこの〝蒸気機関車〟の静態保存に出くわしました。機番を確かめることを忘れました。


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最後にマイン川眺望です。


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