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備前・旭川の憂鬱 (秋たけなわの岡山・後楽園 19-104) [日記・雑感]


久し振りの岡山・後楽園です。令和の「即位礼正殿の儀」が挙行された10月22日(火)は無料開放されました。

前投稿でも述べましたが、今週は本当に台風・大雨の連続でした。昨年は当地・岡山も大雨の大水害に見舞われました。気候変動に人間が対峙して行くのか、それとも自然と共生して行くのか、考えどころです。


金沢・兼六園の〝こも巻き〟はテレビで必ず季節の風物詩として放映されますが、当地・岡山の岡山・後楽園も、この季節には必ず〝こも巻き〟を行います。


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入園当日、偶々〝こも巻き〟の終了した松林の傍らを歩いていますと、ボランティア・ガイドの方が外国人に、どうも〝こも巻き〟を説明していたようです。

この〝こも巻き〟は日本語での説明もかなり難しいと思いますが、当の外国人殿に上手く理解されたでしょうか。


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暫く歩きますと、西日に照らされた竹の仕切り(浅学のため正式名称を知りません)の〝列〟を見ました。竹の仕切り影が長く連なっています。

リズミカルでいいのですが〝物事〟をこの影のように説明しますと、事実を正確に伝達できず誤解を受けるかも知れません。


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最後は桜の並木です。やっと紅葉が始まったところです。今年も後2ヵ月、兎に角〝自然災害〟の無いことを望みます。


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備前・旭川の憂鬱 (近くの紅葉 19-103) [日記・雑感]


今年〝も〟気候変動が原因か否かは判りませんが、台風による大水害や、低気圧による「大雨」が今秋集中しました。同じ地域に重ねて襲来でして、神も仏も有りません。。

被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。


それでも筆者の近くでは「紅葉」を感じる季節となりました。朝の気温が8℃以下になると、紅葉は始まると言われています。しかしながら10数℃でも紅葉は始まるようです。

日本の代表的な紅葉はやはり〝カエデ〟でしょうが、同じ赤く紅葉する〝ハナミズキ〟が紅葉のピークを迎えています。葉一葉総てが均一に紅葉とは行きません。遠目には鑑賞に堪えますが、近づくと粗が見え隠れします。


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さらに近づきますと〝ハナミズキ〟の実が確認できます。


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近くの本当の〝カエデ〟は最上部のみ着色開始でして、紅葉には今暫くの時間が必要です。

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備前・旭川の憂鬱 (【チャイナの異質性】 19-102) [日記・雑感]


数日前〝岩谷 將〟北海道大学教授(オールドメディアは名前は報道されていません) が、手配のホテルでスパイ?容疑で拘束されていた事が判明しました。しかも昨年も招かれ講演をしていたそうです。

岩谷將教授は09/03北京にある中国政府系シンクタンクの中国社会科学院の招きで訪中し、9月上旬に同院が手配した北京市内のホテルで拘束されたことが09/23判ったそうです。

スパイ容疑どころか最初から拘束目的だったと考えられます。〝チャイナ共産党〟に都合の悪い研究者は、国境を越えてでも、裁判所の令状なく、容疑不明のまま「拘束」します。これは完全に独裁政権の「弾圧」でして、一般人に対してチャイナの国家権力はここまで来ています。



このような完全に人権が無視された事件に対し、普段から〝学問の自由〟や〝自主独立〟を謳う文系の先生方から、いつものような大きな批判の声が聞こえてこないのは何故でしょうか、不思議に思います。

このタイミングでチャイナ政府を批判しないなら、彼らは〝政治的〟に動いているだけで、本気で〝学問の自由〟を守る気はないと言われても反論できないでしょう。

日本では特定秘密保護法施行から約5年経ちます。特定秘密保護法に反対する学者の会の抗議声明にある「〝学問の自由〟など、基本的人権が著しく侵害される」事案は、現在まで一つも起きていません。

「学問研究の自由を守る」と言うなら、チャイナに拘束されている岩谷將教授の即時解放を、いつものように大声で要求すべきでしょう。これは日本のオールドメディアも全く同罪です。



日本人がチャイナでスパイという具体的な行為で拘束されるという【チャイナの異質性】にあらためて考えさされました。

2019/02/14に判ったこと、大手商社・伊藤忠商事の日本人の男性社員がおよそ1年間にわたって中国の国家安全当局に拘束されていました。日本の大手商社社員が長期間にわたって拘束されるのは異例です。伊藤忠商事の元(前かも)社長は、在チャイナ特命全権大使を務めた丹羽宇一郎さんですよ。

この男性社員はすでに起訴されていますが、男性社員がどのような行為で、どんな罪に問われたのか詳細はわかっていません。


日本国にも公にされている諜報機関もありますが、チャイナで拘束された日本人がこの組織の関係者か否かは判りません。それにしてもチャイナの行為は蛮族にも劣る卑劣な行為です。

2010年に制定されたチャイナの〝国防動員法〟では、海外滞在のチャイニーズは有事にはスパイどころか、戦闘員として戦う義務があるそうです。


その他、ググればいくらでも同様な日本人の拘束がヒットします。何人がチャイナに拘束されたか、計り知れません。



我が国への嫌がらせ、ほぼ常態化した尖閣諸島での領海侵入、明らかな軍事拡大・他国領土・領海収奪:一周遅れた帝国主義、共産党一党独裁強化、「一帯一路」とかで他国侵略・債務の罠、国際法・知的財産法を無視した商業活動、等々【チャイナの異質性】が目に余ります。

最も注視しなければならないことは、彼らは国際法とか国際的慣習を尊重しない事です。チャイナが独占してこれからの世界秩序を造るという傲慢な、まさに「中華思想」です。


にも関わらず安倍総理は来春、習近平を〝国賓〟で招くとか、さすがにアングリです。



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備前・旭川の憂鬱 (大きな〝ひとりごと〟 19-101) [日記・雑感]


「即位礼正殿の儀」が滞りなく行われました。名実共に「令和」の時代が始まりました。

午前中は雨が激しく、儀式が無事行われるか、どうかな!?と思っていましたが、日経によりますと〝午後0時58分、即位礼正殿の儀を前に都内の空にはうっすらと虹がかかりました。

TwitterではKAWABE Kentaro@dennotaiさんが、皇居をまたがる形で虹がかかってる。こんなことってあるですね〜と投稿されていました。

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一方、韓国の韓国の李洛淵(イナギョン)首相来日時、羽田空港は荒天で風が強く、ご覧のような状況でした。今の日本の韓国に対する〝カゼ当リ〟の強さを示したものですかね(苦笑)。

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今上天皇は1983/06から2年4ヵ月間、イギリス・オックスフォード大学マートン・コレッジに留学されています。帰国後、徳仁親王著『テムズとともに』 平成5年(1993) を上梓されています。

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目次の章立てに〝8 オックスフォードにおける研究生活〟があります。この中で「テムズ川の交通史」を研究テーマに選んだかを述べておられます。現在では広く「水」をテーマに国際的に発信されています。

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あらためて今上陛下の「即位礼正殿の儀」でのお言葉(正式名称が不明です) を見てみましょう。

さきに、日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました。ここに「即位礼正殿の儀」を行い、即位を内外に宣明いたします。
上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。
国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ、国際社会の友好と平和、人類の福祉と繁栄に寄与することを切に希望いたします。


この中で上皇陛下の「即位礼正殿の儀」のお言葉とを対比して、同じように〝平和〟が謳われているので良かった、とする論調がオールドメディアを中心に流布されていました。

勿論〝平和〟は大切です。日常生活を送るにも、企業活動を展開するにも〝平和〟が基盤であることは云うまでもありません。

しかしながら「平成」の時代は以前投稿 https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2019-04-01 しましたように、日本国に限定すれば〝平和〟でありましたが、日本の国力は大幅に低下しました。所得だけの比較ですが、昭和と較べますと、20%も低下しています。

「令和」の時代は今上陛下のお言葉の最後の部分に注目したいと思います。何と言っても「国民の叡智とたゆみない努力によって、我が国が一層の発展を遂げ」なければなりません。

幸いにも今上陛下御夫妻は〝国際派〟でいらっしゃいます。やはり国内だけに留まるのではなく、令和の時代は広く世界に日本を発信し続けることが必要です。

ノーベル生理学・医学賞に輝いた大村智さんも「即位礼正殿の儀」に出席されたようでして、国民みんなで頑張ろう!と仰っていました。令和の「即位礼正殿の儀」では190以上の国・地域からの来賓がありました。

この様に「日本国」の存在意義が、21世紀も令和の時代も、変わらず継続して行けばいいなあ、と思いました。



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備前・旭川の憂鬱 (「一票の格差」高裁判決 19-100) [日記・雑感]


今年2019/07に行われた参院選挙、〝1票の格差〟が〝最大で3倍あった、投票価値の平等に反する〟として四国の3選挙区の有権者(といっても弁護士たち)が7月の参院選挙無効を求めて訴訟で、高松高等裁判所は、憲法が求める投票価値の平等に反した「違憲状態」だったとする判決を言い渡しました。

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この判決に違和感を禁じ得ません(以前より)。数値のみの人口割りで〝1票の格差〟を決めていいのでしょうか?

四国は2016年は徳島と高知を合区としてまで〝1票の格差〟の平準化を優先しました。

確かに民主主義の最も重要な「民意」を直接反映される手段が「選挙」です。若干ポピュリズムの面も否定できませんが。この選挙が不公平であれば民主主義の基盤が毀損されたことになります。ここまでは〝理解〟しているつもりです。


三権分立の精神より、司法の判断を行政はすべからく従わなければならないのでしょうか?〝1票の格差〟は立法の課題であり、国権の最高機関と位置付けられている国会の問題です。

裁判も刑事・民事の辺りは現行裁判制度は機能していると考えます。しかしながら行政訴訟は全く頂けません。国民生活を混乱させています。

例えば〝諫早湾締切堤防 水門の開閉〟や〝原発稼働差し止め〟では、同じ裁判所が真逆の判断を示しました。筆者は勿論法律の専門知識は持ち合わせていません。


こんな判決が続けば、地方は益々衰退して行きます。首都圏や大都市圏は議員の数が増え続け、政策がますます都会よりとなり、地方への政策が希薄になって行きます。

四国の弁護士はなにを考えているのでしょうか?四国や過疎地を潰すために頑張っているとしか思えません。優等生的に数学を解くような投票価値の平等を求めると、地方の議員は益々減少します。こんな単純なことも理解しない弁護士はなにを求めているのでしょうか?


〝1票の格差〟を声高に謳う弁護士たちは、別の目的がありそうです。昭和の時代ですと都市部は革新が強い、農村部は保守が強い、といった過去の亡霊を背中に担ぎ、〝1票の格差〟を梃子に都市部で革新系議員を増やし、保守政権を打倒しようとしているのではとまで勘繰ってしまいます。

ところが21世紀に入り、保守・革新の支持層が大きく変化しています。ご案内の通り若年層は保守を支持、高齢者は革新を支持、といった構造変化です。

ですから〝1票の格差〟に拘ると、都市部に若年層が多いので、逆に都市部で保守議員が増加するかも知れません。あの沖縄ですら、下図からもお判りの通り若年層は保守を支持してます。

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確かに選挙は選挙で〝1票の格差〟を0ゼロとすべきであって、地方の過疎対策は行政で行うべき、という主張は一理あります。しかしその行政を拘束する国会が都市部の議員だらけになると、当然地方は切り捨てられて行くでしょう。

〝1票の格差〟を解消することは一見正論に見えますが、この正論である「正義」が「地方」を崩壊させます。



ではどうするか!?アメリカの上院のように、日本の参議院も各都道府県で2名とし、3年毎に改選とすればいいのではないでしょうか。

アメリカの上院は、議員がより広い選挙区(州全体)を代表し、人口の多少にかかわらず各州が平等の代表権を持つように構想されました。従って、上院では、小さな州が大きな州と同じ影響力(2議席)を持ちます。

任期は6年ですが、2年ごとに全体の3分の1が改選されるため、任期満了時期が少しずつずれます。上院議員は州の選挙民の相対多数により選ばれます。

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そうすれば比例復活と言ったふざけた議員の「失業対策」も不要となります。さらに能力のない議員も減少します。

47都道府県ですから、参議員は94人となります。まあどうしても良識の府ということで、少数意見の汲み上げで全国区の比例代表を設けるのであれば、せいぜい10人ぐらいで良いのではないでしょうか!?そうすれば参議院は合計:104人、現状:248人(選挙区:148人、比例代表100人)から無能な議員がいくらかは減少するでしょう。

この制度にすれば人口が大きく変わっても地方自治体の統合や区割り変更があった時だけ議員の定数を自動的変更すればよく、くだらない<違憲状態>といった文学作品を見なくて済みますね。どうしても議員になりたい人は田舎の選挙区へ行けば当選の可能性もありますよ。

ついでに衆議院も「小選挙区比例代表並立制」を廃止すれば、無能な議員を176人減らせます。

しかしこの考え方は「無意味」です。なぜならば憲法や法律を変えることのできる人は「議員」に他なりません。職業政治家である議員は、自分自身の地位が毀損すことを実行するはずがありませんから...



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備前・旭川の憂鬱 (「巨石建造物」は天体の動きを予測するため? 19-99) [日記・雑感]


筆者は長距離の転勤を、数回経験しています。幸か不幸か〝海外駐在〟の経験はありません。転勤してみると、不思議なことに転勤ごとに「書物」が減少します。しかしまた転勤先で「書物」が増殖します。

現在は「終の棲家」に落ち着ていますので、延々と同行して来た「書物」を読み返しています。

その中で下記表題の洒脱な本を読んでいます。著作権順守ゆえルールに基づきご紹介します。

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その中の「立石(スタンディング・ストーン)」です。まあ一般的には「ストーンヘンジ:Stonehenge」をを想起させます。

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この10行目と11行目です。〝スコットランドでは、夏至であれ冬至であれ(付け加えれば、一年中)〟太陽の姿をろくに拝むことなどできないのだから、そのような解釈には無理があるだろう。〟です。

巨石建造物」は天体の動きを予測するため?ではなく、〝オークニー諸島では、これらの巨石は巨人が姿を変えたものだ〟と伝えられているそうだが、こちらの方がよほど信憑性がある。〟と主張されています。


そこで偶々訪れたことのあるイングランドの方の「ストーンヘンジ:Stonehenge」のphotoを見返してみました。2008年当時はポンドが高くて200円位と記憶していますので、入場料は£6.5-で1,300円でした。

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それは兎も角、当時のphotoを眺めてみましょう。先ず平面のベタなphotoです。

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次は少し近付いたphotoです。

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最後に見る方向を変えた平面のphotoです。

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イングランドの方の「ストーンヘンジ:Stonehenge」は、スコットランドの「立石(スタンディング・ストーン)」とは少々異なり、やはり天体観測といいますか、太陽の動きと農作業の関係を見る現在の天文台ではないかと思います。


この本の中では最後の方で〝鋭い指摘〟があります。ご案内のようにスコットランドは、1707年イングランドに併合されました。

スコットランドは〝つまらない言い争いと激しい内輪もめが延々と続いていた。その国の人々は私利私欲を優先し、(優秀な)指導者は生まれて来なかった。その国は国であることを諦めた。〟と。

スコットランドは未だにイングランドからの「独立」を志向していますね。我が日本国も近隣の国々から蹂躙される、そうならない事を願います。





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備前・旭川の憂鬱 (備中(びっちゅう)国分寺跡 19-98) [日記・雑感]


かつて古代吉備国の中心地であったと伝えられるのが、岡山市北西部および総社市・倉敷市にまたがる、旧山陽道沿いの吉備路エリアです。

歴史ファンを魅了する史跡が集積する地域です。今は「吉備路風土記の丘県立自然公園」として、一帯が整備されています。格好のサイクリング・ロードです。考古的・歴史的観光スポットは link を参照ください。
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/sizen/sizenkouen.etc/park/fudoki.html

この「吉備路」と呼ばれている地域には、先ほど世界遺産に認定された「百舌鳥・古市古墳群」に引けを取らない「古墳群」が存在します。大型の古墳は地上からのphotoで〝これがなになに古墳です〟と言っても、全体像が写せないのでこんもりとした丘が認識できるだけです。海外を含む観光客に対して、一工夫が不可欠です。

当地の巨大古墳は、造山(つくりやま)古墳 [全国4位]、作山(こちらも、つくりやま)古墳 [全国9位]、こうもり塚古墳(全長100mの巨大な横穴式石室をもつ前方後円墳で、奈良県の石舞台古墳の石室に匹敵する大きさです)等、多くの古墳群が存在します。豊臣秀吉の水攻めで名高い備中高松城跡も近傍にあります。


余りにも天気がいいので「備中(びっちゅう)国分寺跡」に出向きました。

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ご覧の通り本当に〝静寂〟〝平和〟でして、最後のphotoでお判りのように〝実りの秋〟です。本年のノーベル化学賞を受賞された「吉野 彰」さんの座右の銘は〝実るほど頭を垂れる稲穂かな〟です。本当に良い言葉ですね。外国語でもnoblesse oblige があります。

それに引き換え現世は余りにも混沌としていています。国連の制裁決議を蔑ろにした北の短距離ミサイル容認、IS掃討に〝命〟を沢山かけた「クルド人」を見捨てたトランプ大統領。〝狡兎(こうと)死して良狗(りょうく)煮らる〟そのものです。

クルド人は拙blog https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2017-10-01 をご笑覧下さい。

吉備路の平和な静寂さとは裏腹に、暗澹たる気持ちになります。



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備前・旭川の憂鬱 (何時ものウォーキング 19-97) [日記・雑感]


weathernews によりますと、大型で猛烈な台風19号は小笠原近海を北北西に進んでいます。12日(土)から13日(日)早朝に東海から関東に接近、上陸するおそれがあるようです。千葉県の方々は落ち着かないお気持ちでしょう。進路が〝東側〟へ外れることを切に希望します。

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本日、当地・岡山は快晴でした。いつもの旭川(あさひがわ)左岸の堤防道路をウォーキングです。岡山城が午後の陽射しを浴びてコンディジでもこのくらいに写すことができました。

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最近、水鳥たちの飛来が減少したと感じていたのですが、本日は「アオサギ」があちらこちらに飛来していました。でも「アオサギ」の鳴き声は頂けません。〝ギャーギャー〟とか〝ガーガー〟と聞こえます。興ざめです。

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テレビでも言っていましたが、今年の「曼殊沙華・ヒガンバナ」は例年より2週間ほど開花が遅れているそうです。ここ堤防の「ヒガンバナ」は群生ではありませんが、今年は開花を確認していません。ところが一本だけ確認できました。

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何となくホットした気持ちになりました。



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備前・旭川の憂鬱 (もう1つの「不都合な真実」 19-96) [日記・雑感]


「不都合な真実」、この耳障りなフレーズを当blogで何回使用したことか。

筆者は一貫して、当blogでいわゆる〝マスコミ批判〟をして来ました。オールド・メディアがいくら虚勢を張っても、今や良くも悪くも internet、SNSの世の中です。彼らにとって都合の良いことを〝報道の自由〟を「矛」に、都合の悪いことを〝報道しない自由〟を「盾」にしていると、主張して来ました。


報道機関、特に〝テレビ局〟に内在する怖さ、恐ろしさ、を具体例で考えて見ます。


ロシアは2014/02/20、ウクライナに対して周到に計画された武力侵略を開始し、軍隊の軍事作戦によりウクライナ領の一部であるクリミア半島を奪取しました。国連難民高等弁務官事務所による推計では、この軍事作戦で死者は13,000人以上であった、そうです。

「在日ウクライーナ大使館」のHPにも、

〝クリミアで起きたこと。突然携帯が繋がらなくなった。そのあとSNSで偽情報がどんどん流れた。GPSが狂い始めた。ラジオをつけたらフェイクニュースが流れている。軍が右往左往している内に知らない集団が来た。後で見たらロシア軍だった。ウクライナが飛ばしたドローンは落ち、レーダーは真っ白に〟

〝ロシア軍の動きを検証したところ、次の段取りだったことが判明しました。衛星通信やレーダーを遮断したり、重要インフラにサイバー攻撃を仕掛けたりして社会を攪乱。こうしてウクライナ側の“目”をふさいだうえで、軍事攻撃を仕掛けた〟

とあります。


そして、トルコ 2016/07/15-16、クーデター未遂事件です。トルコで同国軍の一部が画策し失敗に終わった政変です。民間人を含め、死者は290人、負傷者は1,400人に及んだそうです。

祖国平和協議会を名乗る反乱勢力がテレビや電子メールを通じ、権力を掌握したと発表。自らをトルコ正規軍より上に立つ存在であると主張した。〟

〝AFP 2016/07/18日、武装した兵士らの集団がイスタンブール(Istanbul)にあるトルコ最大のメディアグループの一つ、ドアン・メディア・グループ(Dogan Media Group)の施設を襲撃した。同社はCNNトルコ(CNN-Turkey)や日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)、同紙の姉妹紙で英字紙のヒュリエト・ディリー・ニューズ(Hurriyet Daily News)などを所有する。CNNトルコは一時、放送を中断させられた。〟

とあります。


最近の軍事的な「不都合な真実」では、戦争の仕方が変わったといっても、やはり「ラジオ局・テレビ局」が優先的に攻撃され、占拠されています。このように新聞と違って「ラジオ局・テレビ局」は媒体の特性・機能として、戦争の最前線に立たされる、すなわち「矛」の機能を持たされるのです。

この事実は「ラジオ局・テレビ局」は「安全保障・国防」上極めて重要であることを示唆していまして、安全保障に関わる国家運営の第一義に掲げてもおかしくないと考えます。


では我が国の「ラジオ局・テレビ局」はどうなっているのでしょうか!?渋谷電視台(別名NHK)を含め仮想敵国とおぼしき外国の放送局や通信社が我が国の「ラジオ局・テレビ局」と【同居】しているではありませんか。この状況では〝放送法〟もへったくれもありません。

ウクライナやトルコと違って戦う前から「占拠」されているようなものです。渋谷電視台(別名NHK)に至っては、我々の受信料で外国勢力、敵に塩を送っている事になります。新聞社も含め列挙します。

 韓国放送公社 東京都渋谷区神南2-2-1東館710-C
 NHK放送センター 東京都渋谷区神南2-2-1

 韓国文化放送 東京都港区台場2-4-8 18F
 フジテレビジョン 東京都港区台場2-4-8

 韓国聯合 東京都港区赤坂5-3-6
 TBSテレビ 東京都港区赤坂 5-3-6

 大韓毎日 東京都港区港南2-3-13 4F
 東京新聞 東京都港区港南2-3-13

 朝鮮日報 東京都千代田区一ツ橋1-1 4F
 毎日新聞東京本社 東京都千代田区一ツ橋 1-1-1

 韓国日報 東京都千代田区大手町1-7-1 8F
 読売新聞東京本社 東京都千代田区大手町1-7-1

 東亜日報 東京都中央区築地5-3-2
 朝日新聞東京本社 東京都中央区築地5-3-2
 チャイナ共産党のプロパガンダ機関:新華社の日本支局は朝日新聞本社の中



チャイナは2010/07/01から施行した法律に「国防動員法」があります。チャイナ国内で戦争や武力衝突が発生した際に、金融機関や立海空の交通輸送手段、港湾施設、報道やインターネット、医療機関、郵便、建設、貿易、食糧などの民間資源をすべて政府の管理下に置くことができる、というものです。

ここまでは過去にも世界の各国でありました。しかしこの「国防動員法」は〝原則として国外にいるチャイニーズにも適用される法律〟です。

そうなると、現在日本にいる大量のチャイニーズは、有事の際にチャイナ軍に動員され、日本にいながらにして破壊活動や軍事活動を開始する要員となる可能性があります。その萌芽が2008年長野市で見られました。

北京オリンピックの聖火リレーが行われたときチャイナ大使館が留学生などに大量動員をかけ4,000人が組織的に長野に送り込みました。「国防動員法」の実験だったといわれています。


有事には日本の「ラジオ局・テレビ局」は瞬時に労せずして敵国のプロパガンダ局と化します。

アメリカ2018/08/13、トランプ大統領が署名した「国防権限法2019」があります。米国議会の〝超党派によるコンセンサス〟で、現在のワシントンの深刻な対チャイナ警戒感の高まりを反映したものです。議会の原案に対してトランプ政権はむしろ緩和のための調整を行ったとか。


日本も「放送法」を廃止し、全く新しい視点の「国防権限法2020(仮称)」を作って頂きたいものです。



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備前・旭川の憂鬱 (環境活動家・スウェーデン高校生Greta Thunbergグレタ・トゥーンベリーさん(16) 19-95) [日記・雑感]


筆者は彼女のUNでの講演を聞いて、先ず思ったことを09/24にtweetしました。

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グレタ・トゥーンベリさんのスピーチ全文はhuffingtonpost.jpの https://www.huffingtonpost.jp/entry/greta-thunberg-un-speech_jp_5d8959e6e4b0938b5932fcb6 を参照ください。

前々から気になっていたのですが、日本では「地球温暖化」と称されますが。英語では「climate change」でして、「global warming」もありますが、「気候変動」です。


グレタ・トゥーンベリーさんへのTwitter上で散見された、かなり厳しいご意見のごく一部をご紹介します。

〝英国労働党コービン党首の兄であるPiers Corbyn氏は、#スウェーデン の活動家グレタさんを "洗脳された無知な子供" と評した。「私は科学者だが彼女の言うことは間違い。彼女は、彼女を利用する大人に虐待されている」〟

グレタ・トゥーンベリーさんは、
・環境活動家
・自称アスペルガー症候群
・空気中のCO2を裸眼で見ることができる(母談)
・母国スウェーデンは電力消費量が日本の2倍
・プラスチックまみれの優雅な生活

と言ったかなり否定的な投稿でした。筆者も環境をもっと広く勉強しては如何!と主張しましたので、そのいくつかまとめてみます。


「Climate change is changing the flavor of French wine:気候変動がフランスワインの風味を変えています」https://www.nationalgeographic.com/science/2019/09/wine-harvest-dates-earlier-climate-change/?cmpid=org=ngp::mc=social::src=twitter::cmp=editorial::add=tw20191001science-wineclimaterecords::rid=&sf220482364=1

1540年の夏は、フランスのブルゴーニュのブドウ畑に覆われた丘で暑く燃えていました。当時の書面によると、「ほとんど耐えられないほど」暑かったです。

実際、その年はヨーロッパ中が暑かった。 アルプスでは、氷河が溶け、端が急な谷を越えて後退しました。 フランスからポーランドに火が燃えました。 そして、フランス中部のワインの国では、ブドウの木でブドウの実はレーズン状に枯れたため、それらから作られたワインはシロップ状で、アルコール度が高くありませんでした。

通常、ワインメーカーは9月末か10月初旬にブドウを収穫しました。 しかし、その年、彼らはいつもよりも数週間早くブドウの熟し過ぎを避けるために、走り回らなければなりませんでした。

現在、ブルゴーニュのボーヌの町からのほぼ700年にわたる収穫日の記録は、気候変動のおかげで、1540年のような早期の収穫日が現在、このコースに適していることを示しています。

科学者と歴史家は、1354年に遡るブドウの収穫の記録をまとめました。彼らは、気温が非常に暖まり、特に過去30年で、現在、歴史的な基準のほぼ2週間前にブドウが収穫されていることを発見しました。

「温度の上昇に対するブドウの反応をはっきりと見ることができます」とライプツィヒ大学の歴史家トーマス・ラブベは言います。

と続きます。


宮原ひろ子さん(東京大学宇宙線研究所)の「太陽活動と宇宙線、そして気候変動 Dec. 2009」PDF http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/1ry/Kagaku200912.pdf より抜粋します。

西暦1645年から実に70年間に渡って[黒点]がぱったりと姿を消してしまったのである.この70年にわたる[黒点] の消失は「マウンダー極小期」と呼ばれている。

太陽活動が弱くなるとそのバリア機能は低下し、地球に飛来する[宇宙線]が増える。

過去1万年間の太陽活動の変動を調べたところ、「マウンダー極小期」と同じように[炭素 14]が増加していた時期、つまり太陽活動が低下 し[黒点]が消えていた時代が過去に何度もあったことがわかった。

また、そういった[黒点]の消失が おおよそ100-300年に一度発生していることも明らかになった。

[黒点]が消えた「マウンダー極小期」では、太陽の基本周期ともいえる11年周期のリズムが崩れていたことになる。

10-12世紀頃は太陽活 動が非常に活発であった時期として知られているが、その頃は「中世の温暖期」と呼ばれる。

しかし、太陽活動と気候の 変動に見られる共通性が偶然によるものなのか必然なのかはよくわかっていない。


そして、少々センセーショナルな予測が〝地球は2030年代に 「小氷期」(ミニ氷河期:Little Ice Age)」に入る可能性がある〟というものです。

〝この予測は、英国のノーザンブリア大学が開発した、太陽の活動周期の新しい数学モデルが示したものだ。この計算によると、2030年代には太陽活動が60パーセント低下し、地球の温度が急激に低下するという。〟

〝小氷期とは14世紀ころから19世紀半ばにかけて続いた寒冷な期間のことだ。火山噴火などの影響もあると考えられているが、最も厳しい寒さが続いた期間は、太陽の[黒点]の数が著しく減少した、1645-1715年の「マウンダー極小期」と一致している。〟

Sunspot_Numbers 600.png


グラフは、太陽[黒点]数の400年間の歴史を示しています。このグラフではごく最近の予測では、

〝2030年から2040年にかけての周期に入ると、太陽内部にある異なる層を伝わる2つの波の同期が完全にずれ、太陽活動が「大幅に低下」するという。〟


さらに、日本地質学会HP http://www.geosociety.jp/faq/content0268.html では以下のように述べています。

〝[黒点]数の変化に表れた太陽活動の強弱が100年後の気温の変化に反映していると考えられる。<図省略> これは将来の気温の変化傾向を示す可能性がある。地球の気温の機器観測データが揃っているのは最近100年ほどに過ぎないことも注意すべきである。〟


先日の報道では〝1901-2010年の約100年の間に19cm海面が上昇しました。このままでは、21世紀中に最大82cm上昇すると予測されています。〟と。1年に1㎝ですよ。人類はそれをただボーと看過するのでしょうか!?当然、土木的対策を採ります。


という訳でして、アル・ゴア元副大統領の唱えた「不都合な真実:An Inconvenient Truth」こそが、「不都合な真実」ではないかと思います。



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