備前・旭川の憂鬱 (新型コロナウイルス禍の冷静なお話し 21-17)

岡山市では〝高齢者用新型コロナウイルス ワクチン接種のご案内〟が、４月下旬に発送されました。我が家は筆者を含め老人が３人いますので、３通の封書が５月初頭に届きました。内容は、

　・接種券
　・予診票 ２通
　・ファイザー社製ワクチンの説明書　副反応も記載されています。
　・予約の方法について
　・接種可能な医療機関一覧　(集団接種会場　および　市内の各医院)


予定通り05/10より、ワクチンの予約が始まりました。接種は２本立て、一つは「かかりつけ医」もう一つは「集団接種」、かかりつけ医は一覧表を煮る限り市内のほとんどの医院･クリニックが参加しているように見えます。

96歳の母：「かかりつけ医」、妻：かかりつけ医が無いのでnet予約で「集団接種」、筆者は母とは異なる「かかりつけ医」で、問題なく予約できました。

05/10当日、TVは発狂していましたが、悪戯に例外ばかりを放映しているのではないか！？もう少し冷静に政府の不手際を論うのではなく、国民に役に立つ情報、すなわち〝どうすれば予約ができるか〟を流して頂きたいと強く感じました。


日本の状況は確かに大阪府で医療崩壊か、と思われる事象も数例ありましたが、それでも日本の状況を、出羽守の大好きなスウェーデンと比較して見ましょう。人口を標準化すれば断然日本は優秀であることが判ります。これは今朝の「めさまし8」から拝借しました。




それにしても日本のメディアは頭がオーバーヒートしているのではないか？と思います。その一つに、感染症のウイルスに国名や地名をつけないようにする、とWHOの主張へのメディアの対応です。

昨年2020当初、チャイナの武漢で今回の〝新型コロナウイルス〟の感染が顕在化した時、各メディアはトランプ大統領がチャイナ･ウイルスを連呼している事を揶揄していました。しかし、チャイナに忖度したのでしょうか、WHOの命名したCOVID-19を使用するのかと思ったのですが、結局〝新型コロナウイルス〟が定着し標準語となりました。

ところが〝変異株･種〟が認められるようになりますと、先ずは〝イギリス株〟なるWHO違反が連呼されました。メディアのW-スタンダードです。

もしも武漢ウイルス、あるいはチャイナウイルスの使用がWHOの規定違反というのであれば、スペイン風邪、ホンコンA/B型、イギリス株、南アフリカ株、ブラジル株、と連呼する日本のメディアはどうしてくれるんでしょうかね！？


次に、日本のメディアは新型コロナワクチンに対して〝日本は出遅れが目立つ〟と他人事のように主張します。一体全体、どの「口」が言っているの！？と言いたいです。

過去の薬害･ワクチンに対する「ゼロリスク」を求めた徹底的なネガティブキャンペンや訴訟に継ぐ訴訟。中には国の不手際もありましたが、この環境で誰が開発をしようとするのでしょうか！と思っていました。

すると、05/11日経の記事で、
〝1980年代まで日本のワクチン技術は高く、米国などに技術供与していた。ところが予防接種の副作用訴訟や薬害エイズ、さらに反ワクチンなどで後退が続き今の状況に。過去の経緯がよくわかる。必然だったワクチン敗戦　不作為30年、民のはしご外す。世界がワクチンの奪い合いの様相を強める中で、国産ワクチンはひとつも承認されていない。〟とありました。


そうこうしていますと、今度は菅総理が〝高齢者へのワクチンを７月末までに完了させる〟の発言に、メディアや心無い医療関係者は〝そんなことはできない〟と合唱しています。現在唯一の新型コロナウイルスへの対抗策･処方箋はワクチン接種による集団免疫獲得です。これだけ国民が苦しんでいるのですから、どうすれば可能となるかを提案するのもメディアや医療関係者の仕事だと思います。彼らは業務放棄です。

イギリスでのワクチン接種の効果が顕在化しています。その最新データーは以下の図です。




これと関連して、オリンピックのボランティアのスポーツ医師を200名程度募集しました。すると、またまた一部のTV露出医師、野党、メディアは〝集まらない！〟と断言していましたね。しかしながら、05/12現在、募集上回る280人の応募があったそうです。カネより名誉を優先されたようです。まだまだ日本は大丈夫である事が証明されました。

※2021/05/16追加
定員の約2倍：スポーツドクター393人応募だそうです。


新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターについて、岸防衛大臣は看護師派遣や受付業務などを人材派遣会社の「キャリア」旅行代理店の「日本旅行」「東武トップツアーズ」に37億円で民間に委託した、とあたかも民間委託が悪い事をしているように報道していました。これが何故ニュースになるのか全く理解できません。

コロナ不況業種への支援にもなっているのに．．．


最後に、〝変異株にはワクチンは効果がないのではないか！？〟と根拠のない戯言をＴＶ露出医師が主張するので、なんとなくそんな雰囲気が根拠なく流布されだしました。

ところが根拠のある朗報が昨日午後辺りから出て来ました。それは、横浜市立大学の山中竹春先生の研究結果です。まだまだ治験数が少ないのですが大凡の方向は見えて来ました。




このようにメディアに汚染されないように、自分で見て考えましょう。