SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (「地方創生_LRT化・大筋合意」18-25) [日記・雑感]


当blogへ投稿が4年前、やっとJR、総社市、岡山市の3社で「JR桃太郎線」のLRT化が、昨日2018年3月23日大筋合意されました。2003年JRが起案以来15年が経過しています。


筆者もU-turn 以来このプロジェクトに積極的賛成の立場で応援して来ました。この間、以下のblog を up して来ました。

「地方創生_LRT」 http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2015-11-25
大森市長は 「利用者の利便性が最も向上できる平面方式をまず検討したところ、駅前交差点の交通処理など技術的課題について一定の整理ができた。 コストや費用対効果も有利。 市の計画案とする」 と説明したそうです。

「地方創生-LRT化」 http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2015-03-29
このまま行きますと21世紀中は何も変わらない、地方創生とは掛け声だけの「衰退」する岡山市になりそうですが、唯一の頼みは、「大森雅夫市長」 のイニシャティブです。

「地方創生-LRT」 http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2015-01-07
「LRT」 は低床ですから、老人の乗り降りには適した乗り物ですし、10分間隔の運行も可能ですから、比較的待ち時間は少ないという利便性も持ち合わせています。

「地方創生-LRT」 http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2014-10-10

問題点・その1  かなり昔から計画されていた市電の岡山駅への乗り入れ、わずか130mの延伸です。
問題点・その2  近郊ローカル線のLRT化、省エネ、国道180号、狭い往復2車線の交通渋滞の解消、停車駅の増加による高齢化の方々の足の確保、です。

問題点・その3  市電の市内ループ化、「山手線」化です。

「地方創生-LRT」 http://ironbridge-uk.blog.so-net.ne.jp/2014-08-24
昨日、珍しく、本当に珍しく 「地方創生」 らしい、具体的な議論が、岡山市JR西日本と近郊都市間で、ヤットコサで開始されたことを知りました。 やはり高齢化社会では、生活者としての「足」が重要です。


今回晴れてLRT化が決まった「JR桃太郎線」はつい最近まで「吉備(きび)線」と呼称されていました。この沿線は岡山市と総社市に跨りまして、岡山県では人口の多い地域です。「JR桃太郎線・吉備線」の路線図をご覧ください。


JR吉備線.jpg


路線距離は約20 km、駅数は両端の岡山と総社を除き、8駅ですから駅間の平均は2kmチョットです。ですから乗り降りの楽な、低床のLRTを導入し、さらに駅間を例えば0.5 km にすれば老人の利用も増加するのではないかと思われます。

「JR桃太郎線」沿線は歴史的も優れた観光地を持っています。まさに桃太郎伝説の「鬼が城」、国宝の「吉備津彦神社」、三大稲荷の一つ「最上稲荷」、「備中国分寺・五重塔」、大きさでは全国4位の「造山(つくりやま)古墳」をはじめとする吉備古墳群、等々があります。

岡山市はともかく、「総社市」を若干紹介させて頂きます。人口は68,538人(2018/02) ですが、地方都市では珍しく人口は増加しています。理由は倉敷の工業地帯、特に自動車の関連会社が多い地域です。

また高速道路の交差点でして、中国、山陰、四国へのアクセスが良好です。それゆえ大手の物流会社が数多く、大型倉庫や物流の拠点を置いています。総社市は倉敷市と岡山市のベッドタウンの性格も持ち合わせております。


「JR桃太郎線」は岡山と米子を結ぶ国道180号線と並走していますが、往復2車線の狭い道路でして幹線道路と呼ぶには如何なものか!?と思います。道路の混雑も日常化しています。

特に最上稲荷は大晦日から正月三が日の混雑は大変でして、毎年全国版のニュースでも取り上げられています。正月に「年賀状」の配達が不可能でして、31日・大晦日に配達されます。


「JR桃太郎線」のLRT化のコストは400億円とか600億円とか言われて来ましたが、どうやら100数10億円に落ち着きそうという事で、プロジェクトの大筋合意に至ったようです。

「地方創生」には欠かせない〝老人の足〟の問題も解決しそうです。いつもの〝提灯持ち〟ですが、岡山市長と総社市長の英断が奏功したものと思います。「地方選挙」も大切にしましょう。



nice!(8)  コメント(2)