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備前・旭川の憂鬱 (「持続可能な100社 / Forbes Japan」18-08) [日記・雑感]

持続可能な100社、トヨタの名前なし Karsten Strauss - Forbes Japan - 2018年1月26日

という刺激的なキャプションが踊っていまして、以下原文をコピペしました。本当はLinkを貼るのが常道ですが、Linkが見当たりません。


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カナダの金融情報誌コーポレート・ナイツ(Corporate Knights)は今週、スイス・ダボスで開催の世界経済フォーラム(WEF)年次総会に合わせ、世界で最も持続可能な企業100社をまとめた報告書を発表した。

今年で14年目となる同報告書の作成にあたっては、財務報告書や持続可能性報告書などの公開情報が使用された。調査対象となったのは、年間売上高が10億ドル(約1100億円)以上で健全な財務状況にある世界の約6000社で、あらゆる業界の企業が含まれている。

同誌が分析した主要な要素としては、エネルギーの使用状況、炭素排出量、廃棄物、空気浄化などがある。また、イノベーションへの支出、納税額、経営陣の多様性、経営陣の報酬額、取引先供給業者、年金基金の健全性、安全評価、離職率、持続可能性目標と上級役員の報酬額の関連性も考慮した。


昨年ランキング入りした企業は自動的に今年の分析対象とされた。また、900位以内に入った企業にはデータ確認のため全社に直接連絡を取った上で、最終的な上位100社が決定されている。


今年1位を獲得したのは、組織の廃棄物削減を支援する工学ソフトウエアを開発する仏ダッソー・システムズだ。コーポレート・ナイツによると、同社は取締役会の女性比率が高い、最高経営責任者(CEO)と一般社員の給与額の差が小さい、過去5年間の収入のうち26%以上を納税しているといった点で高い評価を受けた。

続く2位は、再生可能ディーゼルなどを扱うフィンランドのエネルギー会社ネステ(Neste)だ。同社の売り上げにおける再生可能燃料やバイオマテリアルの割合は今後5年以内に半分を超える見通しだとコーポレート・ナイツは指摘している。3位には、仏自動車部品メーカーのヴァレオ(Valeo)がランクイン。自動車メーカーの排出ガス削減を支援する製品を展開していることが評価された。

選出された100社には、米国から18社、フランスから15社、英国から10社、ドイツから6社が入っている。

日本からは本田技研工業(21位)、武田薬品工業(44位)、積水化学工業(55位)、日産自動車(68位)の4社がランクインした。

コーポレート・ナイツによると、上位100社に選ばれた企業は、年間売上高10億ドル以上の平均的な多国籍企業と比べ、女性経営幹部の数が3倍、納税額は27%高かった。

コーポレート・ナイツがまとめた世界で最も持続可能な企業の上位25社は次の通り。

1位 ダッソー・システムズ(フランス/ソフトウエア)
2位 ネステ(フィンランド/石油・ガス・消費燃料)
3位 ヴァレオ(フランス/自動車部品)
4位 UCB(ベルギー/製薬)
5位 オートテック(フィンランド/建設・工学)
6位 アムンディ(フランス/資産運用)
7位 シスコシステムズ(米国/通信機器)
8位 オートデスク(米国/ソフトウエア)
9位 シーメンス(ドイツ/複合)
10位 サムスンSDI(韓国/電子機器・器具・部品)

11位 アーリアル銀行(ドイツ/貯蓄・不動産ローン)
12位 エンブリッジ(カナダ/石油・ガス・消費燃料)
13位 メルク(米国/製薬)
14位 ナチュラ・コスメティコス(ブラジル/個人用品)
15位 ピアソン(英国/メディア)
16位 アマデウスITグループ(スペイン/ITサービス)
17位 BMW(ドイツ/自動車)
18位 ミナスジェライス電力(CEMIG)(ブラジル/電気)
19位 コーニンクレッカ・フィリップス(オランダ/複合)
20位 アラガン(米国/製薬)

21位 本田技研工業(日本/自動車)
22位 サノフィ(フランス/製薬)
23位 マコーミック(米国/食品)
24位 オーストラリア・コモンウェルス銀行(オーストラリア/銀行)
25位 ビベンディ(フランス/メディア
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知らない企業が多いですね。一つの見方ですからこれに煽られる事はありません。しかし、現状とは大きく変わるであろう、という事は頭の片隅に入れて置きたいものです。





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備前・旭川の憂鬱 (「今年2度目の大寒波襲来」18-07) [日記・雑感]


TVを見ますと〝首都圏の降雪・積雪〟の話ばかりです。東京のキー局と称する「地方局」は、少しは日本全体、特に北国の方々へも心を配ればいいのに!と強く思います。

しかしながら、今年の寒波は強烈ですね。当地・岡山市の「天気情報」(予報ではありません) はTV画面ではこのようになっています。


天気情報Jan.22.JPG



雪マークもありますが、今後の1週間は「冬日」、それも最低気温が〝マイナス〟です。最高気温は〝一桁℃〟です。

筆者の小学生時代、校庭にある噴水付き水槽には、厚さ1cmはある氷が張っていたように思います。氷点下でも、-3℃、-4℃の日が続きますと、氷も解けないで厚さを保ちます。

今冬は久しぶりの、季語ではない本当の「厳冬」です。



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備前・旭川の憂鬱 (「世界自由度ランキング 2018」18-06) [日記・雑感]

前にも述べましたが「ランキング物」はミーハー心を誘惑します。〝くだらん〟とか〝無意味〟と思っても一応見てみようかな!?と誘惑に負けることが多いです。

しかしながら、「報道の自由」ランキングといった政治的な思惑があるランキングは、直感的に〝おかしい?〟と思われることが有ります。昨年のランキングは72位でした。

以前にも「世界最高の国2017年度ランキング」〝http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2017-04-05〟で、「報道の自由」ランキングが如何に恣意的かを示しました。

その後も国連のナントカ機関の上層部が〝日本のJK:女子高生は7人に1人が売春をしている〟といった「根拠レス」の発言をしています。兎に角、データーの裏付けの無い〝お話し〟が多すぎます。トランプ大統領ならずとも「fake news」と叫びたくなります。

つい最近アメリカのシンクタンク「Freedom House :フリーダム・ハウス」が〝Freedom in the world 2018〟を公表しました。筆者はこの「Freedom House」を知りませんでしたので、属性をググってみました。

「Freedom House」 :フリーダム・ハウス」はアメリカに本部を置く国際NGO団体です。
本部: アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
□設立: 1941年10月31日 
ナチ・ドイツに対抗して自由と民主主義を監視する機関として設立された。また毎年世界人権状況白書を発行している。
□職員: 150人
□収益: 30.86 mUSD
□創立者: エレノア・ルーズベルト、 ウェンデル・L・ウィルキー
□ビジネスの種類: シンクタンク、 研究所

とあります。「Democracy in Crisis」は、当然〝英文〟ですが、筆者のように英語が苦手な方は、絵・表・数字を追いかければ、問題なく読めます。どうしても本文を読みたいが、英語力がチョット~という方は、筆者と同様、Google翻訳
https://translate.google.co.jp/〟に頼る手もあります。これって結構使えます。トランプ大統領のTweetに使っています。


先ず全体は以下の言説をご覧ください。
Freedom in the World 2018 Democracy in Crisis 世界の自由、危機における民主主義
https://freedomhouse.org/report/freedom-world/freedom-world-2018

国別自由度のランキングを手っ取り早く知りたい方は、以下を参照ください。210ヶ国と地域です。
2018 Country Scores 国別ランキング
https://freedomhouse.org/report/freedom-world-2018-table-country-scores



このタイプのランキングは、北欧の国のscoreが基準となることが多いと感じます。今回も北欧のデンマークを除く3ヶ国が、なんと100です。

一番知りたい「日本国」のランキングですが、それは〝13番目〟です。高いと思われる方と、意外に低いと思われる方の両者があると思われるランキングです。多分、前者はヒダリ系、後者はミギ系でしょうか。


210もの国と地域を列挙していますので、結構見難いです。そこで、横軸に「国・地域」を採り、それぞれの「集計:Aggregate score」を縦軸にグラフを作ってみました。一番左が優等生でして100点、デンマークを除く北欧3ヶ国です。210番目最悪国は、シリアでしてマイナス1点が付けられています。


国別ランキング.jpg


右上がりの黄色の曲線は〝パレート〟でして、国・地域の累積構成比率を示しています。異常点を見つけるためです。

この曲線から読み解けることは、パレート曲線が50%となる「Score」は81点辺りでして、ランキングでは66位辺りです。これは210ヶ国・地域の内<1 / 3> は平均点より上にあり、<2 / 3>は平均点より下にあると言えます。「Freedom House」の分析は特異点が無いのが特徴でしょうか。


このグラフでは詳細が判りませんが、scoreの上位30ヶ国と、下位30ヶ国を示します。
一番左が筆者が付けたランキングです。
二番目が国と地域です。地域は(*)が付いています。チベットは(*)、ところが、台湾は国扱いです。マリオット、デルタ、ZARAと同じ事にならないことを祈ります。
三番目は自由度状態、
四番目はPolitical Rights、政治的権利とでも訳すのでしょうか、例えば民主的な選挙が考えられます。
五番目はCivil Liberty、市民の自由度とでも訳すのでしょうか。
六番目はFreedom Rating、自由度格付けです。
七番目はAggregate Score:総計です。このAggregate Scoreが総合評価となります。


上位ランキング.jpg


下位ランキング.jpg


今注目されている国、韓国は84で57位、北朝鮮は2で205位、チャイナは14で186位、ロシアは20で178位です。ビリはシリアでマイナス1で210位です。

このランキングでドゥテルテ大統領のフィリピンは62で103位です。麻薬ギャングを次々と銃撃し、仲買人も含めて七千人を銃殺していても、この程度のScoreです。


筆者のような暇人は、現役時代からの〝びょうき〟でして、データーを見るとついグラフにして遊んでしまいます。




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備前・旭川の憂鬱 (「バンクーバー:北朝鮮問題をめぐる関係国外相会合」18-05) [日記・雑感]


先ずは河野外相のTwitterから

河野太郎‏ 認証済みアカウント @konotarogomame 1月16日
アブダビからロンドン経由でバンクーバー到着。同じ飛行機に日英デンマークの外相が乗っていて、ジョンソン外相がここで会議が開けるなと陽気にジョークを飛ばしていた。福島の桃ジュースが美味しかったとまだ言ってくれている!

イギリス人らしい質の悪いジョークですね。


1月16日(現地時間)、朝鮮戦争の国連軍に派兵した国や、日本、韓国など招待国の約20カ国の外相による会合が、米国とカナダが共同で、カナダのバンクーバーで開催されました。日本は朝鮮戦争の当事者ではありませんでしたが、招待されました。

「朝鮮戦争当時、国連側の参戦国を主軸に構成された会議」であることを注視したいと思います。そこで河野外相は以下のような外交を展開されました。少し長いですが「NHK NEWS WEB」からコピペします。


「河野外相 慰安婦めぐる日韓合意の着実な実施を」 1月17日 5時26分 〝河野外務大臣は、訪問先のカナダで韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相と会談し、ムン・ジェイン(文在寅)大統領が誤りだったという認識を示した慰安婦問題をめぐる日韓合意について、さらなる措置や協議には応じられないと伝え、韓国側が合意を着実に実施するよう求めました。〟
(中略)
〝会談では、ムン・ジェイン大統領が誤りだったという認識を示した慰安婦問題をめぐる日韓合意について、カン外相が、韓国政府の立場を説明したのに対し、河野大臣は「日韓合意で最終的で不可逆的な解決を確認したにもかかわらず、韓国側がさらなる措置を求めるようなことは全く受け入れることはできない。協議には応じられない」と述べ、韓国側が合意を着実に実施するよう強く求めました。〟

また、河野大臣は、

〝韓国の元徴用工をめぐる問題は解決済みだとする日本の立場を伝え、日本大使館前などに像を設置する動きには適切な対応をとるよう求めました。〟

一方、北朝鮮への対応をめぐって、両外相は、南北協議を踏まえて意見を交わし

〝北朝鮮から非核化に向けた真剣な意思や具体的な行動を引き出すため、圧力を最大限まで高めるべきだと改めて確認しました。〟

このほか、カン外相が、来月韓国で開幕するピョンチャンオリンピックにあわせた安倍総理大臣の韓国訪問を改めて要請したのに対し、河野大臣は、国会日程などを踏まえて検討されることになると述べるにとどめました。

(以下省略)

日本国も基本的姿勢に軸足を置けば、このように明確なメッセージを世界に発信できることを、河野外相は見事に証明しました。今までなぜできなかったか!?不思議です。


念のため外電をチェックしました。NHKだけでは危ないですからね(苦笑)。

【1月17日 AFP】レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)米国務長官は16日、カナダのバンクーバー(Vancouver )で開かれた北朝鮮の核・ミサイル問題に関する外相会合で、参加した20か国に対し、北朝鮮への圧力を強め、より厳しい制裁措置を行うよう要求した。ただ、韓国は南北会談が実現するなど制裁の効果が出ているとして、より慎重な姿勢を示している。

(中略)

ティラーソン氏は「まず初めに、国連安全保障理事会(UN Security Council)の制裁措置を完全に履行しなければならない。これが法の文面だ。このことを特に強くロシアと中国に求める」と述べた。

また海上で北朝鮮船に積み荷を移し替える違法行為を終わらせるため「海上阻止行動」の強化に向け各国が協力しなければならないと指摘。さらに、北朝鮮がさらに挑発行為をした場合、新たな代償を負わせなければならないと強調した。

日本の河野太郎(Taro Kono)外相はこうした考えを支持したが、韓国の康京和(カン・ギョンファ、Kang Kyung-Wha)外相は、北朝鮮に対する圧力の効果は表れているとしてより慎重な姿勢を示した。

今回の外相会合には中国とロシアは招待されておらず、冷戦(Cold War)時代に逆戻りしていると非難している。(c)AFP/Michel COMTE, with Dave Clark in Washington


まあ〝fake news〟ではなさそうです。


この投稿を整理していますと、TVが〝国会日程を調整するから、安倍総理はヒラマサの開会式へ出席すべきだ...〟とか放映されています。与野党を問わず、この姿勢が日韓関係を著しく毀損して来た元凶です。

佐々木俊尚さんの言葉を借りると「マイノリティー憑依」という事になります。今更〝中・韓〟とも、マイノリティーでは有りません。もう少し「足元の現実」を直視しましょう。



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備前・旭川の憂鬱 (「厳冬の旭川(あさひがわ)」18-04) [日記・雑感]

今朝はU-turn後の8年間で最も寒い朝だったと思います。なんと〝-5.5℃〟でした。

浴室の窓が凍結していました。もちろん開閉できません。日差しは有りましたので10時頃には融けて、窓の開閉は可能となりました。


DSC76up.JPG


「冬眠」しようかなあ!?と思いましたが、やはり怠惰な生活はよくありません。

昼下がり、コーヒーのフィルターが丁度なくなりましたので、これを買いにコンビニへ出向きました。少し迂回しまして、旭川(あさひがわ)の右岸堤防から、川面を眺めました。


DSC77up.JPG


凍結しているかな?と見ました。川岸に凍結を確認できました。


DSC79up.JPG


明日の朝も〝-4℃〟の予想ですから、再度凍結が見えるかもしれません。毎度同じセリフですが、老体には春が待ち遠いです。




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備前・旭川の憂鬱 (「いつまでもスッキリしないこと」18-03) [日記・雑感]


筆者は海外との関係を持つようになってから〝軍事〟と〝宗教〟には特別の感覚を持つようになりました。

以前にも、その辺の事を当blogに投稿していますが、日本人は〝軍事〟と〝宗教〟を避けています。さらに言えば、理解しようとしませんし、理解しなくても日常生活にはほとんど影響が有りませんから。

軍事は「憲法9条」の無限で夢幻の対立、宗教は「冠婚葬祭」時のみです。


1991年12月のソ連邦崩壊以降、アメリカ合衆国一国が世界の覇権国となり、世界はこれで何とか平和が保たれると勘違いしてしまいました。筆者だけかも知れませんが...冷戦は終焉したと。〝実は〟ここで合衆国の対立相手がソ連/ロシアからチャイナにシフトし現在に至っています。

本当はこの時点から日本は「軍事」をまともに考える必要が出ていたのですが、ガラパゴス憲法学者やサヨク・ジャーナリスト達の神学論争により〝一切考えない、触るべからず〟ということで現在に至りました。彼らも内心、チャイナや北がここまでやるとは思っていなかった、と反省しているのではないかと思います。

「宗教」に関しましても、過去数回、意味不明なblogを投稿しています。一応投稿するからには、その時点では納得しているはずなのですが、「宗教」はいつまでもスッキリしません。


2001年9月11日の9時過ぎ、イスラム系国際テロ組織アルカイダ実行犯がハイジャックした民間航空機2機が、ワールドトレードセンター(World Trade Center, WTC)の両タワーに次々に自爆突撃をしました。

この時、筆者は出張でホテルに投宿、韓国人の客と酒を飲んだ直後でして、日本時間では真夜中でした。妻から携帯に電話がありました。〝大変な事が起きたわよ〟と言われても泥酔状態でしてTVのスイッチを入れるのがやっとでした。

当時〝アルカイダ〟とか〝イスラム原理主義者〟といった初めて聞く言語が飛び交いました。


正月早々スッキリするか否かは判りませんが、「一神教」であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教、と連綿と繋がる基本原理である「神・God」について理解できれば、少しはスッキリするのではないかと思い、手持ちの「本」や「SNS」を参考に考えて見ました。

こんな「一神教」のことを考えざるを得なくなったのは、言わずもがな〝トランプ大統領〟のせいです。(これはウソです)


先ず予備知識として以下を理解したいと思います。あくまでも筆者の脳内整理です。本当は聖書の〝原本〟を読むのが本筋です。でも筆者の貧弱な頭脳と、読む気の無さでは無理ですが、せめて解説本でお茶を濁したいと思います。

◆日本語の「神」と、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の「神」は全く異なる概念、考え方です。筆者は断言します。ですから、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の「神」は、英語の【God】そのままが適当と思います。

※Godは「God」でして、「GOD」も「god」も間違いです。

下手に訳すと意味・概念が判らなくなります。【God】は天地や人間を創造した「創造主」です。とんでもなく「偉い方」で、近寄りがたい怖しい方です。

◆【God】はユダヤ教では「ヤハウエ神」、エホバ神とも言います。「旧約聖書」に記載されているそうです。このヤハウェ神は、イスラム教のアッラーと同一で名称が異なるだけという理解です。

◆ユダヤ教・キリスト教・イスラム教には「預言者:prophet」が重要な役割を担います。預言者はGodの言葉を伝えるだけの存在です。蛇足ですが「預言者」と「予言者:fortune teller」は全く違います。

ユダヤ教の預言者は「モーセ」や「アブラハム」達で複数います。
キリスト教の預言者は大勢いたようですが「イエス・キリスト」(メシア、救世主) が最有力であった、これは理解しやすいです。
イスラム教の預言者は「ムハンマド」最後で最大の預言者と位置付けています。

筆者の考えではこの「預言者」が曲者です。【God】=「創造主」の考えや思いを勝手に解釈し勝手なことを言います。言った者勝ちです。キリストの場合は「福音書」です。


ここから少し「ユダヤ教」を深く信ずる「ユダヤ人」について整理してみたいと思います。

先ほども述べましたが、ユダヤ人の原点は旧約聖書に記されているユダヤ教のGod:ヤハウエ(エホバ)だそうです。

そのGodがエデンの園で土(アダマ)からつくったアダムと、アダムの肋骨からエヴァがユダヤ人の太祖となります。

その後、Godに選ばれ、大洪水を逃れ生き残ることが許されたのが「ノアの方舟」の子孫達です。

ユダヤ人は自分たちが神から選ばれた民族だ、という強い誇りをもっています。いわゆる「選民思想」です。Godとの契約という民族的なエリート意識と、世界史に対する導きの使命感を基礎としているようです。

ユダヤ人たちは、ローマ帝国に国を滅ぼされ、祖国を失って四散しつつも現在まで民族的結合を保ち、2000年後にはついに祖国:カナーン(パレスチナの古名) の地に帰還したという強力なアイデンティティーを持ち続けてて来ました。この辺りは日本人である筆者には異次元すぎて本質は理解できません。


イスラム教の聖地「エルサレム」については以下の通りです。

預言者である「ムハンマド」はある夜、砂漠の真ん中からエルサレムに運ばれ、さらにそこから垂直に天空に駆け登り、ユダヤ教の預言者モーセたちと面会し、また降りて来たとあります。それでエルサレムはイスラム教でも聖地となるのだそうです。


筆者の考えは〝まあ、いいか!?〟です。同意も反論も全く不可能だからです。


ユダヤ教・キリスト教・イスラム教という一神教の中で、キリスト教のみが「宗教改革」を実行しました。現代社会にも馴染める宗教が確立したと思います。主な改革者は「マルティン・ルター」と「ジャン・カルバン」達です。英国国教会はヘンリー8世が作りましたが、これは動機が不純です。まあ、彼らとは会話ができます。

ところが、ユダヤ教・イスラム教は「宗教改革」は全く考えられません。なぜならばどちらの宗教も〝正しい「宗教法」〟が有るので変えられないからです。すなわち、お互いに自分たちが正しいのですから「和平交渉」も対立するしかありません。このまま何時までも〝対立〟が維持されます。


日本人である筆者の宗教感は「八百万の神」です。一般的か否かは知りませんが、日本人は現在でも「八百万の神々」を信じているように思います。

八百万の神々が「宗教」か?否か?は判りません。どんな信仰であっても、寛容に受け入れる土壌が日本人の中にありますよね。

日本人の神への信仰は「原始的アニミズム」、唯一の神の存在を信じるものではなく〝万物に神様は宿る〟という考えで、山や川、気象、森、野生動物といったものを崇拝するものです。

例えば正月には「歳神様」が団体で各家庭に降りてきます。俵屋宗達の「風神雷神図」は、まさに神々(複数) を表わしているのでしょう。

少し横道になりますが「靖国神社」の存在は外国人には理解できないと思います。戦犯を祀っているといった政治的なこととは別に、戦死すると (もちろん普通に死んでも) 死ねば「神」になるのですから...これもGodを神、神をGodと訳すとおかしなことになる例でしょう。



正月早々訳の分からないお話しとなってしまいましたが、エルサレムとトランプ大統領、ユダヤ教・イスラム教の人達の行動は筆者には理解できません。過去に経験したように〝見掛けの一時的な和平〟はあっても、永遠の平和は無理でしょうね。ですから〝見掛けの一時的な和平〟を繋いで行くしかないように思います。


P.S.up後直ぐに、六辻彰二(むつじ・しょうじ)「エルサレム」とはどんな場所か? 地理的、歴史的に振り返る〝https://thepage.jp/detail/20180113-00000003-wordleaf〟を見つけました。当然ですが「エルサエム」を素人にも理解できるようにキュレーションされています。興味のおありの方は必読です。



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備前・旭川の憂鬱 (「今年の寒波」18-02) [日記・雑感]


昨年も同じことをupしましたが、やはり今冬は「寒い」と思います。数値的には平年より〝-2℃〟低いそうです。体感温度と合致します。

今朝も天気予報?天気情報?は情け容赦なく、温暖と言われている当地へも〝寒波襲来〟を告げています。話半分でも早朝は〝氷点下〟です。



寒波up.JPG



筆者は地球温暖化の懐疑論者です。なぜならば〝温室効果ガス〟主に二酸化炭素:CO2だけで「地球温暖化」を説明しようとすることです。地球の気候はそんな簡単な法則に支配されているとは思えません。それこそ、もっともっと多様性を考慮すべき、と思います。

今冬が寒いからと言って、地球温暖化が止まった、というつもりは全くありません。長期的な気候変動の中の一つの現象と考えています。


例えば昔懐かしい「徒然草」 は兼好法師が鎌倉時代末期、1330年8月から1331年9月頃にまとめられたとされます。〝家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる〟この頃は暑かったのでは、と思います。

江戸初期の「江戸四大飢饉」、寛永19年(1642年)の大飢饉と、これに元和5年(1619年)、延宝3年(1675年)延宝8年(1680年)の飢饉として取り上げられています。この頃イギリスではテームズ川が凍結したという記録もあります。


「徒然草」の頃は産業革命以前で〝温室効果ガス〟は現在よりも低い〝400ppm以下〟のはず、説明がつきません。

理屈はどうでもいいのですが、古希を迎えた身としましては、早く暖かくなって欲しいものです。



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備前・旭川の憂鬱 (「犬の糞」18-01) [日記・雑感]


今年もよろしくお願いいたします。

今年は「戌」年です。この戌の字ですが、手元にある漢和辞典「漢語林」大修館書店によりますと
十二支の第十一位、動物では犬に配す、とあります。しかし、②ほろぼす、③けずる・断ち切る、ともあります。今年は是非とも昨年の無駄で不毛の議論を〝断ち切りたい〟と思います。


拙宅ではお蔵入りしていました犬の「人形」3匹を正月の飾りにしました。この3匹ですが、当初、黄色のラブラドールのような犬の置き方が理解できませんでした。

背中が平ら・フラットになっていることに気づきましたので、先ずはこの犬を仰向けに配置し、その他の2匹を適当に配置してみました。勿論、作者の意に叶っているか否か自信はありません。


DSC52up.JPG


少しだけ上方からのフォトは以下のようになります。まあ犬たちが戯れていて、平和な感じがでているかなあ!?と自己満足しています。


DSC53up.JPG



リタイアーしてかなりの年月が経過しています。現役時代は正月明けの最初のミーティングで、その年の所感・年度方針を発表します。そのために年末になりますと、ネタ探し、をやっていました。今では懐かしく思います。

いつのときでしたか、やはり戌年に以下のような話をしたことを思い出しました。

〝猫は単独行動が多く、何か問題がおきるとニャーとやって来る。しかし犬は日常的にフレンドリー、意図がよく理解できる。今年は戌年、犬でお願いします〟と。

昭和の会社では「ほうれんそう:報告・連絡・相談」が重視されましたので、これを干支に引っ掛けて話したつもりでした。



帰省した息子たちと話していると、意外な事実が判明し、筆者は既に過去の人になったのでは、と深く思いました。

と言いますのは、世の中は既に「A I の時代」に突入している事が判りました。数十万円でその職場に必要な「A I」が購入でき、数十人の人間が不要になると言っていました。昨年はそれをon-lineして状況を見ているのだそうです。

一昔前には銀行のシステム開発は数百億円かかると言われていまして、どこぞの大手都銀のシステムはトラブルも多く「ガウディ―」とも揶揄されました。市販の「A I」で事足りるのであれば、確かに大手都銀は一万人単位で省力出来るはなあ~とおもいました。



昨年言われた事に〝既存の職業は40%不要になる〟があります。囲碁・将棋はもとより、医者の診断、弁護士、といった職業まで「A I」化可能とか。その40%の人たちはどうやって「オマンマ」を食むのか!?安倍総理に考えてもらうのでしょうか?

いずれにしましても筆者が昭和で垂れた犬の話なんか〝犬の糞〟にもならない時代が直ぐそこに来ています。



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