SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (英断を下す時 20-44) [日記・雑感]


今朝2020/07/13のTVを見て驚きました。〝福島第一原発 トリチウム含む水の海への放出に反対 若者がデモ〟です。

まず最初に感じたことは〝渋谷電視台(別名NHK)はなぜ得意?特異?な「報道しない自由」という権利を行使しなかったか?〟です。明らかに、この期に及んで「印象操作」を行っています。

趣旨は〝東京電力福島第一原子力発電所にたまるトリチウムなどを含む水の処分方法について国の検討が進む中(筆者注:結論は出ています。)、福島県の若者らが「国民の理解が進んでいない」として、海などへの放出に反対するデモ行進を行いました。〟と言う事です。

無題 409.png


主催者は名称が「DAPPE」というグループです。福島県内に住む20代から30代のおよそ50人で作るグループでして、社会問題に若者が積極的に関わろうと呼びかける活動をしているようです。

グループの代表の佐藤大河さんは「実施したアンケートでも処分問題を知らない人が多く、議論が深まっていない。若者から発信することで、同世代も含めて関心を持ってもらえれば」と話しています。

参加した高校生は「処分を決めようとしていること自体知りませんでした。今後この問題を考えていきたいと思います」と話しています。

筆者は怒り心頭なのですが、冷静に、
1.高校生の言い分「処分を決めようとしていること自体知らなかった」という発言は、10年間、この問題をそれほど重要視して来なかった、という事です。もっとも、年少で知らなかったのかも知れませんが...
2.高校生殿は何故今になって「知ったのか?」、それは用意周到な第三者の【ダーク・エネルギー】が作用したと考えられます。

グループの代表の佐藤大河さんの言〝アンケートでも処分問題を知らない人が多く、議論が深まっていない。〟とか。エーェ!全く理解できません。先ず〝何が理解できないのか?〟です。
1.科学的な放射線理論が理解できない、のか?
2.議論が深まっていない、事が理解できないのか?
3.「福島県内の漁業者なども参加したおよそ50人」の方々の存在を理解していない事が理解できないのか?

科学的な議論は既に議論はし尽くされています。何が何でも処理水(汚染水ではありません)を放出させない、という政治的意図を持った方々と、彼らにより洗脳されたであろう(あくまでも推測)福島県内の漁業者以外の国民一般の議論は深まっています。

「漁業者の方々」に限定して考えれば、東日本大震災以前は日本全国に50基以上あった「原発」からは四六時中、トリチウムなどを含む水は排出されていました。

その後、原子力規制委員会の新しい基準の審査で合格した原発が数基運転されていますが、これらの原発も常時トリチウムなどを含む水は排出されています。

それでそれらの原発の近辺の漁業者の方々が著しい不利益を被っている、という情報は少なくともオールドメディアからは聞こえて来ません。

さらに海外に目を映してみましょう。今までも、この処理水の放出に関し当blogに何回となくpostingした中に以下の図:「世界の原子力発電所等からのトリチウム年間排出量」があります。若干見にくいかも知れません。画面をクリック下さい。少し見やすくなります。

世界の原発等からのトリチウム年鑑排出量 - 700.png


ご覧いただければ明らかですが、原子力関連施設からは年間を通じてトリチウムが排出されている事が判ります。「DAPPE」の方々は是非この図をご覧ください。

もしも純粋なお気持ちで〝0-リスク〟を希求されるのしたら、先ずは日本国内の総ての原子力関連施設で活動すべきです。さらに、世界の総ての原子力関連施設に向けて活動すべきです。

もしも「福島県内の漁業者」に限定して活動されるのであれば、特定の「政治的意図」を感じますし、この活動を支援している〝大人〟日本国の足を引っ張ってやろうとする【ダーク・エネルギー】を見たように思います。

現政権は長期に渡り国民の審判を受けているのですから、ここはそろそろ「英断を下す時」です。

極少数の意見により決断できないのであれば、球磨川水系のダムや逆八ッ場ダムのように〝ブラック・スワン〟すなわちトリチウム水保管タンクの決壊を招きます。その被害がより甚大です。



nice!(7) 

nice! 7