SSブログ

備前・旭川の憂鬱 (最近の新型コロナウイルス報道に思う(つづき) 20-27) [日記・雑感]


余りにもモーニングショーや昼間のワイドショーがいい加減過ぎて、頭が痛くなる前にお腹が痛くなります(これは嘘です)。似非医師やコメンテーターと称する扇動者が、適当なことを適当に発言しています。

そこで現役時代の悪い習性を使って「生のデーター」から自分自身が納得できるか否か検証してみました。それは新型コロナウイルスに関する夫々の国の人口と死者数の関係です。

感染者数は今求めている対象では有りません。なぜならば感染したか否かを検査するにはPCR検査をする必要がありますが、検査をして陰性となったから安心したといっても、その数時間後には感染して陽性となる可能性もあります。PCR検査の精度云々もありますが、それはどんな検査も同じでして今議論する必要はありません。

このPCR検査が重篤化や死者数を直接減少させる手段になるとは思えません。日本国では平成時代、世界で発生した2002年のSARS、2009年新型インフル、2012年のMERS、とはほぼ無縁に来ましたので、感染症に対する準備が全くできていませんでした。

このような現実があったにも関わらず「危機管理」を発言すると、即刻メディアや意識の高い学者から攻撃されます。ですから「緊急事態」を想定した準備はしようにもできません。

まあ取り合えず「生のデーター」を見てみましょう。筆者のような素人は「生のデーター」と言っても、それは可能な限りメディア等によって加工されていないデーターを示します。

比較表2020 - 700.png


明日以降の死亡者がどのように遷移するかの補償は有りませんが、日本は大変上手に制御されていると思いませんか!?直ぐに〝ドイツを見よ!〟と叫ぶ方がいらっしゃいますが、ドイツを見習うと、日本の死亡者は増加しますよ!

もしも見習うのでしたら、それは〝台湾〟です。WHOにも参加させてもらえない「国」が最もパフォーマンスが良いですよ。それも大陸との人的交流も日本の比ではないはずです。もしも日本が見習うとすれば、それはやはり「台湾」です。

次に韓国が上手くやっていると思います。当初はイカガワシイ新興宗教のせいで、いわゆるクラスターが発生し大変な事態となりました。その後は前述のMERSの経験から、皮肉にも朴槿恵政権時に整備したPCR検査機器等が有効に機能し、今回の新型コロナウイルスに寄与したようです。

1月中旬だったと思いますが、武漢で新型コロナウイルスが顕在化した時、アメリカには日本には無い「疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)」があり、これが機能するのでアメリカには新型コロナウイルスの流行は食い止めるだろう、といったご意見がモーニングショーや昼間のワイドショーでありましたよね!!


では2020/04/23現在、日本の新型コロナウイルスの状況はどうなっているのでしょうか。これを説明できる「画」を原英史さんの「情報検証研究所β版」のブログより転載させて頂きます。

その一つが「一日当たりです新規PCR陽性確認者」です。04/08自粛開始以来増加を続けましたが、ここ数日若干減少傾向にあります。日本では今にもパンデミックが..とは異なるのではと思います。

新規PCR陽性者 - 512.jpg


さらにもう一つ「倍加時間推移」です。倍加時間とは感染者数が2倍になるのに要する時間のことです。この時間が長いほど流行は低調、短いと流行しパンデミックに向かっていると判定できます。

倍加時間推移 - 512.jpg


これらのデーターを見ると、モーニングショーや昼間のワイドショーで大騒ぎをしていることと全く異なることが判りますよね。

ですから騙されたと思って権力者側から要請のあった「stay home」に徹することのみが、暗いトンネルから早期に解放される唯一の手段だと理解できると思います。前述の通り、今回の新型コロナウイルスに対抗できる、ワクチンも感染後の特効薬もないのですから...



nice!(11)  コメント(5)