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備前・旭川の憂鬱 (初冠雪翌日の伯耆大山 22-47) [日記・雑感]


GoToなんちゃらとは全く関係なく、本当に久しぶりに中距離ドライブに出かけました。

来年は75歳になりますので、免許証の返納を考えています。昨今の高齢者による事故を見ますと、世の中にご迷惑をお掛けする前に、と思います。幸いなことにバスやタクシーのアクセスがそれほど悪くありませんから、気楽なことを言っています。山間部の方々からはご批判を買うかも知れませんが...

さて昨日 2022/10/25 報道では、伯耆大山が初冠雪した、と言っていましたので、それは好都合と恒例の〝蒜山・大山〟方向へ出向きました。

以下、絵をご覧ください。

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以上が伯耆大山の遠景ですが、途中で素晴らしいススキの群生を見ました。まあ仙石原には負けますが(笑)。

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「蒜山・大山スカイライン」の鍵掛峠展望台からの眺望です。ブナ林の全山黄葉には少し早かったようです。

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世の中は重苦しいことばかりが報道されますが、たまにはリフレッシュが必要です。




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備前・旭川の憂鬱 (改めて安倍元総理の〝国葬義〟を問う 22-46) [日記・雑感]


安倍元総理の〝国葬義〟どうも納得が行きません。納得が行かない矛先はメディアの世論調査です。具体的な数値はともかく、渋谷電視台(別名NHK)なんかは盛んに、7月は過半数が〝国葬〟に賛成だったのが。9月には過半数が反対になったと報道していました。

ところが、これも数値は省きますが、国葬当日それなりの人数で、国葬反対のデモもありました。それも筆者の学生時代と同じ〝全共闘〟や〝千葉動労〟の懐かしいヘルメット姿をTV画面を通して見ることができました。昔々Twitterから拾ったヘルメットの絵をご覧ください。

過激派ヘルメット.jpg



以前からメディアや知識人と称する方々が安倍元総理をdisる言葉が余りにも品性がないと感じていました。その一部の代表例を示します。

❖ 池田香代子氏2014/04/16 「あ べ し ね」と投稿しています。

❖ 山口二郎氏2015/08/30に市民連合が主催したデモで「安倍に言いたい。お前は人間じゃない!
たたき斬ってやる!」と殺害予告と受け止められかねない発言をしています。

❖ 一般のデモでも「アベ政治を許さない」と書かれたプラカードを必ず見ます。

詳細は拙blog https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2020-08-23 を参照ください。

メディアや知識人が主張するように、安倍元総理はそんなに極悪非道で日本国民の敵であったのでしょうか!?検証が必要です(本来は不必要ですが)。



一方、国葬義当日〝自発的〟に武道館の一般の献花に訪れた方々、数時間待ちもあったようですが、2万数千人もいらっしゃったようです。地方の献花場も含めるとさらに数字は増えます。

これだけのことで判断するのは危険ではあるのですが、メディアの世論調査にあったように〝安倍元総理の国葬反対〟は本当に国民の過半数で、国民の声だったのでしょうか!?むしろ国民の過半数は賛成だったのではないかと疑っています。

その背景は、やはり昼間のTVを中心とした徹底した反安倍キャンペーンではないかと考えています。若年層は明らかに安倍元総理の国葬賛成が過半数でした。彼らは昼間のTVを見ていませんから。

〝j-castトレンド〟2022/08/02では『安倍晋三元首相の国葬 若者は賛成、高齢者は反対が多い』
https://www.j-cast.com/trend/2022/08/02443002.html?p=all とキャプションを付けています。
textを表にまとめてみます。メディアは信用ならん!と言っておきながら、メディアを参照するのは如何なものか?と思いますが、複数の情報源がある記事は参照できると思います。

安倍元総理国葬支持率.jpg



少し話題を変えて安倍元総理がなにゆえにメディアや知識人に評判が悪いのか、少し長くなりますが筆者なりに考えてみました。

先ずは現在の神学的憲法論〝憲法9条〟を考える必要があります。〝憲法9条〟の根底は、第二次大戦・太平洋戦争終戦時に遡らなければならないと思います。それは〝戦後エリート〟の考えていた事に起源があると考えているからです。

彼らは、マッカーサーの占領軍が短時間に作成した「平和憲法」を〝絶対の善〟と決めつけ、〝絶対平和主義〟および〝社会主義は理想〟的な社会システムであると定義したのだと思います。そして、日本は〝非武装中立〟から〝社会主義国に移行〟させる予定であったのでしょう。

メディアは自分たちを戦後エリートの一人として〝権力を批判する〟ことが仕事と、誰も頼んでないのに勝手に位置付けました。ここでの〝批判〟は善悪を批判するとか評論するのではなく「否定」することに邁進しました。

彼らは、ポツダム宣言受諾1945/08/14の時点で「神権主義的な天皇主権」から「国民主権主義」への〝革命〟が起きたとする宮沢俊義 東京大学 法学部教授(1976没、戦後の憲法学の指導者的存在)の『八月革命』と位置付けたようです。これには当然反論もあります。

念のため、ポツダム宣言とは1945/07/26にイギリス・アメリカ・中華民国の三国政府首脳の連名で日本に対して発された全13か条から成る降伏勧告の宣言(日本大百科全書ニッポニカ) とあります。

戦後サヨクはこの〝革命〟という言葉を好みます。フランス革命の勃発した1789年の07/14を〝パリ祭〟として愛でるのですが、実際は「革命記念日」です。ですから〝お祭り〟なんかではなく〝血生臭い日〟のはずです。

以上より、筆者は以下のように考えます。

戦後エリート≒サヨクとは〝憲法9条〟と〝非武装中立〟を盲目的に順守し、それ以外の価値観を全く認めない集団です。そして憲法学的には権力の暴走を縛る〝立憲主義〟を標榜しています。

戦争、軍事、自衛隊、安全保障、といった言葉は忌避すべきで、これらの言葉を使うから、あの忌まわしい戦争になるんだ、と主張してるように感じます。『逆説の日本史』で井沢元彦氏は、このような考え方を〝言霊信仰〟と定義しています。

じゃあ、敵が攻めてきたらどうすんだ!?との疑問に、彼らは〝専守防衛〟に徹する、として来ました。〝集団的自衛権〟は勿論〝集団安全保障〟さえも否定的です。


ここまで来て、やっと安倍元総理の登場です。安倍元総理の祖父は〝岸信介元総理〟です。彼は余りにも有名ですが、1960年に「日米安保条約」を改定しました。この改定はいわゆる戦後エリート≒サヨクの敗北でした。

「日米安保条約改定」とは、自民党岸信介内閣によって進められた改定です。日米軍事同盟強化に反対する激しい反対運動、いわゆる〝安保闘争〟を抑え込み、国会で強行採決しました。1960/06 国会で批准成立後、岸内閣は退陣し、経済優先、所得倍増計画の池田内閣に交代しました。

日米安保条約の改定に際して高揚した軍事同盟反対の国民運動は、戦後最大の大衆政治運動となりました。国会前デモでは女子の東大生が亡くなりました。筆者は確か中学1年生でして、これは記憶しています。


ということは、岸信介元総理は戦後エリートの最も忌避すべき人物です。この世に存在しては不都合な人物です。ですから全人格を否定するのです。

安倍元総理はその岸信介元総理の孫です。そして議員になってからも、自民党結党の精神の一つである自主憲法制定論、あるいは憲法改正論者の一人です。

これは戦後エリート≒サヨクの思想信条と全く異なります。すなわち忌避すべき人物なのです。岸信介元総理と同様、この世に存在しては不都合な人物です。ですから全人格を否定するのです。

具体的な判り易い例として〝特定秘密保護法〟を上げたいと思います。憲法改正ができませんので、安倍元総理はその対策として2013年〝特定秘密保護法〟の制定を行いました。サヨク・メディアはこぞって憲法を踏みにじりものだ、と反対の大キャンペーンを張りました。

特定秘密保護法が施行されたら「言いたいことが言えなくなる」、「政府に逆らうようなことを言ったら捕まる」などと吹聴しました。その後も「安保法制が改正されたら戦争が起こる」、「徴兵制が敷かれる」などと公共の電波を使って大嘘を吐きました。


これで明確になったはずです。「アベ政治を許さない」の主語は戦後エリートの系譜を継ぐ〝サヨク・メディア〟なんです。断じて一般の善良な日本国民ではないのです。あれだけメディアが〝反安倍〟旋風を吹かしても選挙では全戦全勝、史上最長の政権を維持できたのです。

ついでに言いますと、森友学園も加計学園も冤罪・白です。ただし桜を見る会は厳密には黒です。ただし、量刑は極めて軽微と考えます。しかしながら、メディアはここぞとばかり安倍元総理を責め立てました。

TVを見る層、すなわち高齢者、場合によっては〝68年安保〟も経験した筆者のような団塊の世代や公明党の婦人部のような方々は、安倍元総理を完全否定される方が多数を占めると思います。


以上より筆者の結論です。安倍元総理の〝国葬義〟は賛成された方の方が、世論調査とは異なり、多かったのではないでしょうか。



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