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備前・旭川の憂鬱 (〝新型コロナウイルス禍〟で籠りの生活対策 20-84) [日記・雑感]


〝新型コロナウイルス禍〟で籠りの生活をしている方も多いと思います。メディア、特に地上波は昼間の情報番組でアアデモナイコウデモナイと国民を混乱させています。現状〝新型コロナウイルス〟の最も確からしい番組は、地上波ではなく、ニコニコ生放送をご覧ください。

尾身会長が会見し「社会経済を抑制せずとも急所を押えて感染収束が可能」と仰っています。https://live2.nicovideo.jp/watch/lv329615846

その要点は、

 ●食事は静かに、家族などいつもの仲間で、5人以上控えて
 ●忘年会、新年会は基本的に見送って
 ●帰省は延期も含め慎重に検討
 ●イルミネーションは早めに消灯
 ●カウントダウンはオンラインを活用

と明快です。

ところが地上波のインタビューで耳を疑う応答を見て?聞いて?しまいました。20代前半と思われる女性曰く〝不要不急の外出を止めろといわれても、何が不要で不急か分かりません!〟とか。



〝新型コロナウイルス禍〟でも世の中は動いています。特に隣のチャイナは着々と軍備を増強しています。〝来年度予算で防衛費が最高を更新した〟と公共放送は日本語を知らない事を露呈しました。

アメリカの占領政策、特にWGIP(War Guilt Information Program)が功を奏し、日本人の間には、戦争とか兵器というと嫌悪感を持ったり、忌み嫌う風潮が残存しています。先日来問題になっています「日本学術会議」辺りにその病巣がある事が顕在化しました。


河野克俊前統合幕僚長 が仰っていたこと《三点セット》を記憶しています。いわゆるサヨクは、戦争、兵器とか自衛隊と聞くと反射的に、

 ① いつか来た道
 ② 軍靴の足音が聞こえる
 ③ 蟻の一穴

に加え〝 海外派兵反対〟とか。


〝新型コロナウイルス禍〟で籠りの生活や年末年始のお休みで漠然とTVを見ても良いのですが、非日常的な「戦争学入門」でも読んでみたいと思います。「戦争学入門」は以下の3冊からなっています。

 ①戦争と技術 (シリーズ戦争学入門) - アレックス・ローランド 単行本 ¥2,640
 ②第二次世界大戦 (シリーズ戦争学入門) - G.L.ワインバーグ 単行本 ¥2,640
 ③軍事戦略入門 (シリーズ戦争学入門) - アントゥリオ・エチェヴァリア 単行本 ¥2,640

「戦争学入門・戦争と技術」の序文と目次は下記の通りです。

技術は戦争を変化させる最大の変数である。

そもそも軍用技術と民生技術は密接な関係にあり、どちらが起源であれ、いずれ双方で活用される。たとえば蒸気機関は軍艦に発明され、もともと軍用技術であったGPSはいまや現代社会に不可欠のものとなった。

新たな技術の開発が戦争のあり方を変え、軍事技術が社会や国家の姿を変えてきたことは紛れもない事実である。本書では、技術の進化とそれが戦争に与えた影響に着目、先史時代から現代にいたる豊富な事例を引用しながら「技術と戦争の相互作用」を明らかにする。

〈目次〉
 第1章序論
 第2章陸戦
  1先史時代の戦闘
  2古代の戦闘
  3最初の諸兵科連合パラダイム
  4新アッシリア帝国
  5古典古代の戦闘
  6中世の戦闘
  7火薬革命
 第3章海、空、宇宙、そして近代の戦闘
  1海戦
  2空戦
  3宇宙戦
  4近代戦
  5総力戦
 第4章技術的変化
  1研究開発
  2両用技術
  3軍事革命
 第5章結論
 訳者解説
 用語集
 推奨文献リスト
 索引


平和を欲すれば戦争に備えよ『戦争学入門 戦争と技術』誰だって戦争は反対だ、平和がいいに決まってる。

しかし、平和のことだけ考えていれば、争いごとは起きないのか? 世界中の武器を廃棄し、二度とそんなものを作れないようにすれば、戦争のない世の中になるのだろうか?

そんな疑問を抱えながら「戦争学」を紐解くと、戦争とは社会と緊密に結びついた事象であることが分かる。各時代の技術の発展と軌を一にし、戦争「だけ」を分離・根絶するのは難しい。今のところ、戦争を囲い込み、飼い慣らすしかないように見える。

では、どうすれば、戦争を囲い込むことができるか?戦争を研究するしかない。しかも、これまでの「軍事学」や「防衛学」、あるいは「安全保障学」のような軍事・地政学的なアプローチではなく、もっと領域を広げる必要がある。戦争とは、人類が営む社会的な事象なのだから。

と、続きます。TVによる痴ほう症にならないために、TV以外からの情報は大切です。



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