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備前・旭川の憂鬱 (「今年の冬モード、疲れを感じます!」18-18) [日記・雑感]


今年の「冬」は寒かったです。そろそろ「冬モード」に疲れを感じます。でも〝なんだかんだ〟と言いながら、ヒラマサ・オリンピックは望外に盛り上がりましたね!

オリンピックも終わりました。いつものウォーキングの途中に「ロウバイ」1本を見つけました。

満開に見えましたが、そろそろロウバイの季節も終りだかでしょうか...花の少ない季節に咲くので目立ちます。、「香り」も芳しいはずですが、あまり感じませんでした。



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直ぐ横の「白梅」は咲き初めでした。


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水鳥のカモには、冬モードは関係ないかも知れませんが、数羽泳いでいました。その内の一羽がカメラを気にしてくれました。



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疲れを感じる今年の「冬モード」も最終段階のようです。



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備前・旭川の憂鬱 (「暑さ寒さも彼岸まで」18-17) [日記・雑感]


今期の「冬」は寒かったと思います。性懲りもなく、TVの気象情報を映して〝寒い、寒い〟と up しました。

寒さはこれからも続くでしょうが、2月21日現在、岡山市の気温を「数値」で検証してみます。実は今朝23日も最低気温は「-1.3℃」でした。

検証期間は、昨年2017年と今年2018年の1月1日から2月21日まで、の52日間とします。数値は岡山気象台がwebで公表している数値を使いました。

もっと古い数値との比較もしたかったのですが、東京気象庁と同じく都市化の影響を避けるため、数年前「観測地点」を市内中心地から岡山大学構内に移設しています。それゆえ最近の数値で比較します。


先ずこの期間の「最高温度」を比較します。

最高温度.jpg


次に同じくこの期間の「最低温度」を比較します。

最低温度.jpg


このグラフから判ることは以下の通りです。

〇 最高気温の平均は昨年が「10.2℃」、今年は「8.4℃」、今年は昨年に比べて「-1.6℃」です。
〇 最低気温の平均は昨年が「 0.4℃」、今年は「-1.0℃」、今年は昨年に比べて「-1.4℃」です。

この数値は〝体感〟ほどは寒くないのですが、気象学的には大きな「差異」かもしれません。

「体感」に近い数値はないものかと、厚労省とは異なり、キチンと調べてみました。

〇 氷点下の日数:昨年は「24日」、今年は「32日」でした。
〇 最低気温:昨年は「-3.2℃」、今年は「-6.1℃」でした。

この2つの数値は今冬は〝厳冬〟であったことを示していると思います。



理屈はここまでにして〝街の様子〟を見てきました。岡山駅東口の地下街「岡山一番街」の通路のには、春らしい装いを見つけました。


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多分まだまだ寒い日が続くと思います。「暑さ寒さも彼岸まで」と思います。



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備前・旭川の憂鬱 (「冬季オリンピックの限界」18-16) [日記・雑感]


日本勢が毎日健闘していますし、メダルも沢山取れています。筆者は珍しく〝真面目〟に見ています。バカですから〝カーリング〟にはまっています。もちろん男・女のカーリングです。

2月20日(火) 午前中では、メダル獲得数 「金:2、銀:5、銅:3」 です。さらにメダル獲得数は伸びそうです。


日本選手の活躍とは別に、今回のヒラマサ・オリンピックでは色々と「問題」が提起されています。事前に提起された問題もありまして、開催後〝やっぱりね〟と顕在化した「問題」も見受けられます。

「北朝鮮」のお話しは論外ですが、先ずは「競技時間」です。競技時間が〝午前中〟と〝日付を跨ぐ深夜時間〟の日程です。明らかにTVの放映権と、欧米の視聴可能時間が優先でして、アスリート優先では全くない、という事です。

次に「競技環境の設営」でして、具体的には「雪の無い競技場・風の強い競技場」です。これらは事前に警告がなされていました。TV画面を撮影したので鮮明では有りませんが、例としてご覧ください。

ジャンプ会場です。周りには「雪」がつもっていません。アスリートにとって一番大切な「風」、この場所は風が強いし、気まぐれらしいです。ですから写真(時事通信より) のような防風ネットが設置されています。この防風ネット、なんと日本製です。


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ビッグ・エアー会場もご覧ください。周りには「雪」がありません。という事は「「人工降雪機」の力を借りたという事になります。この「人工降雪機」は圧縮空気を使うそうです。動力源は電気、電力量は0.6 - 2 kWh/m3との事、大量の水と電気が必要です。


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1980年のアメリカ・レークプラシッド オリンピックに起源があるようですが、「人工降雪機」が採用されました。利点は多少の気象条件の不具合は補填する事ができます。片や欠点は、地球環境に多大な負荷をかけている事です。

今回のヒラマサや前回のソチ、次回の北京のように競技に十分な降雪が期待できない場所を「IOC」は、苦肉の策とは思いますが、開催地に選んだ事が間違いなのです。

「人工降雪機」を前提とした冬季オリンピック会場は、本来はあり得ません。結局、3回連続で東アジア地区が〝選ばれ〟ました。欧米では、お金がかかり過ぎる、会場設営は環境破壊だ、等により開催候補地に参加しません。IOCも苦しいところです。

夏のオリンピックも同様でして、以前拙blog〝http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2016-08-01〟でもup しましたが、いっそうの事オリンピックの原点である「ギリシア」で永久開催してはどうか、という提案をさせて頂きました。開催地でもめる事はありませんから、裏金も必要ありません。競技施設も有効に使えます。

冬季オリンピックは、競技の性質上とても参加国は「五大陸:五輪」とは縁遠いです。「先進国」と「独裁国家」だけの競技大会のように見えます。ですから、プロスポーツと確立している競技は外して「マイナーな競技」だけで開催してはどうか、と思います。TV視聴率は苦しいと思いますが...


次の次は「札幌」で再びと考えている方もいらっしゃるようですが、クーベルタン男爵まではともかく、原点に回帰して考えなければ、早晩オリンピックは開催不可能となるでしょう。



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備前・旭川の憂鬱 (「国会議員の本来業務」18-15) [日記・雑感]

議員さん、国会、地方を問わず、とかく揶揄の対象です。

そりゃあそうでしょう 議員の本来業務を放棄して、次の選挙に当選する事に、全力を尽くすからです。

特に野党はインスタ映えならぬ「国会映え」ばかりに傾注し、三文週刊誌をネタに、TV放映の有る時だけ頑張る、といった不真面目な態度が目立ちます。

スキャンダルは与党も野党も even と思います。どっちもどっちでして、筆者は政治できちんと成果、アウトプットを出して頂ければ、それで良いと思っています。

その証左が渋谷電視台:NHKの世論調査、内閣支持率です。「HKK選挙web」より切り取りました。


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この「現実」を野党やジャーナリズムは噛みしめて頂きたいと思います。モリカケといったスキャンダルでは、現政権の倒閣は不可能です。

それでも今でも、モリカケをやっています。確たる「証拠」を提示できるのであれば、国会でやればそれなりに説得力のある議論ができると思います。確たる「証拠」もなくギャーギャーとやるのではダメですね。


オリンピックで日本国内が盛り上がっていて、政治を忘れていましたが、今朝の渋谷電視台が以下の(良い意味で)ビックリする記事を放映していました。


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「自民 参院の行政監視機能強化案まとめる」 2月19日 4時56分

参議院自民党は、参議院の独自性を高めるため行政監視機能を強化しようと、国会の閉会中も含めて行政監視委員会の開催を増やすとともに、参議院に行政に対する苦情の受付窓口を設けるなどとした案をまとめました。

参議院自民党がまとめた参議院の行政監視機能の強化策は、去年、実質的な審議が1回しか行われなかった参議院行政監視委員会について、国会の閉会中の期間も活用して開催を増やすとともに、閣僚の出席にかかわらず、各省庁の副大臣に積極的に答弁を求めるなどして、委員会の活性化を図るとしています。

また、参議院のホームページに行政に対する苦情の受付窓口を設け、委員会の審議につなげることも提案しています。

参議院自民党は、この案を、今月16日に開かれた参議院改革の在り方を検討するための協議会で各会派の代表者に示していて、実現に向け、各会派に理解を求めていく考えです。
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これが国会議員の「本来業務」です。成果が出るか否かは今後の活動に懸かっていますが、このような議員活動が〝全くできない〟のが、今の日本の野党、ジャーナリズムです。今の野党では政権復帰は永久に無理です(断言)。



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備前・旭川の憂鬱 (「カーリングのユニフォーム」18-14) [日記・雑感]


平昌オリンピック、日本勢も今日2018/02/14の夕方現在、「金:0 銀:4 銅:3」と「金」こそないが、順調と思われます。

日本の若者はよく頑張っていると思います。成熟した民主主義国家であることを、世界に発信していると誇りに思います。

Old Media:MSM の〝バカ騒ぎ〟にはついていけませんがね。

折角、気分良く夕食を取っていたら、日本男子の「カーリング」が放映されいました。ユニフォームを見ていますと〝北朝鮮〟かと思いましたが、北は出場していませんので、どこの国かと画面を注視しました。


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何と、なんと、「ノルウェー」でした。北欧はご承知の通り「デザイン先進国」です。北欧の方々は身体的なアドバンテージもあり、過去には素晴らしいデザインのユニフォームを見てきましたので、筆者にとっては違和感 満載です。。


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それに比べて女子スピードスケートの「お二人」のユニフォーム、素晴らしいと思います。


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ましてや冷静な判断の必要な「カーリング」〝氷上のチェス〟とも言われています。ナントカならぬものかと思います。でも勝負とは関係ないかも知れません。



<2018/02/18追記> 〝japanlocal358.com/post-3493/〟に「カーリング・ノルウェー男子ユニフォームのズボン」が up されています。ノルウェーは練習や試合用に14本のカラフルなパンツを用意しているそうです。筆者には「目眩し」にしか見えませんが...



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備前・旭川の憂鬱 (「地方創生・バス路線の突然の廃止届け」18-13) [日記・雑感]

久々の「地方創生」の話題です。

昨日2018/02/08〝突然〟報道されましたが、岡山県といっても南部の人口の集中している地域、すなわち岡山市:人口72万人と倉敷市:人口48万人を中心にバスや岡山市内のトラムを運営している会社「Rバス」が、78路線の内採算の取れない、赤字幅の大きい31路線について「廃止届」を運輸局に提出した、そうです。

確かに地方のバス路線の維持の困難さは、あの7chの人気番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」でも判るように、皆さんが知る所です。

ところが、その〝言い草〟が興味深いです。〝人口の増える首都圏ならともかく、先細りする地方の路線を維持するには利用者と事業者、どちらの利益も追及できる法改正が必要だ。2002年の道路運送法の改定で「需給調整規制」が撤廃され、新規参入や路線開設が認可制から許可制へ変更された。〟と言うものです。

公共交通機関?ですから「Rバス」とか言わないで、そのまま記載してもいいのですが、知る人は知っていますが、知らない人は全く知りませんので、この text では「Rバス」とします。


では現在の岡山の「バス会社」は何社あるのでしょうか。前にもupしましたが、地方都市としては珍しく10社が(も)運行しています。その中の1社は、最近バス事業に参入した「H運輸」があります。これら岡山・倉敷を中心に方向・方面別に、大凡運行会社別に棲み分けができていますが、一部はダブルトラッキングになっています。


今回の〝突然〟の発表にはどうも裏事情がありそうです。

なにかなあ!?と状況を見ますと、「Rバス」の重要で起業路線でもある岡山から〝裸祭り〟で有名な西大寺路線に、先ほど述べました後発の「H運輸」が殴り込みをかけて〝許可〟された事が起因のようです。


この「Rバス」の業容・ビジネスモデルは東京でいうと「西武」に酷似しています。規模は比較になりませんが、鉄道・バスに、デパート・スーパー・不動産です。岡山のこのビジネス分野では他社を引き離して大きなシェア―を占めています。

デパートは地元には老舗デパート天満屋がありますが、それとは別のデパート〝岡山高島屋〟の大株主です。

「西武」は例えば地方鉄道である近江鉄道もグループですが、この「Rバス」は極めて小規模ではありますが〝ねこの駅長・たま〟で有名になった和歌山電鉄・貴志川線がグループ会社です。



筆者は10年ほど前にU-turnしましたが、岡山市の交通事情は大昔から進化が無い!と実感していました。その辺りは当blogへも数回upしています。例えば〝http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2015-01-07〟です。


ここ10年間で筆者が問題と思った事を列挙します。

1. 岡山の市電・トラムのJR岡山駅への乗り入れ、現在は岡山駅より130m離れた場所が終点、客はそこから駅まで徒歩となります。この問題は「Rバス」だけの問題では有りませんが、筆者からは「傍観者」の感が拭えません。

5年前に今の大森市長が当選されてから、具体的に動き出しましたが、やっと市の方針として2018年度から事業着手となったようです。


2.前述の如く、岡山には10社のバス会社がありますが、JR岡山駅前のバスターミナルには「H運輸」以外の9社が乗り入れています。従来は会社別にバス停を持っていますので、市民から会社ごとのバス停ではなく、行先別にバス停をまとめてください、と市役所に申し入れを行いました。

ところが「Rバス」は〝行先別にすると客が減る〟と言って長い間この計画が頓挫していました。これも今の大森市長が当選されてから、この「行先別バス停」が実現しました。


3.岡山市は中規模都市ではありますが、中心市街はそれなりの広さを持っています。岡山の地域事情なんかご存じないと思いますが(当たり前です)、中心市街を巡回する路線、JR岡山駅-老舗商店街-岡山県庁-岡山大学病院-岡山市役所-JR岡山駅、のバス路線が有りませんでした。従来は総てが岡山駅と老舗でデパートからの放射状でした。

これに数年前、前述の「H運輸」が〝めぐりん〟と称するお年寄りにも優しい、小型の低床バスを巡回させる路線を作り参入しました。ところがこの〝めぐりん〟はなぜかJR岡山駅前のバスターミナルへは入れてもらえません。現在もその状態です。


4.岡山の一押し観光地「岡山・後楽園」へ、JR岡山駅から直接行ける交通機関がありませんでした。これは当blog へupした〝http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2017-05-10〟をご覧頂ければと思いますが、やっと昨年実現しました。

この路線は全く無かった訳ではありません。「Rバス」が運行する路線、JR岡山駅から途中老舗デパートを経由し、後楽園を越えてさらに先へ行くバス路線の中に組み込まれていましたので、路線が判り難いし、時間も距離の割にはかかりました。

ところが、JR西日本が「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を運転するに際し、「Rバス」とは異なる「Uバス」とコラボして、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」と同色のバスをJR岡山駅と岡山・後楽園間でシャトル運行を始めました。すると「Rバス」も同じ路線でシャトルバスの運行を始めました。


5.地方のバス路線は維持が困難ですが、数年前岡山県西部、広島県との県境地域で運行するバス会社が店終いをするに当たり、岡山県から強烈な依頼があったか否かは知りませんが「Rバス」が引き継ぐことになりました。運行数は削減されました。これは理解できます。

さらに広島県側の福山市で運行するバス路線も店終いすることになり、経緯は知りませんが「Rバス」が引き継ぐことになりました。地方路線バスの維持するという考え、これも理解できます。

しかしながら今回の「廃止届」の路線には、この路線は含まれていないようです。経営的にはもっと苦しいのではと思います。公の補助金が入っていれば別ですが...



以上のような状況でして、やはり「Rバス」の傲慢さ、エゴが目につきます。「Rバス」は10年ぐらい前に〝これからの地方交通は「公設民営」でなければ経営は難しい〟と言っていました。一理あるな!とU-turn直後には思っていましたが、実情を見て来た現在、「客・利用者」に向き合わない「わがまま」が目につきます。




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備前・旭川の憂鬱 (「岡山・後楽園の芝焼き」18-12) [日記・雑感]

今朝の岡山市の気温は「-4.2℃」でした。昨日は37年ぶりの寒さでして「-6.1℃」でした。

今年の冬は寒いのですが、その原因が「地球温暖化」だそうです。科学者殿はメキシコ湾岸流が...と続きます。科学者殿は原因をもっと広く求めては如何!?と思います。風が吹けば桶屋が儲かる的な〝長い、長い〟推論は間違いが多いと思います。


昨日2月7日は恒例、岡山・後楽園の「芝焼き」がありました。一日置いて「芝焼き」跡を見に行きました。岡山・後楽園の芝は〝日本芝〟ですから、冬季は枯れています。

先ずは正門を入って直ぐの景観です。いつもの景観と異なり〝黒い芝生〟に変っていました。鳩が餌を啄ばんでいましす。


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更に園内に足を踏み入れました。左手に「沢の池」が〝黒い芝生〟越しに見えます。


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「沢の池」と反対側は、右に「鶴鳴館(かくめいかん)」、左に「延養亭(えんようてい)」が、やはり〝黒い芝生〟越しに見えます。


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遠景に〝黒い芝生〟の上がほこりで覆われていまして、竹ぼうきで掃いている人達が見受けられました。「芝焼き」は単純に火災に注意して燃やせばいいのではなく、その後のメンテナンスが不可欠なんだと思いました。


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後楽園の中心の「唯心山(ゆいしんざん)」からは後楽園の北西側が眺望できます。


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最後に「唯心山(ゆいしんざん)」の南側に移動しました。そこには同様に〝黒い芝生〟越しに、「梅林」が見えます。今年の梅のつぼみは堅く、開花にはしばらく時間が必要でしょう。


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備前・旭川の憂鬱 (「もはやアートの世界」18-11) [日記・雑感]


小池都知事の〝公約〟に「電線の地中化」が有りました(過去形か?)。もちろん「地中化」にはメリットもあれば、ディメリットもあるでしょう。

少し前にTVでインバウンド外国人の方が、確か新宿で、電線の写真を撮っている姿が放映されていまました。その理由は〝芸術的だから〟

そうすると逆説的に〝日本の電柱と電線は「街の景観」を醸成している〟とも考えられます。

当地岡山市内は、東西南北の幹線はほぼ「電線の地中化」は完了しています。筆者の意見は「電線の地中化」は意味が有ると思っています。しかしながら、幹線から少し入った道路では以下のような景観です。


電柱景観a.JPG


電線景観b.JPG


電線景観c.JPG



写真は極端な例示と思いますが、それにしても「もはやアートの世界」ではないか!?と(苦笑)してしまいました。多分こんなに複雑な構造は日本人にしかできないかも知れません。

いっそうの事、工業デザイナーの方に相談してもいいですから「モダーンアート」にまで昇華させては、と思います。



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備前・旭川の憂鬱 (「チャイナ、その認識の乖離」18-09) [日記・雑感]


「Quora:クオーラ」と称するSNSをご存知ですか!?これは典型的なSNSサイトです。筆者にはG-mail経由で「Quoraダイジェスト メール」が勝手にダイレクト・メールされて来ます。

このサイトは「質問:Q」と「回答:A」の形式をとっています。一般人(に限りませんが)が質問をし、一般人が回答することもありますが、著名人や学者が回答する場合もあります。


その中に筆者は注目せざるを得ない「Q & A」発見しました。それは、

Q:チャイナが発展し教育水準が上がって行くことで、チャイナ国民の共産党に対する考え方がどう変わって行く、又は既に変わり始めていると思いますか?

に対して、以下の回答がありました。(原文のまま=コピペ)

A:謝 知恒 (Zhiheng Xie), ゲームプログラマー (2013〜現在) 回答日: 木曜 チャイナが発展し、教育などを含めて人々がその恩恵を享受できるものなら、共産党を理解、支持する人は増えます。その逆なら減ります。これについて日本とは何ら変わりがありません。

変わり始めていることといえば、十年前にまだインターネットで西側の政治体制を絶対視する風潮が強かったが、今ではますます共産党体制を理解する声が強まっていることでしょう。これは別にチャイナ国内に限った話ではありません。  

英語版のQuoraをご覧いただければ、共産党への理解と支持を示す回答が随所見られており、またその回答が結構評価されています。つまり海外の事情を知っているからといって、それが自然に共産党体制を否定することになるわけではなく、両者のメリット・デメリットを色々考えるのです。

そして、今のチャイナにとってやはり共産党体制が一番ふさわしいという答えを出す人が少なくない、ということでしょう。


これは回答者の〝謝知恒さん〟彼?彼女?の属性を調べないと真意は判りません。ひょっとするとチャイナ共産党の工作員かも知れません。要注意です。


片や投稿サイト「Quora」とは何者かを検索しました。「Quora」はプラットフォームとして適正か、いわゆる〝メディアリテラシー〟です。トランプ大統領風に言えば〝fake news〟か否かのチェックです。

「Quora」、現在CEOはアダム・ダンジェロ です。創立者はAdam D'Angelo と、Charlie Cheever でして、両人ともFacebookを離れ、2009年6月に設立、本部:は、アメリカ カリフォルニア州 マウンテンビュー、活動地域:は全世界、ビジネスの種類:は公開会社でない株式会社、という事です。

まあ、概ね大丈夫かな、と思います。

この回答の要点は筆者に下記の「著作」を思い出させました。


それは、著者:Michael Pillsbury (1945年2月8日- マイケル・ピルズベリー) 邦題「China 2049 チャイナは民主主義国家になろうとしていないという現実」 発売日は2015年9月、原題は「THE HUNDRED-YEAR MARATHON」です。

この本の内容紹介記事の冒頭部分は以下の通りです。

本書はCIAのエクセプショナル・パフォーマンス賞を受賞したマイケル・ピルズベリーの経験に基づいて書かれたものだ。「panda hugger:パンダハガー=親中派」のひとりだった著者が、チャイナの軍事戦略研究の第一人者となり、親中派と袂を分かち、世界の覇権を目指すチャイナの長期的戦略に警鐘を鳴らすようになるまでの驚くべき記録である。 本書が明かすチャイナの真の姿は、孫子の教えを守って如才なく野心を隠し、アメリカのアキレス腱を射抜く最善の方法を探しつづける極めて聡明な仮想敵国だ。我々は早急に強い行動をとらなければならない。R・ジェームズ・ウールジー(元CIA長官、民主主義防衛財団会長) 以下略します。


この「著作」が指摘している事は今まで言われていた事と全く異なり、〝チャイナは民衆レベルでも民主化を望んでいない〟と見ていること、〝チャイナ共産党主席という皇帝と、共産党員という科挙合格者のエリート集団による専制政治を民衆自体が望んでいる〟のだと。


ここが、Quora の回答者と見解が完全に一致するところです。チャイナは「中華帝国」の復活を強く志向している、と理解すべきです。

この邦題「China 2049」の筆者は、チャイナの長期戦略を正しく把握出来ていなかったと率直に吐露しています。だからニクソンの対中接近に始まり、オバマ政権に至るまで〝的を得た外交〟が出来なかったと思われます。ですからヘンリー・キッシンジャーのような老獪が跋扈していたことが理解できます。

それに較べれば、トランプ政権のこの一年間の言動を見ますと、理論的根拠は無いがやっと〝的を得た外交〟を展開しているのではないか、と思ってしまいます。筆者の思う〝的を射た外交〟とは東西冷戦時代のようなアメリカ外交を指します。


アメリカはチャイナと日本を飛び越して国交を結び、個人崇拝、開発独裁国家、共産主義市場経済といった不可思議な政治体制を批判もせず支援をし続けました。国民生活が向上すれば、自然と欧米流の「民主主義」に変って行くだろう、といった楽観論で外交をやっていたようです。

筆者は当blogへ〝http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2014-12-14〟を始め、チャイナ関係を数本upしています。何れも他人の受け売りが大半でして、一部ビジネスで経験した事を含んではいますが、大凡間違った理解でした。上記blogで、ある日突然の崩壊はないと言ったことだけは正しい認識でした。

チャイナは今年こそは崩壊する、国内はゴーストタウンだらけ、汚職が蔓延していて人民と大衆は乖離している、政府高官は海外へ多額の資金を移している、高齢化が著しい、大学を出ても就職先が無い、各地で多数の騒乱が起きている、国営企業の借金が多額過ぎて返済できない、等々否定的言説が多いと思いますが、以上を知ると今までと全く異なる「理解」と、異次元の「措置」が必要となると思われます。


河野太郎外務大臣が積極的にチャイナ外交にも取り組んでおられます。野党もMSMも〝スキャンダル〟や〝線香〟では安倍内閣を倒閣できないと諦めて、せめてチャイナ対策をどうすべきか!?を国会議員の本来業務、すなわち国会で外交・防衛を真剣に議論して欲しいと思います。



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