備前・旭川の憂鬱 (「蜂の子」16-31) [日記・雑感]
確か、北杜夫 (若い方、御存じですか?) だったと思いますが、彼の著書「どくとるマンボウ航海記」の中で、次の条があります。
〝ある時 「蜂の子」 を頂いた。送り主が、如何でしたか?と聞いて来るので、ああ美味しかったです、と応えた。すると毎年 「蜂の子」 を送って来るので、これを断れず閉口した。〟と。
最近の食料事情は、エネルギー資源ではありませんが 「非在来型」 の食料も考えなければならない時代になったようです。 まさにこの 「蜂の子」 は、それを暗示していました。 来年?からは、積極的に昆虫を食料にする農業・加工業が求められるでしょう。
J B pressで「水野 壮」さんは「ゴキブリでテラフォーミングは可能か 現実味を帯びてきたゴキブリの養殖」 http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/47037 を投稿されています。以下、それより抜粋します。
先ず、従来の牛・豚と、昆虫類の飼育に必要なコストです。
図1, 昆虫と家畜の生育コスト。Oonincxら(2015)、Huis(2013)などをもとに作成。コオロギはヨーロッパイエコオロギ、ゴキブリはアルゼンチンモリゴキブリを指す。
次に、栄養価の比較です。
図2 乾燥重量100gあたりの栄養分。家畜は食品栄養成分分析データベース、昆虫は各種論文より作成。
何だか 「昆虫」 は理想的な食料に見えて来るから不思議です。 でも人間の意識改革が不可避ですね...
果たして人間は、嫌われ者のゴキブリを受け入れることができるのか。人類は「ゴキブリ」を活用することは、もはやフィクションではなくなってきている、そうです。
2016-06-16 08:37
nice!(19)
コメント(2)
その様な世の中には住みたくないなぁ。
by justice (2016-06-29 18:10)
justice さん、コメント、有り難うございます。さすがにゴキブリが主食となる世の中は想像できません(笑)。
by ironbridge (2016-06-29 20:32)