SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (【それでも僕らがトランプを支持する理由】 19-114) [日記・雑感]


毎度まいど、同じお話しで恐縮です。

兎に角〝トランプ大統領〟は、サヨク的でリベラルな方々からは嫌われていまして、格好の攻撃の対象になっています。しかしながら、トランプ大統領支持者からは絶賛されています。これを〝国の二極化・分断〟と称しています。

日常のオールドメディアからは、その実態が伝わって来ません。というより、むしろネガティブなお話しばかりです。〝報道しない自由〟を含め、これは何かが変です。どこかで〝バイアス:先入観〟や〝偏向〟がかかっているようです。


今更ではありますが、2016年〝民主的〟に行われた大統領選挙の結果を見てみましょう。図はテレ東7chより頂きました。


2016大統領選挙結果.JPG


得票数では民主党ヒラリー・クリントンが、共和党ドナルド・トランプより300万票も勝利していますが、アメリカの大統領選挙制度「選挙人」獲得では、ドナルド・トランプが圧勝し、大統領に当選したということです。


日本国内で「一票の格差」を果てしなく追及されている弁護士や市民活動家からすれば〝全くもってケシカラン〟となる訳です。アメリカでも2016年の選挙結果に異論・反論もありました。

アメリカ国民は〝大人の対応〟をしているかと思いきや、昨年の中間選挙でAOCアレクサンドリア・オカシオ゠コルテスを筆頭に当選した若者急進リベラリストが、トランプ大統領に何でもかんでも疑惑を連発し、次の大統領選挙2020で必ずトランプを落選させよう!となっています。リベラルな方々にとっては当然の活動です。


筆者は以前より、オバマ前大統領は〝口先ばかりで何も実績がない(オバマケア―の実績はあります)〟と述べて来ました。リベラル系の方々はとかく〝理念優先〟でして、実行可能、すなわちfeasibleな政策が打ち出せない、という特性をお持ちです。〝グリーン・ニューディール政策〟なんかその典型です。

feasibleでない政策のもう一つの典型が、オバマ前大統領の〝プラハ演説〟です。『核兵器なき世界』が少しでも実現したのでしょうか!?ノーベル平和賞を受賞しても、その後の世界情勢は〝真逆〟に進行中です。


「それでも僕らがトランプを支持する理由 YOUNG TRUMP SUPPORTERS」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/post-13343_1.php
という記事がNewsweek Japan 2019/11/08(金)に掲載されていました。Bill Powellビル・パウエル さん(本誌シニアライター、元東京支局長)の投稿です。

この記事は日本のオールドメディアが報じない〝生〟の事柄が記載されていまして、大変参考になります。以下この記事より抜粋します。

さらに米国ニュージャージー州在住、冷泉彰彦さんの「何とも不思議な大統領弾劾騒動」2019/11/16の興味深い記事を参照しながら、オールドメディアとは異なる〝トランプ大統領〟の再選が有るかないかを見渡して見たいと思います。

2016年の大統領選挙後言われた〝トランプ現象〟ですが、その本質の一部が理解できまして、2020年も同様の事象が再現するのではないかと思われます。既存のオールドメディアの論調と真逆ですね。


今も若いアメリカの有権者にとって、トランプ大統領支持を公言することは容易ではない。今年8月にはテキサス州エルパソとオハイオ州デイトンで銃乱射事件が相次いだ。一部で移民問題との関係が示唆され、(トランプ大統領に対する)逆風はさらに強まっている。

ポップカルチャーやマスメディアの大半が、毎日のようにトランプを嘲笑する。大学の教員はほぼ例外なく、同級生も大多数がトランプに敵意を抱いていると、トランプを支持する大学生たちは語る。アメリカの大学では左派的な考えの持ち主や反トランプ論者のほうが一般的。


これは日本も欧州も同じですね。特に〝意識の高い系〟の方々に当て嵌まります。

何か不快な言動があるたびにSNSでボイコットを呼び掛ける「キャンセル・カルチャー」や、ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)にうんざりしている

若いトランプ支持者に言わせれば、自分たちこそ、昔から若い世代が政治で担うべき役割を果たしている。反抗心を持ち、体制に従わず、エスタブリッシュメントに対抗して、自分が信じるもののために立ち上がるのだ。彼らにとってのエスタブリッシュメントは、「極左の考え」に足並みをそろえて従うことを要求する文化だと。

「何が左派の人々をあんなにかたくなにしたのだろう」と。「相手が政策課題の細かい点すべてについて賛成しないと、悪魔だの人種差別主義の外国人恐怖症だのと批判して対話の扉を閉ざしてしまう」。

筆者なりに理解している事は、エスタブリッシュメントは〝多様性〟の本質〟を理解していないと思います。日本でも同じですが〝多様性〟を誤って認識している人は、次のように考えていると思われます。

〝話し合えば、きっと判り合える、判り合おうよ〟

しかしこれは〝多様性〟を認めるのではなく、むしろ価値観を単一化し同一にしようとしていると思われまして〝多様性〟と真逆の方向へ行っているのではと思います。

本当の〝多様性〟を理解している人は、次のように考えるのではないかと思います。

〝判り合えない事もある、干渉せずにお互いに認め合って行こう〟

こんな感じで〝判り合えないものに対する不快感を、お互いに許し合おうとする姿勢が大切になるよね〟と理解しています。別の言葉でいえば〝寛容〟でしょうか。


トランプ大統領を支持する「保守派」学生団体に「ターニングポイントUSA」という組織があるのだそうです。民主党系の若者とは全く異なります。かれらの主張は、

再選のカギを握る有権者グループは、18〜29歳の若者と、中道寄りの無党派の女性および共和党支持の女性だ。

2016年の大統領選でトランプは若者票の37%を獲得したが、選挙戦は無秩序で、資金も十分ではなかった。激戦州では若い有権者にターゲットを絞った選挙戦を展開している。

ポリティカル・コレクトネスばかりが叫ばれて息苦しい(特に大学においては)この時代、「政治的に正しくない」トランプに留飲を下げ、解放感を感じる人は多い。

トランプがツイッターを多用している点についてブラウンは、「支持者と直接、コミュニケーションを取るための手段だ」と評価する。「みんなすごくいいと思っている」。トランプ大統領の魅力は何より、自分が言いたいことを言ってしまう点だ。

「トランプの正直さ、本物さ」が好きだと言う。「思ったことを言い、貫く。そこがすごくいい」


何だかオールドメディアの論調と随分異なりますね。


「ターニングポイントUSA」の会合に参加。そこでの話は、大学のキャンパスで耳にする反トランプ論ではなく、トランプは約束を守る。
「トランプのツイートや口調には違和感を覚えることもある」が、彼は自分で本気で思ったことを口にする。それこそがあるべき大統領の姿だと思う」

トランプ大統領は素晴らしい業績を残している。失業率は人種を問わず低い。アフリカ系でもヒスパニックでも誰でもだ。雇用も潤沢。何が不満なのか。

これは日本の安倍政権と同じ状況ではないかと思われます。理念もいいけど、先ずはメシにあり付けるかです。


民主党の大統領候補らを支持するなんて、「経済学の授業中に寝ていたか、単なる無知に違いない」「不法移民の医療の無償化(を支持する)だって? 揺すったら欲しいだけ資金を落としてくれる魔法の金のなる木があると信じているみたいだ。そんなのはおかしい」。

トランプは支持者を熱狂させるために人種攻撃や移民たたきを利用しているようだが、一部のトランプ派はその逆だと主張する。反トランプ派がトランプたたきのためにこの問題を利用している、というのだ。



そして今、下院で弾劾に値するか否かを議論中の〝ウクライナ疑惑〟ですが、これはむしろジョー・バイデン問題ではないかと言っています。それは、バイデン前副大統領発言2018/01にCouncil on Foreign Relations 外交問題評議会で、

ポロシェンコ前大統領に対して行ってやったんだ。私はあと6時間で帰るよ。〝それまでに検事総長をクビにしなければ君らは10億ドルを手にすることはできないよ〟とね。そうしたらあいつ(検事総長)はクビになったんだ。

と発言しています。一般に伝えられているトランプ大統領の性格を考えれば、民主党が主張しているような思惑を持ち、それを周囲に漏らした可能性はある。ただ、しばらくしてその考えを変えて〝指示はせず、行動にも移さなかったのかもしれない〟そうです。

結局のところ、現段階でトランプ大統領の弾劾が成功すると考えるのは、かなり困難だという結論に落ち着くのではとアメリカでは考えられているとか。


最後に、ビル・パウエルさんのインタービューのまとめです。

トランプ派の若者に共通することがもう一つある。トランプ再選を確信していることだ。メディアは民主党有力候補のジョー・バイデン前副大統領やエリザベス・ウォーレン上院議員がトランプと一騎打ちになった場合、いずれも勝ち目があるが、ほぼ互角といった調査結果を伝えているが、彼らの確信は揺るがない。



nice!(7)  コメント(0)