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備前・旭川の憂鬱 (新型コロナウイルス禍でも忘れてないけないこと 20-81) [日記・雑感]


世の中は〝新型コロナウイルス〟一色ですが、少しはコロナ以外に目を移しておきたいと思います。世界の動向、政治経済、科学技術にも注視し〝小学校低学年のサッカーではない〟ことを示したいと思います。

今朝ほど2020/12/06〝「はやぶさ2」のカプセル回収 オーストラリア中南部の砂漠に着地 - 小惑星の試料、分析へ・JAXA〟と新型コロナウイルス禍、日本の快挙が踊ります。BBCも詳細を放映していましたね。

日本が今後も国際社会で存在感を持ち続け〝やはり日本がいないと寂しいね!〟と言わせるには、そして近隣の国々から国土の侵略をされないように、国民が不利益を被らないようにし、現在のような豊かな、もちろん少しでも弱者を生まない民主的な社会を実現するには、少子高齢化時代であっても「技術開発」最近の言葉では「イノベーション」に全力を傾注し、経済力を維持・向上しなければなりません。

【どこぞの国の裁判官】のように、数10年もの操業実績のある証明された原発技術ではあるが、東日本大震災の経験を生かした改善が科学的に理解できない、と言って原発技術を否定するようでは日本の存在感は急速に失われて行きます。


「被爆国である日本が、なんのために原子力を開発しているの?」という問いには、東京工業大学の藤井靖彦先生の答えは明快でして、「貧しかった国々も豊かになり、資源の争奪戦が始まる。二度と戦争にならないよう、エネルギー源を分散する必要がある」と発言されています。

最近ではエネルギーも自国で調達するという「エネルギー安全保障」という観点も忘れてはならないと思います。さらに〝Carbon Free〟にはなくてはならぬ技術です。

スーパーコンピューター富嶽もそうだけど〝世界一〟でなければ価値が半減以下になります。生命科学も原発、AIや通信技術も全ての日本の技術開発は世界2位ではなく〝世界一〟を指向しなければなりません。


日本がグダグダと原発を毛嫌いしている間、世の中は確実に前進しています。チャイナは勿論、他の国々も原発の建設が継続しています。日本だけ(結局ドイツも運転継続)が逆噴射しています。


一方日本以外の先進国は『次世代原子力発電技術』を着々と開発しています。

直近では〝カナダ・オンタリオ州の州営電力であるオンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社は2020/10/06、同州内で小型モジュール炉(SMR)を建設する道を拓くため、北米の有力なSMRデベロッパー3社と設計・エンジニアリング作業を共同で進めていると発表した。〟と報道されています。

3社のうち、カナダを本拠地とするテレストリアル・エナジー社は、第4世代の革新的原子炉技術として電気出力19.5万kW、熱出力40万kWの小型一体型溶融塩炉(IMSR)を開発中。

また、米国のGE日立・ニュクリアエナジー(GEH)社は、受動的安全システムなどの画期的な技術を採用した電気出力30万kWの軽水炉型SMR「BWRX-300」を、同じく米国のX-エナジー社は小型のペブルベッド式高温ガス炉(HTR)「Xe-100」(熱出力20万kW、電気出力7.5万kW)を開発している、とか。

2020/08/28、アメリカの民間原子力企業・NuScale Powerが開発する小型の原子炉が、アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)の承認を受けました。この小型原子炉が現場に投入されれば、従来のものより拡張性と安全性の高い原子力発電所が設計可能になるとのことです。

また東日本大震災の津波で冷却能力を失った原発ですが、【自然冷却】でより安全に運用可能な「小型モジュール式原子炉」も、ついに規制当局から承認されました。

国内で開発できないので海外での開発を余儀なくされているとは、なんとも情けない現実です。

幸い日本国以内でも核のゴミ〝高レベル放射性廃棄物〟の最終処理場所に北海道の寿都町、神恵内村の核ごみ「文献調査」21年前半開始 NUMOが経産省へ計画申請、毎日新聞2020/11/02、も朗報です。北海道知事は世の中の大きな流れも政治に反映して頂きたいと思います。



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