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備前・旭川の憂鬱 ( 「迷樹散椿」 23-11) [日記・雑感]


今年は「ツバキ」の当たり年のようです。ピンク色のアケボノ種も、嫌味なぐらい満開です。

しかし、ツバキはご承知のように、首から花が落ちます。落ち過ぎで、興醒めです。

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ツバキと云えば、『山種美術館』に、速水御舟の「名樹散椿」が展示されます。筆者も数回訪問しています。『山種美術館』のHPには、

〝速水御舟の「名樹散椿」。2曲1双の屏風いっぱいに描かれた古木は、京都の昆陽山地蔵院、通称「椿寺」の五色八重散椿を描いたもの。山種美術館の顔とも言える椿の名画で、昭和期の美術品として最初に重要文化財に指定された作品でもあります。〟

とあります。〝2曲1双の屏風〟何回見ても感銘を受けます。是非一度ご覧ください。



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備前・旭川の憂鬱 ( 理解できない「ロシア」という国 23-10) [日記・雑感]


現役時代、海外とのビジネスに携わった経験があります。しかし、残念ながら、と言いますか、幸いなるかな、と言いますか「ロシア」との関係は全くありませんでした。それゆえ、事前にロシア情報を整理することもありませんでした。

ロシアといえば〝反プーチン〟が消される国、「恐ロシア(筑波大学 中村逸郎さんの造語)」のイメージしかありません。ウクライナ侵攻や、少し前のクリミア占拠、日本人である筆者には全くの無関係の、チェチェンとかダゲスタン紛争介入、何れもダークなイメージしかありません。


数日前、CNNが衝撃的な記事を出しました。日本版の一部を抜粋します。

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国際刑事裁判所(ICC)は17日、ウクライナの子どもをロシアに強制移送する計画に関与した疑いで、ロシアのプーチン大統領と当局者のマリヤ・リボワベロワ氏(女性)に逮捕状を出した。
ロシア大統領府は、ICCの措置は「言語道断で受け入れがたい」としている。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日、ツイッターで「ロシアは多くの国と同様、この裁判所の管轄権を認めていない。従って、この種の決定のいかなる決定もロシアにとっては法的観点から無効だ」と述べた。 (以上、引用終了)

ロシアは米国やウクライナ、チャイナと同様、ICCに加盟していないので、逮捕され裁判にかけられる可能性はぼぼゼロでしょう。しかしながら、意思表示を控えている国々、例えば Global Southや、ロシア親派国には一定の効果が期待できるように思います。

今回の国際刑事裁判所(ICC)の決断に敬意を表します。

それにしても、プーチンや彼の親派のロシア人たちの行動原理が理解できません。果てしない西欧や米国に対する嫌悪感や劣等感なんでしょうか、それともソ連崩壊のトラウマなんでしょうか。「武力による一方的な現状変更」は許容しない、という人類共通と思っていた理念が吹っ飛びました。修復は不可能かも知れません。



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備前・旭川の憂鬱 ( 名古屋市美術館コレクション展 23-09) [日記・雑感]


本当に久しぶりに「岡山県立美術館」へ出向きました。〝名古屋市美術館コレクション展〟の鑑賞です。
お目当ては〝modigliani〟です。

昔々高校生の頃「大原美術館」で名画を鑑賞したのですが〝modigliani〟の印象が残っていました。理由はよく判りません。今回のコレクション展でも目玉でしたので、エントランスにも大きく投影されていました。

テーマは『エコール・ド・パリとメキシコ・ルネサンス』です。


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大畑美術館と並列にしてみました。少々マズいのですが渋谷電視台(別名NHK)のキャスターに似た方がいらっしゃいます。あくまでも筆者の主観です、当たり前ですが...

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ユトリロ、有名ですね。

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バスキン、初めて見ました。

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画題は「スペイン風景トレド」です。キュービズムの先駆けのように見えました。でもこの程度ですと素人の筆者でもお付き合いができそうです。

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藤田正嗣の自画像、この絵は有名ですね。どこの展覧会でも見られます。

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シャガール、へーえ、シャガールにもこんな絵があるんだ!?と感心して鑑賞しました。

兎に角、小作品が多数展示されていまして、スキップしながら〝これは〟と思う作品のみを拝観しました。小作品の展示は一工夫が必要です。暖かい昼下がり、春が来たと感じました。



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