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備前・旭川の憂鬱 ( 理解できない「ロシア」という国 23-10) [日記・雑感]


現役時代、海外とのビジネスに携わった経験があります。しかし、残念ながら、と言いますか、幸いなるかな、と言いますか「ロシア」との関係は全くありませんでした。それゆえ、事前にロシア情報を整理することもありませんでした。

ロシアといえば〝反プーチン〟が消される国、「恐ロシア(筑波大学 中村逸郎さんの造語)」のイメージしかありません。ウクライナ侵攻や、少し前のクリミア占拠、日本人である筆者には全くの無関係の、チェチェンとかダゲスタン紛争介入、何れもダークなイメージしかありません。


数日前、CNNが衝撃的な記事を出しました。日本版の一部を抜粋します。

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国際刑事裁判所(ICC)は17日、ウクライナの子どもをロシアに強制移送する計画に関与した疑いで、ロシアのプーチン大統領と当局者のマリヤ・リボワベロワ氏(女性)に逮捕状を出した。
ロシア大統領府は、ICCの措置は「言語道断で受け入れがたい」としている。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は17日、ツイッターで「ロシアは多くの国と同様、この裁判所の管轄権を認めていない。従って、この種の決定のいかなる決定もロシアにとっては法的観点から無効だ」と述べた。 (以上、引用終了)

ロシアは米国やウクライナ、チャイナと同様、ICCに加盟していないので、逮捕され裁判にかけられる可能性はぼぼゼロでしょう。しかしながら、意思表示を控えている国々、例えば Global Southや、ロシア親派国には一定の効果が期待できるように思います。

今回の国際刑事裁判所(ICC)の決断に敬意を表します。

それにしても、プーチンや彼の親派のロシア人たちの行動原理が理解できません。果てしない西欧や米国に対する嫌悪感や劣等感なんでしょうか、それともソ連崩壊のトラウマなんでしょうか。「武力による一方的な現状変更」は許容しない、という人類共通と思っていた理念が吹っ飛びました。修復は不可能かも知れません。



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