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備前・旭川の憂鬱 (気象情報と個人感覚のズレ 19-80) [日記・雑感]


いつも気象の事となると〝なんでも温暖化〟に原因を求める発言が徘徊しまして、筆者はいつも〝逆張り・反論〟をします。

最近Twitter上で〝ちなみに、東京の最高気温記録は2004 /07/20の39.5℃〟が投稿されていました。こんな記録をTVのいい加減なエンタメ気象予報士は勿論、生活者も覚えていません。

気象情報は極めて曖昧な記憶しかなく、少しの変化もアノマリー:anomaly、異常気象と感じます。いま2019/08/10 22時頃の気象情報では、大型台風10号が西日本を狙っているそうです。


そこで念のため過去の台風を気象庁のHPで調べてみました。過去の台風資料は〝気象庁ホーム > 各種データ・資料 > 過去の台風資料〟で簡単に検索できます。感覚は当てになりません。

見易いようにExcel でグラフ化しました。すると、

台風年間発生個数.png


❖ 台風の年間平均発生個数は〝26.2個〟です。さらに僅かですが1951年以降「減少」傾向です。
❖ 沖縄・南西諸島を除く、台風の上陸個数は〝3.0個〟です。
❖ 沖縄・南西諸島を除く、台風の接近個数は〝5.5個〟です。
沖縄・南西諸島を入れると、上陸個数・接近個数も何れも〝2倍〟です。

〝接近〟は気象庁では以下このように定義しています。
※日本に接近した台風が上陸したかどうかにかかわらず、台風の中心がそれぞれの地域のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を「その地域に「接近」した台風」としている。


気象の温暖化で台風の発生個数が増加し、大型台風が増加する、との仮説は本当でしょうか!?過去日本に上陸した超大型台風は、気象庁では以下のように記録しています。


巨大台風.png


温暖化しなくても〝大型台風〟はやって来ました。メディアの情報は信用できません。

<追記> 台風の個数と温暖化を議論する場合〝ハリケーン〟と〝サイクロン〟も議論する必要があります。後日 upload したいと思います。



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