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備前・旭川の憂鬱 (菅前政権の成果・再々考 21-46) [日記・雑感]


年末ではありますが、世の中は〝新型コロナウイルス〟だけではありません。ウクライナも台湾も、そして中東やアフリカも大きく動いています。

それは差し置いて、筆者は再々度〝菅義偉政権〟の名誉回復と復権を願い、この投稿をしています。

確認しましょう。僅か1年間の在任期間で菅義偉政権は、https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2021-09-03 で示したように、大きな成果を上げています。

現在のメディアには極めて不人気であったのと、新型コロナウイルスという、現存の人類が未経験の大災害に、専門家も処方箋が描けない中、世界で最速でワクチン接種が進捗しました。その〝成果〟が今年の年末に顕在化しています。


確かにボキャ貧の菅義偉さんではありますが、今日2021/12/17の twitter に、ご自身が農産物の輸出が1兆円を越えたと投稿されています。

菅義偉さん p.jpg


またこの投稿のTLの近くで、玉井克哉さん、東大・信州大の教授(知的財産法、行政法)、経済安全保障マネジメント支援機構理事長が、下記投稿をされています。

玉井克哉さん p.jpg


全く同感です。日本のメディアは少し頭を冷やして(無理でしょうが)自分達は銭儲けに徹し、国家・国民を煽るだけ煽って不安にさせただけだと、自己批判してくれませんかね!?絶対に無理ですね。



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備前・旭川の憂鬱 (〝グリーンフレーション:Greenflation〟 21-45) [日記・雑感]


〝グリーンフレーション:Greenflation〟とは脱炭素に向けた動きを表すGreen=グリーン と、継続的に物価が上昇するInflation=インフレーション を重ね合わせ造語だそうです。

今年も師走になりましたが、年初来の新型コロナウイルス騒動とは別に(厳密には別ではないのですが)、生活面であらゆる〝物価〟が上昇しています。

もっとも顕著に感じますのが〝電気・ガソリン・LNG/LPG・灯油〟でしょう。ガソリンなんぞは年初140円/リットルが、今日現在170円/リットルと20%以上の上昇です。その他、小麦粉、食用油、砂糖、牛乳といった、もっとも生活に敏感な物価も大幅に上昇しています。

野菜・果物・魚介類等の生鮮食料品は天候に大きく左右されますので、今回の物価上昇とは区別する必要があります。しかし、温室の暖房や船の燃料費は大いに関係があります。

先日、政府は消費者物価に関しては対前年比 [+0.1%] しか上昇していないが、企業物価指数は対前年比 [+9.0%] も上昇したと発表していました。


新型コロナウイルスは終息していないが、ある程度の対処法、例えばマスクの着用、ソーシャル・ディスタンシング、密集の回避と室内の換気等が一般化し、ワクチンによる重症化・死亡リスクが軽減した事で、念願の〝経済活動〟が世界的に回復傾向にあります。

この経済活動が真っ先に顕在化したのが、お隣のチャイナです。大気中のCO2濃度がそれを顕著に表しているようです。日本の沖縄と聞いていますが、昨年に較べて年初よりCO2濃度は従来の濃度に回復?しているので、経済活動が回復していると考えていいそうです。

経済活動が回復すれば、化石燃料の需要も回復します。さらに、チャイナでは〝脱炭素〟を目論み習近平の指示で石炭火力発電を止めさせたので、燃料として石炭からLNGへ走りました。その結果、LNG価格は対前年比120%も上昇しました。

欧州においては〝脱炭素〟を喫緊の課題とし、2040年までに石炭禁止・ガス車禁止、とやったものですから、新規の油田掘削に投資は無く、
アメリアにおいてもバイデン政権もグリーン・ニューディールを政策にぶち上げたものですから、シェールガス・石油への投資も無く、
OPECも欧米の足元を見て、そして新型コロナウイルスが本当に終息したか否か判らないとして〝増産〟を渋っていますので、化石燃料の価格上昇は必然となりました。

特に日本に限れば、為替の円安、金融緩和による金余り(筆者には無関係ですが)、等により、ステルス値上げも含め、物価上昇が続いています。

あの報道ステーション(筆者は見たことがありませんが)の元キャスター古舘伊知郎さんが、大阪の番組で下記発言をされています。キャスター現役時代と異なり、極めて現実的です。見直しました。

Greta Thunberg.jpg


結論として、エネルギー転換には時間がかかるという現実を顧みず、環境活動家や原理主義者は悪戯に移行を急ぐと、意図しない副作用が出ることを今身をもって経験しています。



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