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備前・旭川の憂鬱 (保守思想の父 エドマンド・バーク:Edmund Burke 24-06) [日記・雑感]


TVは、ある程度仕方ないのですが、地震報道ばかりでして、ウクライナもパレスティナもその他の国際問題は何処かへ行ってしまいました。でも、メデャアの大好物の政治スキャンダルに、結構の時間を割いていますが、結局メディア殿の意図・意向とは異なる結末となり〝自爆〟するでしょう。

最近、理由は定かではありませんが、ソーシャルメディア [X:旧Twitter] 上で「保守思想の父」エドマンド・バーク関係の投稿を発見しました。

一つは弁護士さんの投稿です。
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もう一つは衆議院議員 小林鷹之さんの投稿です。経済安全保障担当大臣を歴任されています。
小林鷹之さん.jpg

エドマンド・バーク (英: Edmund Burke 1729 – 1797) は、アイルランド王国生まれのイギリスの政治思想家、哲学者、政治家。「保守思想の父」として知られる。1765年から1794年までイギリス庶民院(下院)議員を務めた人物です。


第2次安倍政権時代、『アべガー』がメディアの主流となりました。筆者は「保守主義はケシカラン」という命題に対し、そういえば「保守主義」とは何か?を理解していないと気が付きまして、「保守主義」のバイブルと言われている、エドマンド・バークの『フランス革命の省察』を読んでみました。

他にも半澤孝麿訳・解説『フランス革命の省察【新装版】REFLECTIONS ON THE REVOLUTION IN FRANCE』 みすず書房も出版されています。

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その読書感想文を、当blogにupしています。https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2014-08-03 
『フランス革命の省察』の著者、エドマンド・バークは言います。 「政治の技術とは、理屈ではどうにもならぬものであり、しかも国の存立と繁栄にかかわっている以上、経験はいくらあっても足らない」と述べています。 


保守主義とは何ですか?に辞書的には、以下の様です。
保守または保守主義(英: conservatism)とは、従来からの伝統・習慣・制度・考え方を維持し、社会的もしくは政治的な改革・革命・革新に反対する思想のこと。 過激な傾向を拒否し、穏健な立場を奉ずる人物を保守主義者、勢力を保守勢力、政党を保守政党(英: conservative)と呼ぶ。


アーネスト・バーカーは『フランス革命の省察』に〝これが保守主義である。しかもそれは品位がある。その品位がバークの『省察』を、思想の大海を航海するとき、人間の心を永遠にとらえて離さぬものの一つとして確立したのである。〟と言っています。

さらに〝彼は、抽象的イデオロギーや形而上的思弁に頼らないで、社会的秩序と結びついた個人的自由を擁護し、国家権力は民衆のための信託であるという信念にもとづいて、啓蒙思想の理性信仰を逆転する書、〈革命に反対する革命的書物〉(ノヴァーリス)を著したのである。〟

〝この書は、政治的理性と現実的熟慮を通ずる正義と便宜の調整の方法を明らかに示し、保守主義のバイブルと称される地位を占めるにいたった。〟と。ここの解説は前述の半澤孝麿訳・解説より引用です。

1994年の公職選挙法改正で「政治改革・金権政治からの脱却」と称した感情的・メディア的に改革した日本国の「小選挙区制」や、今の派閥政治・キックバック等、「政治の技術とは、理屈ではどうにもならぬものである」と明言した、エドマンド・バークの言葉を噛みしめて欲しいものです。



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