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備前・旭川の憂鬱 (「地方創生」高梁市成羽(なりわ)美術館 今森光彦展 19-76) [日記・雑感]


『自然と暮らす切り紙の世界、ハサミ1本から生まれる生命』 Paper Cut Works が、この今森光彦さんの展覧会テーマです。

この展覧会は昨年の西日本大水害の影響を強く受けた高梁川(たかはしがわ)の中流にある高梁市の【高梁市成羽(なりわ)美術館】で開催されています。

「今森光彦:いまもり・みつひこ」さんのプロフィールは以下の通りです。筆者はこの展覧会を観覧するまで全く存じ上げませんでした。

今森光彦さん、1954年滋賀県大津市生まれ。大学卒業後、独学で写真技術を学び、1980年よりフリーランスの写真家となる。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞など受賞多数、という方です。

今森光彦さん - 409.jpg


展覧会のリーフレットや入場券からその作品をご紹介します。作品は一見〝エッチング〟か〝細密画〟のように見えますが、総て部品に分割し、その部品をハサミ1本で切り出して、それを組み立てたものです。作品は立体的に構成されています。彼の使用しているハサミの展示もありました。ハサミの先が細く延びていまして、市販されていないと思われます。


ハチドリとトケイソウ - 409.jpg


無題-600.png


オーレアンの庭 - 409.jpg
           《オーレアンの庭》


次は展覧会唯一の撮影可能スポットです。下の作品は昆虫とアヒルのデコイです。


BURST_01 - 409.JPG
       《 ヤシオウムとユーカリ》2011年


BURST- 02 - 409.JPG


当blogにuploadした画像ですと〝立体感〟が表現できません。これは現物をご覧いただくしかありません。

最後に【高梁市成羽(なりわ)美術館】の中庭です。モネの睡蓮を模しています。


美術館中庭 - 409.JPG


この美術館の設計はあの「安藤忠雄」さんです。



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