SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (〝52 Places to Go in 2019 NYT〟 19-40) [日記・雑感]


トランプ大統領の天敵であるNew York Times 、その記事の一つ「52 Places to Go in 2019 - The New York Times」の中に唯一〝日本〟で紹介されているところがあります。

少し意外性がありました。それは〝瀬戸内海:Art and nature harmonize in Japan’s inland sea〟です。もう少し詳しく説明しますと〝芸術と自然が日本の内海で調和する。山からの眺め瀬戸内海の向こう側にある小妖精〟です。アダム・H・グラハムのphotoをスクショでご紹介します。


0-NYT-up.png


このphotoの具体的な場所を調べました。それは香川県の〝紫雲出山:しうでやま〟の桜です。この紫雲出山の標高は352m、地形は溶岩台地でして、瀬戸内海へ突き出ています。


もう少し説明が必要です。それは〝芸術と自然が日本の内海で調和する〟の部分です。これは今や海外でもメジャーになった〝瀬戸内国際芸術祭2019〟を示唆しています。抽象芸術でして、例えば草間彌生さんの作品のであるカボチャの系統です。

3年おきに開催されまして、丁度今年は開催年です。同時開催に〝岡山芸術交流〟があります。春会期は4月26日-5月26日です。夏(7月19日-8月25日)、秋(9月28日-11月4日) と計107日間です。

その他、広島平和記念博物館は、$ 51mをかけた8年間の改装の後、2019年春に再開します。瀬戸内はまた柑橘類やオリーブ畑、2018年10月にオープンした島内専用自転車フェリーを巡る新しいサイクリングコース、本州と四国を繋ぐ〝しまなみ海道〟等々瀬戸内海全体を網羅的に紹介しています。

日本語版は、https://www.esquire.com/jp/lifestyle/travel/g25930339/newyorktimes-the-places-to-go-190128/
をご覧下さい。


当地・岡山からは瀬戸大橋を挟んで70km程度でして、即、花見に行くことになりました。


季節限定の観光地は交通の不便なところが多いと思います。主に車で目的地に行くことになります。すると目的地に近くなると、渋滞と駐車場不足です。

所がところが〝紫雲出山:しうでやま〟は素晴らしい受け入れ態勢が整っていました。それは紫雲出山の麓の漁港と小学校に合計250台の駐車場が準備されていまして、山頂との間でシャトルバスを運行していました。待ち時間はせいぜい〝10分〟往復で¥400‐でして、極めてリーズナブルです。

確かに山頂へ行く登山道は狭くて普通車でも対向が困難ですから、観光客を裁くにはシャトルバスは必須で有効な手段です。他の同様な季節限定の観光地は参考になると思いました。勿論シャトルバス待合場所にはテント村が整然と配置され、地場産品を販売していました。


山頂駐車場に到着です。案内図が期待を誘います。


a-up.JPG


筆者は〝高級〟コンディジを忘れてしまいましたので、スマフォのExperia での撮影です。山頂への道すがら面白いものを見つけました。「ライバルは吉野の桜か紫雲出山」、なかなかの心意気です。


b-up.JPG


最近net で見つけたのですが、一生に一度は訪れたい桜の名勝として、
① 弘前さくらまつりは青森県弘前市の〝弘前公園〟
② 吉野の千本桜
③ ワシントンDC ポトマック河畔の桜
だそうです。


この看板をご覧ください。イノシシがこんな山の上までやって来るのですね。彼らは海も渡りますからね。


c-up.JPG


さて山頂に到着です。ここも観光地特有のゴジャゴジャした旗や立て看板がありません。整然としています。好感が持てます。外国人、多分チャイナやインドネシアと思しきインバウンドの方々も大勢いらっしゃいました。中には〝場〟に馴染まない露出過多の女性もいましたが...


NYTが撮影したスポットは〝ここ〟と判りました。が、しかし投稿されたphotoの景色はありませんでした(苦笑)。他の花見客も多く、早々にスポットを去りました。最近はチャイナや韓国から黄砂やPM2.5も到来していまして、当日の瀬戸内海もかなり霞んでいました。


d-up.JPG


e-up.JPG


遠くに島影が少し確認できます。桜そのものは咲き誇っていました。


f-up.JPG


午後早くに帰宅できました。




nice!(9)  コメント(0)