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備前・旭川の憂鬱 (〝スギ玉〟 19-39) [日記・雑感]

 
鳥取県の東部、古くは〝因幡(いなば):因州〟と呼ばれていました。今でも特急電車に〝スーパーいなば〟の名称で旧藩名が使用されています。

世俗の生々しいお話ですが、この地方は〝石破 茂さん〟の地元です。この因幡の首都は鳥取市です。この鳥取市の南方向30kmの位置に「智頭(ちず)」という旧街道沿いの町があります。

中国山地は2,000mに満たない、なだらかで優しい山が連なっています。しかし、この智頭の辺りは結構険しい山の中です。周囲は立派な〝杉〟で囲まれています。花粉症の方には、とっても辛い町かも知れません。


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この町は「地方創生」の一助として、各ご家庭や商店の軒先に〝スギ玉〟を吊るしています。〝スギ玉〟の意味は林業を主な生業としている事を象徴しているのだそうです。


正統派の〝スギ玉〟です。直径30cmか40cmでしょうか。


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旧町役場の〝スギ玉〟です。


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フクロウの微笑ましい〝スギ玉〟も数多く見受けられます。


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これもフクロウでしょうかね!?ユーモラスでいいですね。


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造り酒屋さんの大きな〝スギ玉〟もあります。直径70cmか80cmで1m以下と見ました。


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カフェの〝スギ玉〟です。


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話しは飛びます。欧州の通貨がユーロに統合される直前、2001年の秋、ウィーンを訪問しました。この〝スギ玉〟をウィーンの森、郊外の〝ホイリゲ〟で見かけました。

〝ホイリゲ〟というのは、このウィーンの郊外の葡萄畑でとれた葡萄を仕込んで醸造したワインを飲ませる居酒屋です。秋にはホイリゲの店頭に〝新酒ができたよーー〟と竿につるした〝スギ玉〟を掲げます。

人間の考える事は、それほど変わりませんね(笑)。





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