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備前・旭川の憂鬱 (再度「ウクライナ」支援疲れ 23-46) [日記・雑感]


『テレ東BIZ』2023/12/26 より引用します。

<ウクライナ空軍がロシアの大型強襲揚陸艦を破壊>

ウクライナ空軍は26日、ロシアが一方的に併合した南部クリミア半島のフェオドシヤを空爆し、ロシア軍の大型強襲揚陸艦を破壊したと明らかにしました。ウクライナ空軍によりますと破壊したのはロシア海軍の大型強襲揚陸艦「ノボチェルカスク」で、ウクライナ側は、2022年沈没させた黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦に次ぐ戦果だと主張しています。

ロシア国防省は26日、「ノボチェルカスク」がウクライナ側のミサイル攻撃で損傷したことを認めているほか親ロシア派「クリミア共和国」の首長は攻撃を受け、港で火災が起きたとしています。

また、ウクライナ空軍は26日、ウクライナに飛来したロシアのドローン19機のうち、13機を一晩で撃墜したと明らかにしました。(引用終了)


一方、ロシア側の情報です。渋谷電視台(別名NHK)によりますと、以下のようです。

<ロシア国防相 “ウクライナ東部マリインカ掌握” 大統領に報告>

ショイグ国防相は25日、ウクライナへの軍事侵攻の戦況についてプーチン大統領に報告しました。このなかで、ショイグ国防相は「積極的な攻撃の結果、マリインカの全域を解放した」と述べ、ウクライナ東部ドネツク州のマリインカをロシア軍が掌握したと主張しました。

マリインカは、ロシアが支配する州都ドネツクの南西にあるウクライナ側の拠点の1つで、このところ、ロシア軍が攻勢を強めていました。

報告を受けてプーチン大統領は「まずは祝福したい。これは成功だ。これによって、ドネツクからウクライナ軍を遠ざけ、ロシア軍の作戦範囲がさらに拡大する機会が得られる」と述べ、戦果を誇示しました。

ロシア軍はドネツク州のウクライナ側の別の拠点、アウディーイウカでも戦闘を続けていて、東部の前線で攻勢を強めています。

一方、マリインカを掌握したとするロシア側の主張について、ウクライナのメディアはウクライナ軍の報道官が「正しくない」と述べ否定したと伝えています。(引用終了)


このようにメディア経由の戦争の大本営発表はどこまで信用すればいいのか〝全く〟わかりません。

1週間ほど前、当blogへ『(囁かれている「ウクライナ」支援疲れ』https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2023-12-18 をupload しました。


その後のお話は以下のようです。

最大の支援国であるアメリカの大統領選挙では、この情報はfakeかも知れませんが、民主党のバイデン現大統領は余りにも不人気で立候補の余地はなく、GOP共和党の候補はトランプとなる、というものです。つまり次期大統領はトランプという事です。

その理由の一つに、日本製鉄のUS Steelの2兆円の買収があるというものです。これは既に国家安全保障といったお行儀のよい理論もあるが、アメリカ人のプライドを痛く傷つけたというものです。ましてや民主党支持基盤のラストベルトの白人労働者階級をバイデンは敵に回してしまいました。


で、トランプが大統領になると、彼が以前から言っているように〝オレが大統領になると24時間以内に、ウクライナ戦争を停戦させる〟という発言です。

これは、戦況を現状で凍結する!に等しいものです。すなわち、ウクライナにクリミヤ半島は勿論、東部4州もロシアに割譲せよ、という事です。最近亡くなったヘンリー・キッシンジャーも同様の発言をしたと報道されたことがあります。

これは絶対に困ります。戦後の[ウマ]?の一つ覚え【力による一方的な現状変更】を許すことになります。これを認めると世界の秩序は混乱に次ぐ混乱を来たします。お隣のチャイナを勇気づけます。

ところが本日、日経ビジネスweb で聞き手:森永輔さん、回答:鶴岡路人さんの対談を見まして暗澹たる気分になりました。以下、無料部分一部を引用します。


大いなる錯覚「領土を割譲してもウクライナは停戦できない」2023/12/26

この記事の3つのポイント

1.西側諸国によるウクライナ支援が先細りの方向にある。
2.継戦が難しくなればウクライナは停戦を選ぶかもしれない。
3.そのとき「領土割譲で停戦できると考えるのは錯覚だ」

仮にウクライナの継戦が難しくなり停戦を求める事態になれば、プーチン大統領にとって占領地を広げるチャンスとなる。

欧州現代政治を専門とする鶴岡路人・慶応義塾大学准教授はこう指摘する。それはなぜか。

「ウクライナ側が被占領地をあきらめてロシアに割譲すれば停戦が実現する」との見方があります。この見方は明らかに錯覚です。ロシアは「今の占領地を獲得すれば停戦する」との意志を、これまで一度たりとも公に示したことがありません。

それどころか、西側の支援が先細って、ウクライナが軍事的に弱い状況になれば、ロシアにとって占領地を拡大するチャンスです。停戦へのインセンティブは低下するでしょう。

停戦は、ウクライナとロシアの双方に停戦の意志がないと実現しません。片方だけが望む停戦合意は降伏協定になってしまいます。それを避けたいために、ウクライナは戦闘継続を選択せざるを得ないのです。(引用終了)

なんとも陰鬱な令和5年、2023年の年末です。「検察ファッショ」を喜んでいる場合ではありません。



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備前・旭川の憂鬱 (囁かれている「ウクライナ」支援疲れ 23-45) [日記・雑感]


世界の常識と日本人一般の方々との感覚のズレが大きいのが〝平和な日本〟という認識です。

戦後78年間、今日まで〝日本国内〟では、60年安保騒動・赤軍派事件・オームサリン事件の極(敢えて「極」とします)一部の例外を除き、戦争・内戦・紛争・テロは経験していません。

しかし、視線を海外に注ぐと、〝憲法9条〟とは関係なく、戦争・内戦・紛争・テロの連続でして、絶えることがありません。日本がなぜ戦争・内戦・紛争・テロに巻き込まれることがなかったか、それは日本国民の多くの方々が〝賢明〟で革命の誘惑に与しなかったことです。

そして、好むと好まざるとに関わらず〝日米安保条約〟があることです。

最後に〝地政学的に有意な位置〟にあることが考えられます。ウクライナや中東の地続きの国々を見ると明らかですが、日本は周囲の海洋が天然の要塞の役目を果たしています。


家村和幸著『なぜ戦争は起きるのか』宝島社新書2013より以下を引用し、一部加筆します。

〝小国は拡大を、大国は支配を、老いたる国は延命を願うものである限り、どうして、今日の均衡が確実なものであると云えるのであろうか?〟と元フランス大統領Charles de Gaulle は言ったとか。

また、イギリスの軍事評論家、軍事史研究者、戦略思想家のSir Liddell-Hart リデル・ハートは〝戦争を研究すればするほど、その原因は政治的あるいは経済的というよりは、心理的なものとあると思えてくる〟と結論付けたそうです。

サミュエル・ハンチントンは『文明の衝突』1993で〝文明間の対立などから、テロに代表される過激な行動をとる組織が生まれる〟と述べています。

ハンチントンは『文明の衝突』で、世界を「8つの文明圏」に分類していますが、日本は一つの独立した「日本文明圏」としています。その理由は〝日本を固有の文明として認識し、チャイナ文明から派生して西暦100年から400年時期に出現した。〟と述べています。

これと同じ文脈で、ハンチントンの『文明の衝突』でウクライナを見てみましょう。かれは既に1994年に「西欧文明圏」と「東方正教会文明圏」の境界上にウクライナがあると考えています。下図を参照ください。

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だからと言って、勝手に「力による一方的な現状変更」を行っていいはずがありません。


ハンガリーのオルバン・ビクトル首相は、以前〝ウクライナ戦争はスラブ民族間の戦いだからワシ等(NATO)は知らん〟と主張していましたが、【ブリュッセルAFP=時事】以下の様に配信しています。

ハンガリー首相、ウクライナ支援阻止 EU加盟交渉で合意後 2023/12/15
欧州連合(EU)首脳会議でウクライナとの加盟交渉を開始することが決定した翌15日、これに反対し採決を棄権したハンガリーのオルバン・ビクトル首相が、EUによる500億ユーロ(約7兆8000億円)規模のウクライナ支援を阻止した。
[中略]
ハンガリーはEU加盟国ながら、昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後も、オルバン氏がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と緊密な関係を維持している。
EUは14日の首脳会議で、ウクライナとモルドバの加盟交渉を開始することで合意した。この採決の際、オルバン氏はハンガリー抜きで進めることに合意し退席。後にSNSに投稿した動画で「まったくばかげた、理不尽で誤った決定だ」と述べ、「他の26か国はこの決定を下すことに固執した」と批判した。


それでは最重要国「アメリカ」はアメリカで自国優先主義(ethnocentrism)に向かっています。アメリカ議会はご案内の通り「つなぎ連邦予算」が議会で通りません。これは下院で多数を取るGOP共和党が〝ウクライナ支援より、強固な国境警備対策〟を優先せよと主張しているからです。

GOPは来年の大統領選挙をにらみ、バイデン政権が最も力を入れているウクライナ支援を頓挫させようという思惑があるんだそうです。

これは一大事です。ウクライナの軍事支援の〝40%〟を失いますので、継戦能力が著しく低下します。プーチンはさぞかしほくそ笑んでいるでしょう。

こんな状況下、日経新聞の秋田浩之さん(日経の国内外の外交、安全保障問題のエキスパート)は1ヵ月ほど前にウクライナに出向き、複数の海外メディアと共同でゼレンスキー大統領にインタビューしています。それを「日経プラス9サタデー」で話されていました。TV画面を参照ください。

ゼレンスキー大統領は率直に〝戦況が思わしくない〟と認識している。

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反転攻勢は膠着状態だ。

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ウクライナ軍とロシア軍との戦力比較は下記の通りです。

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このままでは、早晩ウクライナは敗戦するだろう、という報道が出始めています。日本は不幸にも殺傷能力のある武器の輸出ができません。支援の内容が限定されています。

アメリカに目覚めて頂くにしても、次期大統領がもしもトランプの再選となれば、ウクライナは終焉を迎える可能性が「大」です。

アメリカを含む西側の国はもう少し、ウクライナは理不尽にも他国に攻め込まれていることを、真剣に考えてもいいのではないでしょうか!?



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備前・旭川の憂鬱 (べた凪の瀬戸内海 23-44) [日記・雑感]


初冬、べた凪の瀬戸内海です。定番ではありますが「王子が岳」からの眺望です。

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「瀬戸大橋」の半分ぐらいが見えます。来年こそは世界が今日のような〝べた凪〟の瀬戸内海になればいいなあ!?と思います。



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備前・旭川の憂鬱 (2023/12/09のwalking 23-43) [日記・雑感]


65歳位以上の「老人」は一日の累積歩行数が〝6,000歩〟以上が好ましいが〝10,000歩〟以上は健康や死亡率への効果はほぼ同じだそうです。

75歳の筆者は〝暇〟ですから、天候が良い日は極力 walking をやっています。今年は年初に免許証の返納もしましたので、所用で外出時も当然 walking となります。ご多分に漏れず 岡山のようなコンパクトな街でも TAXI を呼んでも来ませんし、時間が特定できませんので利用し難いです。


当地・岡山市は、ここ数日は少量の降水が散発的にありまして、その翌日の朝はかなり深い〝霧〟に襲われます。

今朝もいつもの walking に出かけました。そこでは山茶花と椿の一種〝あけぼの種〟の花を観賞できました。

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しばらく歩きますと〝岡山県立美術館〟に出ます。ここは岡山のカルチャーゾーンと称しまして、他にも〝岡山市オリエント博物館〟やTBS系の民放〝RSK山陽放送〟があります。岡山城や岡山後楽園の近傍でもあります。まだアメリカ風の黄葉の終焉が鑑賞できました。

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世の中や世界は昨年来「壊れたまま」ですが、季節は意識すれば感じる事は出来ます。



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備前・旭川の憂鬱 (〝なぜ日本では文科系が世界と戦えないか!?〟  23-42) [日記・雑感]


[X:旧Twitter] に興味深い投稿がありましたので、スクショで引用します。

以前にも彼女の上梓した「本」を紹介しました。それは、https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2020-08-16 を参照ください。

今回は〝なぜ日本では文科系が世界と戦えないか!?〟です。もちろん、文学ではノーベル賞も出ていますが、例えば〝経済学賞〟は噂にさえなりません。ここのところの深層・真相を鋭く突いておられます。

以下「スクショ」をご覧ください。

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こんなアカデミアのセンセイ達が、研究もせず、政治的な活動家と化して、日夜暴れています。



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備前・旭川の憂鬱 (「セキュリティー・クリアランス法」の必要性 23-41) [日記・雑感]


最近これは〝聞き捨てならぬ〟と思った報道が2件ありました。URLをそれぞれ貼り付けます。

一つは、『都パスポートセンター 受付担当のチャイナ人元職員を書類送検 個人情報の付箋盗んだ疑い 東京都は1920人分持ち出しと発表』 https://sn-jp.com/archives/145886 
これを見過ごすならば、あるいは適切なる措置を講じないなら、都知事は世が世なら「国家反逆罪」で逮捕されると思います。

もう一つは、『チャイナスパイの協力店に潜入、社外秘を盗む手口解明、チャイナスパイの息がかかったパブなどの飲食店が日本各地にある。日本人客が接客係のチャイナ人女性と仲良くなり、自慢げに社外秘の情報を伝えたら、チャイナ側に筒抜けになっていたなどということが実際に起きている。』 https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00372/112400017/ 

いずれも「チャイナ」が火元です。


ではチャイナを含む日本国内に在留する外国人の実態を、入出国在留管理庁のHPより見てみましょう。
出入国在留管理庁によりますと、2022末における在留外国人数について以下のようにHPで公表しています。
在留カード及び特別永住者証明書上に表記された国籍・地域の数は195(無国籍を除く)でしたが、在留外国人推移と国別の上位10ヶ国を表にしてみました。

圧倒的にチャイナが多いです。筆者在住の政令指定都市である岡山市の人口よりも多いです。

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そして、全在留外国人は、300万人を超えています。日本国民1億2,500万人の〝2.4%〟に達しています。

これで一応、日本国内に在留する外国人の概要と、チャイナの突出した状況が把握できたと思います。


なぜ筆者はこと「チャイナ」に危険を感じるか!?ですが、それは2つあります。

一つ目は、チャイナは「チャイナ共産党」一党独裁国家だからです。さらに〝チャイナの夢〟といった「中華思想・華夷秩序を」世界標準・新しい国際秩序としたいという強い願望で国家の意思決定がなされている事です。他人迷惑なお話です。

二つ目は、一つ目と強く関連性があるのですが、悪質なチャイナの国内法がこの10年間で次々と成立している事です。
2010年の「国防動員法」、これは海外に在住するチャイナは本国の指令で行動する義務がある、というとんでもない主権侵害の悪法です。
2017年には「データー3法」が成立しています。サイバーセキュリティー法、データーセキュリティー法、国家情報法の3法です。
データ3法は、習政権が2014年に打ち出した「総体国家安全観(総体的な国家安全保障観)」に基づいて制定されています。
例えば、データセキュリティ法の第1条には、その目的として「データ取り扱い活動を規範化し、データセキュリティを保障し、データの開発利用を促進し、個人、組織の合法的権益を保護し、国家の主権、安全および発展の利益を擁護する」ことを掲げており、国家安全保障に言及しています。

そして、極め付きが2022年の「反スパイ法」です。これもとんでもない悪法でして、国家機密だけでなく「国家の安全と利益に関わる文書、データ、資料、物品の窃取、偵察、買収、不法提供」や、中国国家職員を唆す活動、「国家機関、秘密に関わる機関若しくは重要情報インフラ等に対するサイバー攻撃、侵入、妨害、制御、破壊等の活動」、「敵に攻撃目標を指示すること」「その他のスパイ活動を行うこと」がスパイ行為に該当する。
また、国家安全保障機関に対しては国民を動員してスパイ行為を阻止することを、また国民に対してはその支援を行うことも制度化されました。

これらの悪法のおかげで、我々の同胞が裁判所の令状もなく、具体的な法令違反の提示もなく、もちろん人権もなく公安当局に拘束されています。2023/11/27現在、以下の表のごとく、17人もの方々が不当に拘束されています。

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こんな「ならずもの国家」が近傍に存在し、そこの〝人民〟が日本国内に大量に在留し、日本国内法を無視し、チャイナの法律に従って行動する、とは冗談にもほどがあります。

ましてや「外国人の参政権」を推進しよう!なんて、それを主張される方のオツムは壊れているとしか思えません。現実に欧州では直近ではオランダで、そしてスウェーデン等で巻き返しが起きています。


このような現状を踏まえると、一刻も早期に「セキュリティークリアランス法」の制定が必要です。

「セキュリティーリアランス法」とは、、国家における情報保全措置の一環として、
② 政府が保有する安全保障上重要な情報を指定することを前提に、
②当該情報にアクセスする必要がある者(政府職員及び必要に応じ民間の者)に対して政府による調査を実施し、当該者の信頼性を確認した上でアクセス権を付与する制度であり、
③ 特別の情報管理ルールを定め、当該情報を漏洩した場合には罰則を科すことが通例であるとされる(図表1)

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『セキュリティ・クリアランス制度』 参議院常任委員会調査室編を参照ください。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/r05pdf/202322601.pdf 

もっとも、セキュリティ・クリアランス制度の創設について、衆議院内閣委員会に参考人として出席した東北大学の井原聰名誉教授は「私は原則反対である。人権に関わるわけだが、当人だけではなく、その背後につながる関係者たちにも大きな影響を与える」旨の意見を述べておられるそうです。

筆者は〝人権〟よりも、個々人の〝命〟の方が大切と考えます。


さらに詳しくチャイナの現状を知りたい方は、下記公刊レポートを参照ください。
『中国安全保障レポート2024 -中国、ロシア、米国が織りなす新たな戦略環境-』HIDS防衛研究所編
https://www.nids.mod.go.jp/publication/chinareport/index.html 



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備前・旭川の憂鬱 (最近の「国際会議・枠組み」や「二国間協議」 23-40) [日記・雑感]


最近の「国際会議・枠組み」も「二国間協議」も〝会議は踊る〟で何ら成果が無いことが多いです。身近なアジア太平洋の国際会議体だけでも下図のようにたくさんあります。以下「図」はすべて『日経プラス9サタデー』2023/11/18より転用させて頂きます。

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その他日本は加入していませんが、EUは別格としても、SCO上海協力機構: Shanghai Cooperation Organizationとかアフリカ連合:African Civil Aviation Commissionとか数多くあります。


事務方は相当苦労しているのは理解できますが、やはり〝民主的〟な国家が上手く運営できなくて、軍事クーデターを含む〝独裁的〟な国家運営に先祖返りしていることも、その一因と思います。


実はあまりメディアでは語られていませんが、汚職・賄賂文化が激しいことも〝民主的〟な国家運営できない原因になっています。日本では最近、広島の河合夫妻、柿沢さんなんかがメディアを賑わしていますが、それとは〝桁違い〟の汚職・賄賂文化が蔓延しています。ウクライナの汚職・賄賂も怪しいものです。


また「G7」のような先進国・お金持ち国家の相対的優位性が低下し、「G20」「APECアジア太平洋経済協力:Asia Pacific Economic Cooperation」や、未だ定義づけがされていませんが「Global Southグローバルサウス」に代表される振興勢力の力が増大し、アメリカを中心とした日本を含む欧米の「力」が相対的に低下していることも大きな原因と考えます。

「G7」の力を削ぐ一因は拙blog〝カナダ・シャルルボワ G7サミット〟https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2018-06-10?1700312947 をご覧ください。


そして忘れてはいけないのが、グローバル化の弊害が顕著になったことです。もちろん弊害ばかりではありませんが、国境なき経済が〝貧富の差〟を顕在化、これが「Ethnocentrism自国民優先主義」に走る要因になっています。

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今回のサンフランシスコで開催された「IPEF:Indo-Pacific Economic Framework for Prosperity」でも結局、何一つ合意も成立していないが〝「継続的対話が重要」という点で意見の一致を見た〟と定例句で「会議は失敗だった」と言わないで誤魔化しています。

米中と日中で二国間協議したとされる内容・項目をご覧ください。手順の合意はありますが、目的の合意は何一つできていません。

米中首脳会議のポイント.jpg

日中首脳会議の議題.jpg

これだけ〝何も決まらない会議〟の原因の一つに日米とも指導者の資質があると思います。相手方に見透かされています。日本の場合は〝内閣支持率〟や〝与党のスキャンダル〟、アメリカの場合は〝事務方は相当苦労している〟と述べましたが、それは国務長官のAntony Blinkenさんです。

辛辣な論調で有名なMay_Romaこと谷本真由美さんの[X:旧Twitter]をご覧ください(笑)。

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これが衰えたとは言え、現在唯一の覇権国家、アメリカ合衆国大統領81歳の「実像」です。


そして今朝の「宮崎正弘の国際情勢解題」令和五年(2023)11月21日(火曜日)弐 通巻第8015号から、以下抜粋します。

キャプションは、
『半世紀続いたペトロダラー体制に黄昏か、サウジ、チャイナと通貨スワップを締結。米国は為す術もなく』

戦後世界経済史は書き換えられることになる。米国がもっとも懼れたペトロダラー体制に明確な亀裂が入った。

11月20日、SAMAサウジアラビア中央銀行:Saudi Arabian Monetary Agencyは、チャイナの人民元と「通貨スワップ」締結を発表した。チャイナは既に30ヶ国と通貨スワップを締結しているが、中東産油国最大のサウジアラビアとは初めてである。

スワップの規模は小さく、実験段階の印象はぬぐえないが、500億人民元(1兆円)の枠内で交易決済に使用され、とりあえず三年間有効とし、三年後にお互いが有効性を認めれば、更新・枠の拡大もなされる。 

人民元のドル基軸体制への挑戦が本格化した一方でアルゼンチンのように自国通貨を米ドルに切り替える政策を発表した国もある。(以上抜粋終了)


このように日本のメディアでは報道されない事象が、日本国民が知らされない所で進展しています。世界は今後ますますEthnocentrism自国民優先主義へ傾斜していくものと思われます。



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備前・旭川の憂鬱 (岡山県総合グラウンド 通称「運動公園」の紅葉・黄葉  23-39) [日記・雑感]


今年は(も) 紅葉・黄葉が遅れていると思いますが、それでも暇人の筆者は今朝遅く、岡山県総合グラウンド、通称「運動公園」の紅葉・黄葉を愛でに行きました。

過去に数回、同じテーマで投稿していますが、毎年紅葉・黄葉が違いますので、何回でも投稿対象になります。順次ご覧ください。

先ずはアリーナ南側、低木のアメリカ楓です。これはちゃんと紅葉していました。
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その先に庭木のような紅葉を見つけました。名前が分かりません。
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旧帝国陸軍将校クラブ、岡山偕行社を背景にしたアメリカ楓です。まあまあの色付きです。この岡山偕行社は、朝ドラ『カムカムエヴリバティ』のロケにも使用されたそうです。
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プラタナスかすずかけか分かりませんが、きれいに黄葉しています。
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ケヤキは既に半分以上落葉していました。
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タイワン楓もきれいに黄葉しています。
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最後に、「運動公園」一推しのアメリカ風の並木ですが、今年は未だ色付きが遅れています。
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落葉を見ると〝天下の秋を知る〟のでしょうか(笑)。



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備前・旭川の憂鬱 ( 暖かい霜月11月 23-38) [日記・雑感]


今朝 2023/11/07のTVの天気情報によると、東京の天気は〝暴風雨のち夏日〟だったそうです。

所用でJR岡山駅辺りに出向きました。「免許証」を返納していますので、バス待ちをしていました。
〝アメリカ楓〟の並木が色付き始めていますが、例年より1週間から10日位は遅れているんでしょうか?

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帰宅後、岡山市の天気を確認しましたが、暖かい11月の日であったことは確かです。しかしながら、明日は「立冬」、明朝の気温は〝7℃〟だそうです。老体には堪えますね!?


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備前・旭川の憂鬱 ( 嫌われ者のカラス 23-37) [日記・雑感]


朝起きて、窓の外を眺めると、決まってご近所の家々の屋根に〝カラス〟殿が集団で「早朝会議」を開催しています。

明らかに〝鳴き声〟が数種類あることがわかります。かなり高度な頭脳を持っていることがうかがえます。

今朝の地方紙『山陽新聞』の4コマ漫画が秀逸です。皆さんんも同意頂ける内容と思います。先ずはご覧下さい。

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しかしながら、この優秀なカラスの頭脳を人間のために活用できないものか!?と思います。

今の季節は、日本のあちこちで〝ムクドリ〟の群衆に悩まされています。ムクドリが群れて生活することで、近隣に住む人は大量の「フン害」や「騒音被害」といった被害にあっています。

マンガ的な追っ払い対策も実施されているようですが、顕著な効果は見られません。そこで〝カラス〟を調教し、ボーダーコリーのような牧羊犬ならぬ、「ムクドリ追っ払い鳥」にできないものかと。

その他、有効活用があると思います。もちろん、カラスは「鳥獣保護管理法」の対象ですから、この辺りの改定・整備は必要です。



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