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備前・旭川の憂鬱 (外国人の犯罪 19-203) [日記・雑感]


最近、悲惨で凄惨な事件が数多く報道されます。心が痛む事件もあれば、加害者が何故にここまで憎しみを持つのだろう?といぶかる事件もあります。

例えば殺人事件ですが、事件発生、捜査、検証、そして被疑者逮捕、その後関係者への取材(必要とは思いませんが)、暫くして被疑者の起訴、公判中、判決...と時間軸で追いかけていくと、一つの事件が10倍ぐらいに膨らみますので〝最近は事件が多いなぁ〟となります。

ある人に言わすと〝昔は殺人事件も多かったから、イチイチ報道しなかった。しかし殺人事件も年間1,000件ぐらいになると個別に報道できる。〟といったご意見もあります。


事件報道だけを見ますと、「世の中はどんどん悪くなっている!?」と感じますが本当でしょうか。手元に統計がある外国人犯罪について眺めてみました。

試しに周囲の人に「最近、外国人の犯罪が増えていると思う?減っていると思う?」と聞いたところ、「増えている」と答えた人が多かった、という話もあります。

では、実際はどうなのか? 「平成29年版 犯罪白書」の統計データーを見てみましょう。


外国人犯罪_H29 - コピー.jpg

外国人による刑法犯 検挙件数・検挙人数の推移(平成元年~28年)
出典:法務省 平成29年版 犯罪白書 第4編/第9章/第2節/1
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/64/nfm/n64_2_4_9_2_1.html


在留外国人_H29 - コピー.png

在留外国人数の推移(平成19年~29年)
出典:法務省 平成29年末現在における在留外国人数について(確定値) http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00073.html


外国人による刑法犯の検挙件数は,平成17年(2005)に43,622件を記録した後,平成18(2006)年から減少に転じ,平成28年(2016)は15,276件(前年比4.6%減)でした。

また,外国人による刑法犯の検挙人員は,平成11年(1999)から増加し,平成17年(2005)に14,786人を記録した後,平成18年(2006)から減少し続けたが,平成25年(2013)から増減を繰り返し,平成28年(2016)は10,750人(同2.7%減)であったと読み取れます。

同年における刑法犯検挙人員総数(226,376人)に占める外国人の比率は4.7%でした。

出典:法務省 平成29年版 犯罪白書 第4編/第9章/第2節/1
http://hakusyo1. moj.go.jp/jp/64/nfm/n64_2_4_9_2_1.html


もっともこのデーターは警察のお世話になり事件として顕在化した件数でして、闇に葬られた事件は当然統計には入っていません。凶悪犯罪の統計は正確ではないかと思います。細部を追求すればきりがありませんが、少なくともここまでの統計資料からは、「外国人の犯罪が増えている」という明らかな材料は見つかりませんでした。


しかしながら〝凶悪犯〟に外国人が多いように〝感じ〟ます。具体的に一件一件検証はしていません。しかしながら日本の裁判が今一つ納得できません。

先日判決のあった「熊谷連続殺人事件」、死亡者が6名の凶悪事件でした。一審の裁判員裁判では死刑、プロの裁判官の高裁で無期懲役となりました。他の事件でも同様でして〝一審の裁判員裁判では死刑、プロの裁判官の高裁で無期懲役〟が複数確認できます。

これでは何のための〝裁判員裁判制度〟か懐疑的になります。まさか高裁の判事殿は、日本に対する欧米の死刑制度廃止圧力を忖度したわけではないと思いますが...このような凶悪犯が日本国民の印象を悪くしているのではと思います。

話しは飛びますが、オーストラリアは日本との軍事同盟を結びません。その理由は〝日本には死刑制度がある〟からと主張しているようです。

お話しがバラバラになってしまいました。今後の移民制度と相まって外国人の犯罪を注視して行かなければと思います。Brexitの発端となった「移民」、日本ではあまり報道されませんが、ドイツや北欧の移民による性犯罪や凶悪犯の傾向にも注視して行かなければなりません。



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