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備前・旭川の憂鬱 (21世紀・令和の代の〝根性論〟 21-12) [日記・雑感]


以前、当blog 「嫌われるジジイの説教」 https://ironbridge-uk.blog.ss-blog.jp/2015-10-27 でホンダのディーラーに掲げてあった檄文を投稿しました。

これと同じ流れですが、ホンダの季刊広報誌「Honda Magazine 2021 Spring」の巻頭に創業者 本田総一郎氏の言葉が掲載されていました。

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何れも、「根性論」と思われます。21世紀は昭和のスポコンとは異なる〝クールな言動〟が好まれるように思います。技術系の元ネトウヨ労働者である筆者も、パワハラは全くダメだと思いますが、人間の根底にある「根性」はもう少し強調されても良いのではないかと考えます。


昭和の日本国を牽引した企業の一つである三菱重工業の MRJ:三菱リージョナルジェットは結局頓挫してしまいました。頓挫の理由に〝アメリカが日本国に航空機産業が育つことを阻止したいので安全規格を変更した〟といった陰謀論もありました。

しかしながら、ホンダはご承知の通り〝Honda Jet (ホンダジェット)〟の開発に成功し、現在は小型機のトップのシェアーを維持しています。

開発の目的や、機体の大きさは両社で全く違いますので、一概に比較はできませんが、何かが違う、と考えます。


時を同じくしてTwitter上に、二重作拓哉(ふたえさくたくや) Dr.F/Takki@takuyafutaesaku さんが「根性」と「技術」に関して面白いスレッドを上げておられました。ご紹介します。

〝「根性」と「技術」が戦ったら、どちらが勝つだろうか?理想論はともかく「圧倒的技術の前には根性だけでは勝てない」というのが現実だ。勝てるだけの技術があっての根性だから。〟

〝その上で、これだけは言えるだろう。「圧倒的技術を身に着けるには相当の根性が必要である」と。〟


本田総一郎さんと同じ事を発言されているように思えます。現在の日本国は戦後の20世紀のようには〝輝いていない〟といわれています。本当でしょうか!?

高性能な半導体をつくる材料のほとんどを供給しているのが日本企業です。半導体生産設備技術・半導体生産に必要な高精度化学品、電子部品、さらにあの「味の素」が分子レベルの半導体内の絶縁被膜、世界のシェアーの大半を占めているらしい。

スーパーコンピューター「富嶽」・量子コンピュータ―、生命科学/バイオテクノロジー、高強度高機能金属材料、等々。日本国には、知られていない高度な技術がまだまだ沢山ありそうです。

もっとも、新型コロナウイルスのワクチンの開発では日本国は大きく出遅れましたし、未だにできない理由を上げて自慢していますがね。

そして、今やチャイナに大幅に遅れをとっているといわれる基礎研究、論文数では負けている事が明らかになっています。これも数ではなく内容的に本当でしょうか!?


新型コロナウイルス禍の今、New Normal時代を生きて行く我々日本国民は、失敗を恐れず、そして昭和の自民党的体質から脱皮し、勿論野党やリベラル・メディアからは学ぶものは皆無ですが、若者が主体的に自由に活躍できるプラットフォームを作って行かねばならないと考えます。



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