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備前・旭川の憂鬱 (「Facebookのデータ不正使用疑惑」18-26) [日記・雑感]


今世紀に入り、多数のSNS:social net working service (platform とも言いますね) が出現しました。それが一般人にも容易に、そして「無料」で利用可能となりました。

こんな便利な道具が「無料」で利用できるという事は〝カラクリ〟すなわち〝business model〟が有るに違いないと思っていました。

例えば、その昔アメリカでTVが発明され、放送局が勝手に放映する「無料」の番組が家庭で利用できるという〝business model〟ができたのと同じではないかと思います。TVの「無料」のカラクリは、企業の「コマーシャル」でした。



下世話なお話ですが、「Facebook」の創始者の1人、お馴染みの〝マーク・ザッカーバーグ〟の個人資産は2016年現在で、517億USドル(約5.7兆円)になります。この源泉は何か、platform に掲載される企業の「コマーシャル」収入だけでしょうか!?と思っていました。



すると今年2018年03月22日付けのBBCをはじめ多くの海外mediaが〝フェイスブックCEO「間違い犯した」 第三者企業のデータ不正使用疑惑で〟と報じました。


これは一体なんなんだ!? CNNを引用します。

〝ザッカーバーグ氏はCNNの番組でデータ問題について謝罪した。

ニューヨークCNN Money: 米フェイスブックのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は21日、利用者の個人情報が英データ分析企業に流出した問題をめぐり、謝罪し、データ保護や利用者との信頼関係の回復に向けた措置を取ると言明した。

ザッカーバーグ氏はCNNの単独インタビューに応じ、「このようなことが起きて、本当に申し訳なく思う」と述べた。

データ流出問題をめぐる報道が出て以降、ザッカーバーグ氏がこの件に公に言及するのは初めて。
ザッカーバーグ氏はフェイスブックへの投稿で、「我々には皆さんのデータを守る責任がある。もしそれができなければ、我々にはサービスを提供する資格がない」と言及。事実関係の把握と再発防止に努めていると述べた。

この件の報道が出たのは先の週末。トランプ米大統領の選挙陣営とつながりがあったデータ企業「ケンブリッジ・アナリティカ」が、フェイスブックの利用者およそ5,000万人の個人情報を通知なく入手していたことが伝えられた。

フェイスブックによれば、データは最初、大学教授が学術目的で同社の規則にのっとって収集した。この情報が同社の規約に違反する形で、ケンブリッジ・アナリティカを含む第三者に渡っていたという。

問題拡大を受けてフェイスブックの株価は今週下落し、時価総額で500億ドル近く(約5兆2,000億円)近くを失った。また、米英両国の政治家がザッカーバーグ氏の議会証言を求める事態にも発展していた。〟


事件の詳細が知りたい方はリンクを貼っておきます。ご覧ください。

「焦点:FB情報流出、渦中の学者が手がけたロシア邪悪性格研究」
http://news.jorudan.co.jp/docs/news/detail.cgi?newsid=REKBN1GY0OO


Ian Bremmer氏はTwitterで下記の〝Tシャツ〟をupしておられました。


FBMZ - up.png


フェイスブックの幹部1人が記した2016年のメモは〝いかなる犠牲を払ってでも会社を大きくするという同社の企業文化を物語っている。そこには、死やテロ攻撃などソーシャルネットワークに負の側面があっても、人と人をつなぐという目的を諦める理由にはならない〟との考えが示されていたそうです。

バズフィード・ニュースが入手した「醜いもの(The Ugly)」というタイトルのメモでは、長期にわたりフェイスブックの幹部を務めるアンドルー・ベスワース氏が〝「世界の人と人をつなぐ」というより大きな目標を達成するために、成長リスクは取る価値があると同社は信じている〟と説いているそうです。

ベスワース氏はメモで〝成長のためにわれわれが行う全ての仕事が正当化される〟との考えを示した。一方〝それは悪にもなり得る。いじめにさらされることで人生を棒に振る人がいるかもしれないし、われわれのツールを利用して組織されたテロ攻撃の犠牲になる人もいるかもしれない〟としています。


前述の幹部はFacebookではなく、なんとTwitterで釈明したそうです。嗤っちゃいますね!!


そんな訳でして「個人情報保護法」が有ろうと無かろうと、netで買い物をする時〝個人情報を他の目的で使用することはありません〟と言われようとも、この「Internet時代」個人情報は世界を巡っています。

最後に我々の「個人情報」は薄利多売かも知れませんが、SNS:platformの経営者に大きな資産をもたらすことになります。



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