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備前・旭川の憂鬱 (【検 疫】 20-22) [日記・雑感]


〝新型コロナウイルス〟のパンデミックで世界中が引っ繰り返っています。都市の〝ロックダウン:都市封鎖〟が各国で行われています。疫病からの〝隔離政策〟です。

自由と民主主義・人権尊重からは忌み嫌われる政策です。チャイナはともかく、欧米でも今は積極的に行われています。日本国を除き、まさに世界中がパニックに陥っています。尤も日本国でもメディアはパニックに陥っています。


今朝04/07のBBCが面白い。ボリス・ジョンソン首相がICUに移送されたと報道した直後〝新型コロナウイルスは人の好き嫌いはありません。誰にでも取り憑きます〟とイギリス人らしい悪いジョークを飛ばしていました。


【検疫】広辞苑 第四版では〝伝染病を予防するため、その有無につき診断・検索し、伝染病の場合には消毒・隔離などを行い、個人の自由を制限する行政処分〟とあります。

【検疫】は英語では【quarantine】です。空港で海外から帰国すると必ず通ります。筆者の場合は原則freeでしたが、時々「申告する物はありませんか?」とお声がけを頂きました。

しかし今から思いますと一回だけ違法行為?をしています。それはロンドン・ヒースローからの帰国時の事です。ヒースローで小銭の処理に、あろうことか妻への土産のつもりで〝ポプリ〟を一袋購入、ハンドバッゲージで【検疫】をfreeで通過しました。後で気が付いたのですが、1990年当時〝ポプリ〟は申告が必要でした。


【quarantine】の語源は、イタリアのヴェネチア地方の方言である「Quaranten」だそうです。

イタリア語の意味は「40日間」です。1347年に世界中でペスト:黒死病が流行した際、この感染症は東洋の国々から来た船が広めているとして、当時のヴェネチア共和国政府は、船内に感染者がいないことを確認するため、ペストの潜伏期間である〝40日間〟疑わしい船をヴェネチア近くの港外に、強制的に停泊させる法律を作りました。これが【検疫】の起源のようです。


成田空港をビジネスで使用された方はご存知と思いますが、海外からの帰国時ペット同伴の場合、ペット殿は空港で〝14日間〟預かりです。これも正当な【検疫】です。

今回の新型コロナウイルス感染者の〝14日間〟隔離は、人類の経験から学んだ知恵ですので〝14日間〟の妥当性を議論しても無意味です。


【検疫】といえば、筆者はどうしてもニューヨーク エリスアイランド 「エリス島」を思い出します。ニューヨークへは何度も出張で行ったのですが、都合がつかず行きそびれてしまいました。猿谷要著「ニューヨーク」文春文庫でも〝移民の大波を受けて〟の章立てがあります。

ニューヨーク エリスアイランド (エリス島)、アメリカ史上、非常に重要な地であり、アメリカ国内外から絶えず大勢の人々が訪れるそうです。
 エリス島は「移民の島」として知られ、現在のアメリカの40%にあたる人の祖先がここから入国したと言われています。1892年に設けられたエリス島の移民局では1934年にかけてその数がピークに達し、1954年までの約60年間に1,700万人もの移民が上陸したそうです。

 移民を乗せた船がエリス島に到着すると、検査官が船に乗り込み、ファーストクラスの乗客のみが無審査で入国を許可された一方、一般の乗客は(病気の人を除く)エリス島に連行された。毎日多数の移民が次々と到着するため、島は大変な混雑となり、審査を待つ人々による長蛇の列が続いたということだそうです。

 まず移民たちは、医師によるメディカルチェックを受けた。健康上の問題を指摘された場合にはここで入院し、手術を受けることもあった。それでも労働に耐えられないと判断された場合には母国に送り返されたため、家族が生き別れることも少なくなかったとか。


【検疫】や【緊急事態宣言】は個人の自由を制限する行政処分でして、非情な措置です。でもコミュニティーや国民全体の安全保障・生存を考慮すれば、自由と民主主義・人権尊重からは忌み嫌われる政策でも甘受せざるを得ません。


《蛇 足》
チャイナの〝新型コロナウイルス〟による死者数が〝おかしいと仏メディア〟が検証。2月の火葬場が19時間/日でフル稼働、一か所には30炉あり、武漢市全体では火葬場が8ヵ所あるそうです。

ここから筆者の試算です。

火葬理由が全員ウイルス起因ではないとしても、チャイナ公表の死者数3,311人は明らかに疑義あります。一日19時間稼働、一炉で5名を火葬する事が出来るとします。4時間にお一方程度と仮定です。

5人/炉 x 30炉 x 8ヵ所 x 29日/2月=「34,800人」となります。

ウイルス起因が四分の一としても、「8,700人」となります。チャイナの公表は全く信用できません。



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