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備前・旭川の憂鬱 (「昭和の企業文化との決別」 18-54) [日記・雑感]


佐々木俊尚さんが興味深いtweetをされています。

いまだメール・電話・ファクス多いなあという印象のまとめ。コミュニケーションの面倒さという障壁の認識も広がってほしい。/IT企業「メール、電話は全部Slack、紙とペン、 パワポ使ってない」昭和企業「1日2時間メール打ってバカほど電話し会議はパワポに手書きで書き込み」

togetter〝 https://togetter.com/li/1237059 〟で投稿を編集、キュレーションされています。


先ずはトリガーとなるtweetです。原文のコピペです。

IT企業に2か月ほどお邪魔になってわかったこと:2018/06
・Eメール一度も使ってない (全部Slack)
・電話一度も使ってない (全部Slack)
・紙とペン一度も使ってない (全部PC・スマホ)
・パワポ一度も使ってない (Confluence や Box Notes で事足りる。社内向け資料を何時間もかけてオシャレにする必要ない)

Slack:スチュワート・バターフィールドによって開発された「チームコミュニケーションツール」 いわゆるアプリです (筆者注)。


筆者はこの投稿内容の〝話半分〟でも素晴らしいと思います。特に「社内向け資料を何時間もかけてオシャレにする必要ない」には〝大いに我が意を得たり〟です。


このtweetに対する反応RT:retweetは下記の通りです。原文のコピペです。

❖ 大手電機メーカからベンチャーに転職した自分も、確かにこのレベルの驚きを経験した。
Slackってアプリも転職して初めて知った。
スケジュール共有はgoogleカレンダー。タスク管理はtrelloで簡単に可視化。技術共有はkibelaでwiki形式で見やすく残す。他社とのやりとりでは電話や印刷を使うけどね。

❖ 弊社(一応IT企業らしい)
・基本はメール
・メールが嫌な人も多くて電話も多い。偉い人はずっと何十分も電話してる
・紙とペンはまぁ必要。だって資料の文字が小さすぎて読めないから。
・パワポは基本。ConfluenceやBoxNoteを使ってる人は0.1%もいない。

❖ 紙とペンを一度も使ってない,に衝撃.昔「OA化」で「ペーパーレス」を目指した時代にかえって紙の消費量が増えたということがあったかと思いますが隔世の感があります

❖ 工場系企業に2か月ほどお邪魔になってわかったこと:
・Eメールクッソくる(全部ccに入れられる)
・電話クッソくる(新入社員の俺が取る)
・紙とペンクッソ使う(全部印刷)
・パワポ一度も使ってない(全部Excel方眼紙に書いて印刷配布)

❖ こういうIT企業に勤めるのが夢でした…うちもIT企業なのに『母体が歴史のあるお堅い会社だから』といって誰も変革しようとしてなくて、事務は営業が馬力でカバー、プリンターはフル稼働(カラーとモノクロの価格差も分かってない)天候が何でもとりあえず出社、残業。やばすぎ

❖ こういう会社で働きたいなぁ
こっちの方が断然仕事が楽しくなりそうだしやる気出そう

❖ せめてpdfにしてデータで管理したいのにISOのせいで捨てられない紙束
効率的に動ける人たちのほうが生産性高いのにね
でも取引先が昭和みたいな人たちだと一気に通用しなくなるってのも大事なポイント



筆者のように長年企業で働いた者として、これらのretweet は大変に興味深いものがあります。昔を思い出して(苦笑)してしまいいました。

社内資料も、役所資料もそうでしょう。〝て・に・を・は〟のチェック、〝図・絵〟が見難い、そして極め付けが〝両論併記〟と〝結論の非(避)決定〟すなわち〝先送り〟です。

これを改めなければ日本の企業の労働生産性は向上しないばかりか、先端技術の開発も益々遅れをとります。



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