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備前・旭川の憂鬱 ( 近代花鳥画の名手・菊池芳文 「笠岡市立竹喬美術館」 20-14) [日記・雑感]


岡山県にも、いわゆる箱物・美術館が数多くあります。このBlogでも時々紹介させて頂いています。

特別な美術館である倉敷の「大原美術館」は別格としまして、「岡山県立美術館」を筆頭に各市町に必ず一つはあります。その中でも《特別展》で秀逸な美術館に「笠岡市立竹喬美術館」があります。毎年一回は《特別展》の観覧に出向きます。

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今回は〝《特別展》近代花鳥画の名手 菊池芳文〟を観覧に行きました。〝菊池芳文〟は、竹内栖鳳や谷口香嶠、都路華香とともに「楳嶺四天王」の一人に数えられ、京都画壇において、重要な位置を占めるようになり、明治40(1907)年に開催された第1回文科省美術展覧会では審査員と務めています。しかし〝竹内栖鳳〟ほどは評価が高くなかったと思います。

筆者は四半世紀前に東京芸大の美術館で〝菊池芳文〟の「小雨ふる吉野」彩色・絹本・屏風六曲・一双を見たときは本当に素晴らしいと思いました。この屏風は現在北の丸の「東京国立近代美術館」に納められています。10年ほど前に再度見ましたが、素晴らしいの一語です。

その〝菊池芳文〟の「特別展》近代花鳥画の名手 菊池芳文」ですので昨日出向きました。約50点の展示です。リーフレットよりコピペします。

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           桜花群鵜図・一部分


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    桜花群禽          春雨吉野山之図


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              百花百鳥之間

1905(明治38)年リエージュ万国博覧会に出展した室内装飾「百花百鳥之間」の4壁画を覆う巨大な綴織絵です。川島織物の依頼の裏綴織絵です。


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    秋草鴿(部分)           時雨紅葉之図


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     小鷹狩之図                清渓


地方の美術館も頑張っています。



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