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備前・旭川の憂鬱 (「日本学術会議」のその後 20-71) [日記・雑感]


「日本学術会議とはなんぞや」https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2020-10-05 2020/10/05 をuploadしました。その後、メディアや学者先生たちは、例によって熱り立っています。

先ずは菅総理。筆者は〝残念ながら〟当番組を見ていません。

菅総理は昨夜2020/10/26、渋谷電視台(別名NHK)の「ニュースウオッチ9」で推薦された会員候補6人を任命しなかったことについて「任命すると公務員になる。学術会議で選考したものを追認するのではなく、政府として関与し、責任を取る必要がある。ただ説明できることとできないことがある

〝説明できることとできないことがある〟は、事態が深刻であることを示しています。野党・メディアは今こそ総理の発言を『忖度』すべきだと思います。例えば、外交・国防上の秘匿が必要であることを示しているかもしれないし、公安調査庁関連かも知れません。

公安調査庁関連では、以下の貴重な情報を頂きました。菅総理のご発言の〝任命すると公務員になる〟の背景です。

国家公務員法第38条の規定に該当する者は「公務員になれない人」明記されてます。
● 禁錮以上の刑に処せられ,その執行を終わるまで又は執行を受けることがなくなるまでの者
● 懲戒免職の処分を受け,当該処分の日から2年を経過しない者
● 日本国憲法施行の日以後において,日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し,又はこれに加入した者 


まさか、野党・メディアは〝モリカケ〟や〝財務省職員〟と同じアプローチをしないだろうとは思いますが、常に期待を裏切りますので、今回こそは責任ある姿勢を切に望みます。多分ダメだとは思いますが...


今回、学術会議会員から任命拒否された6名の方々の中で、松宮孝明さん、立命館大学法務研究科教授が〝学術会議会員は学問的な業績、学者として力量で決める、首相にはそれを判断する能力がない〟と発言していました。なんと傲慢なオッサンだな、と感じました。これでは当然「会員」には不適格だと判ります。

任命拒否された6名の方々の中で、岡田正則さん、早稲田大学大学院法務研究科教授がTVの討論番組に出演されていました。それは、2020/10/26の『徹底討論“学術会議” 元会長&当事者生直撃 軍事研究の是非と中国』【後編】https://www.fnn.jp/articles/-/100065です。

この番組は【前編】があったようですが、筆者は残念ながら見ていません。出演者は以下の通りです。

猪口邦子 自由民主党参議院議員 元日本学術会議会員
大西 隆  元日本学術会議会長 東京大学名誉教授
岡田正則 早稲田大学大学院法務研究科教授
門田隆将 作家 ジャーナリスト


この番組の中で、岡田正則さんはTVに映っている時は常にニヤニヤと不自然な笑みを浮かべていましたが、一体何がおかしいのかな、この人は夢の世界で暮らしているのだろう、現実社会に出てこないで欲しい、と思いました。このニヤニヤは我々市井の民を小バカにした姿勢です。

これは筆者の感覚ですから重要ではありません。聞き捨てならない、耳を疑う発言は以下のようです。

相手が軍備を持ってるとこちらも武器を持たないといけないって言う、兵器技術を動員しようと言うのはもはや時代遅れ。変な武器を使わないようにしましょうってするのが自衛の在り方です

地球上の、どこで、いつ、このような状況があったのでしょうか!?事実誤認と言ってしまうには、余りにも世の中を直視していませんし、知らなさ過ぎます。いやしくも法律の専門家ですから、余計に罪が深いです。


そしてチョット気の毒になりましたが、大西 隆さん、元日本学術会議会長 東京大学名誉教授です。それは、〝税金で運営される内閣府の「日本学術会議」が中国科学技術協会と覚書を交わし、結果的に中国の軍事転用可能な技術に協力する日本の科学者の“窓口”になっている。この覚書は大西 隆さんが「日本学術会議」会長のときですよ!〟と突っ込まれた時です。

学術会議 - 409.jpg


〝この覚書は日本国民の命を危険にさらしていますよ!?〟との門田隆将さん、作家・ジャーナリストの発言に、彼は顔をしかめて〝それは言いすぎだ!〟と。彼は何だかんだと言っても元東大教授、日本学術会議の会長ですから、こんな屈辱的な批判を目の前で言われた事はなかったのであろう、と推測しました。


「防衛研究」と「自衛研究」は同じか異なるか、といった形而上学的議論は少なかったのですが、技術の「デュアルユース」軍用が民生に反映されるか、逆はどうかといった議論もありました。大西さんは技術系だけあって理解されていましたが、岡田さんは〝憲法9条〟の原理主義者でして、議論の余地はありませんでした。

議題に上らなかったのが〝自衛隊員の大学入学・研究員〟です。これも過去、自衛隊員は非人道的で憲法違反的扱いを受けて来ました。次回があれば、この問題も取り上げて頂きたいと感じました。


以上のように「日本学術会議」が白日の下に晒されています。今後、国会で不毛の議論になり、野党やメディアがこぞって菅政権を攻撃、貶めて来ますが「正論」で反撃して頂きたいと思います。



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